るってぃです(@rutty07z)です。
普段はブログを使ったAirbnbの普及活動と地域創生を企んで活動してます。
現在代々木の潰れかけのパン屋をAirbnbを使って外国人や地元民を誘致し、再生させるプロジェクトをしてます。
そのパン屋が良い感じに賑わってきたので、次は1つの飲食店だけじゃなく「町や地方」をAirbnb使って再生したいなと思い、8日間の北海道の旅に出ました。
そこで夕張市に3日間ほど滞在し、財政破綻しゴーストタウンと化した夕張の町を見て、「この町を自分の使えるスキルをフル活用して盛り上げたい!」と思ったんですね。
廃校になった小学校の保健室に宿泊したり、朝5時からカヌーで川下りしたり、札幌市内では禁止されてるドローン飛ばしたり、廃墟になった遊園地を散策したり。
夕張は逆に非日常で面白いんですね。
そんな夕張で頑張る人たちも、めちゃくちゃ面白い人達なんですよ。
じゃあこの夕張をAirbnb絡めて盛り上げようと、札幌のAirbnbホストさん達に会って話をシェアしようと思った矢先。
JR札幌駅で現金7万円入った財布を無くしました。
もうね、アホかと。
初めて財布落としました。
それもこうゆう時に限って大金入れてるという。その額7万円。
もちろん駅・交番でもろもろの手続きをして2日ほど経ったのですが、一切お届けの連絡が来ません。
もう現金はいいからさぁぁぁぁ。
せめて中身と財布は返してよぉぉぉぉお気に入りの財布だったのぉぉぉぉ。
超絶夕張を盛り上げようと意気込んだ矢先これですよ。
脳裏に浮かんだのは「あ、俺来月夕張行けないわ…」
この後の一通りの北海道の予定がキャンセルになり、一気に一文無しへ。
1日大反省し、どこにも行かず引きこもってきたら、怒りとも悲しみとも言えない謎の感情が押し上げてきます。
「このままタダで帰れるかよ…」
せっかく今までの6日間大きな収穫と、自分の心情的に大きな変化があったのに、こんな形で今回の北海道視察を終わらせてたまるかと。
何より、 ブログでおもしろおかしく情報発信する身として、こんな滅多にない機会(?)をみすみす逃すわけにはいかない。
この「ピンチ」を自分なりの「笑い」に昇華させなくては。
そして今後同じようなピンチを迎えた人の為に、何かの兆しとなれば…!
そんな想いからこの「現金7万円入った無くした財布分」を取り戻す為にクラウドファンディングを使って資金を集めることにしました!!
こちらです↓
自身にとってクラウドファンディングは初の試みです!まさかこんな形で利用することになるとは思いもしませんでしたが後悔はありません。
クラウドファンディングとは
クラウドファンディング(英語:Crowdfunding)とは、不特定多数の人が通常インターネット経由で他の人々や組織に財源の提供や協力などを行うことを指す、群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語である。 ソーシャルファンディングとも呼ばれる。
僕は前からこのクラウドファンディングという資金の集め方がすごく好きで、 これまでにも複数のプロジェクトを支援してきました。
特に日本の数あるクラウドファンディングサイトの中でも家入一真さんが手がける「CAMPFIRE」が好きです。
理由は、家入さんの言う「若者の”お金がない”を言い訳にして欲しくない」という言葉、そしてその想い通り
- 手数料を国内最安の5%に引き下げたこと(他サイトは平均的に20%)
- 入金スピードの速さ
- プロジェクト審査の敷居を下げたこと
が特徴となってます。
以前まで「クラウドファンディング=相応の意思とプロジェクト内容がないといけない」という敷居の高そうだったイメージを、一個人が手軽に行えるように、CAMPFIRE側はクラウドファンディングのカジュアル化に努めてます。
例えば芸人のホームレス小谷さんは数々のクラウドファンディングを手掛けてますが、中でも面白いのが「みんなのお金でお寿司を食べたい」という一見ふざけた(?)クラウドファンディングも、見事成功しています。
