米在住日本人に聞いた!医療費が超高くても日本に帰らない(帰れない)理由

ロサンゼルスの滞在先での夜、ロス在住の方を交えてバーベキューをしました。

全員がアメリカ在住歴10〜20年を超えている方達で、ここまで長期で在住(移住)してる方とお話する機会がこれまでありませんでした。

そしたら、出るわ出るわアメリカで生活することの文句と不満。

アメリカに在住していて最も大きい不満はこちらです。

医療費がめちゃくちゃに高い

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アメリカは日本のように国民健康保険制度が全く発達していません。

救急車に運ばれるだけで数万円、虫歯1つ治すのに10万円〜かかってくる世界です。

盲腸なんてなろうものなら何百万円飛んでいきます。

日本では考えられませんが、出産も家で産むケースも多く、病院で産んでも日帰り退院が当たり前だそうです。

これ、なんでこんなにアメリカの医療費が高いのかというと、「医者になるのが億」の世界だからです。

また、医者が訴訟を起こされないためのE&O保険(エラーズ&オミッション)もめちゃくちゃ高いことが原因としてあります。さすが訴訟大国アメリカ。

急病にかかったり、交通事故に遭おうものなら、一瞬で何百〜何千万の請求がやってくる世界です。日本じゃ考えられない。

そんなに医療費がクソ高いのに、日本に帰らない(帰れない)2つの理由

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ここまで聞くとアメリカに住む気になれない気もしますが…、そんなアメリカ在住歴の長い日本人が、それでも日本に帰らない理由が大きく2つありました。

1.アメリカには日本にはない「自由さ」がある

やはりアメリカにはあります、なんとも言えない「自由さ」が…。

日本とは違い、周りの目を気にせずチャレンジできる気風に満ち溢れてますし、小さいことは誰も気にしません。

会社勤めがどうとか、フリーランスがとか、満員電車がどうとか。
また労働環境も、タスクさえ完了すれば出社時間や労働スタイルを自分で決められることも多いです。

日本のように残業も多くなく、ストレスなく働けます。

生活費や医療費はめちゃくちゃ高いけど、それをひっくり返すほどの「自由さ」はここにあります。

個人的に日本の厳しすぎる上下関係や言葉遣い、色々と古すぎる慣習が苦手(それゆえ会社を10ヶ月で退社し独立するハメに)。

2.帰国しても日本で働くことができない

40代以上の方々が話していて驚いたのがこれです。

「この歳で日本に帰国しても働けない」と。

「まともな職に就くのが難しいのでは」という意味です。

日本の求人広告は、「30歳以下」や「男性限定」などの制限が強すぎると。

何より印象的だったのが、「日本の求人広告は差別だらけ」とおっしゃってたことでした。

アメリカでは履歴書で、「年齢」や「性別」、「人種」、「婚姻歴」などを聞くことを法律で禁止されています。

証明写真を貼り付ける必要もありません。ヨーロッパなんかもそうですね。

日本では求人広告・履歴書の時点でもう働けないと。なぜなら欲しい人材の年齢や性別で切って、中身を見る姿勢がもうないからです。

まとめ

中々日本にいては聞けない意見だったので、とても楽しかったです。

特に働き方に関しては日本とアメリカで大きな違いがあるな〜と感じます。

いま絶賛アメリカで取材活動中なので、アウトプットを楽しみにしていてください…!

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