廃墟と化した夕張の町を盛り上げるプロジェクトを実行します
そして今回自分が挑戦するクラウドファンディングは、「現金7万円が入った財布を無くしたから7万円分取り戻したい!」というものです。
だいぶカジュアルですよね。今までなかったタイプだと思います。ふざけてるように見えますが、内心はいたって真面目です。
この町ですらどうにかできないと、日本が夕張のように堕ちた時どうにもならないと思ったんです。
正直最初は富良野方面の通過点くらいの気持ちでふらっと立ち寄ったのですが、色々と刺激を受けて3日も滞在しました。
そして、「この夕張を盛り上げる面白いことをしたい!」と思い、来月8月に廃墟と化した夕張の町を舞台に市長も巻き込むほどのプロジェクトをします。
夕張の町を活気づけてみせます。
ですので、「7万円を取り戻したい」というのは表の顔で、「夕張復興のための渡航費・滞在費・支援費」といった意味合いの方が個人的に大きいです。
「こんなクラウドファンディングもありなんだ!」をもっと広めたい
ではなぜ今回のクラウドファンディングの内容を「夕張を盛り上げるイベントをしたい!」ではなく、「7万円を取り戻したい」という一見ふざけた内容にしたかと言うと、「あ、こんなクラウドファンディングもありなんだ!」と一個人に感じて欲しかったからです。
今後僕のようなピンチを迎えた人にも「こんな資金の集め方ありなんだ!」と気づいて欲しいからです。
最近「クラファンを汚すな」という記事がありましたが、家入さんもこう言及しています。
クラウドファンディングとはこうあるべき、起業とはこうあるべき、なんて「あるべき論」が、その手段の可能性を狭めるというのは、歴史を見ても明らかなんだよな。高尚なものに仕立てたいのかも知れないが、それでは一部の人しか恩恵を受けられないものになってしまう、それはインターネット的では無い
— 家入一真 @CAMPFIRE (@hbkr) 2016年7月25日
僕個人の意見としても「大いにあり」だと思います。
結局、私利私欲のクラウドファンディングには出資は集まらないし、個人の影響力や能力、そして魅力的なリターンが設定されていればOKだと思います。
プロジェクト自体に共感する人もいれば、魅力的なリターンに惹かれる人もいる。
「強い意志と想い」さえあれば、僕はこんなカジュアルなクラウドファンディングもありだと思うんですよね。
もっともっと日本のクラウドファンディングに蔓延る「敷居が高い」というイメージをカジュアルにしたいです。
やっぱり日本はアメリカなどに比べ遅れています。アメリカはプロジェクトの数も集める金額の桁も日本とは違います。
失敗は10年後笑い話にできる、挑戦しないことは話題にすらあがらない
それに日本の「失敗してはいけない」という風潮も大っ嫌いです。
もう人の目を気にして自分の行動と可能性を縛るの辞めましょうよ。どんどん挑戦して、失敗して、10年後その失敗をネタに酒飲んで笑って生きましょうよ。
僕のこの財布を落とした話は面白くもなんともないんですが、「落とした財布に入ってた7万円分を取り返したい!」というこのクラウドファンディングは「やること」自体に大きな意味があって、成功しようが失敗しようが、この後酒の席で話せるネタに昇華させることができるんですよ。
「落とした財布に入ってた7万円を取り戻したくてさ〜悔しくてさ〜クラウドファンディング挑戦してみたんだけど、全然集まらなくてよ〜」
挑戦しなければこんな話も酒の席で出ない、話題に上がりません。
これは後の笑いに昇華させるための「挑戦」です。僕なりの全力のリターンも用意しました。
支援していただいた方には全力で応えます!よろしくお願いします!
北海道で現金7万入った財布を無くしたので取り戻し、夕張復興の渡航費に企てたい!
追記:クラウドファンディング成功しました!
総勢30名のパトロンの皆様のおかげで目標244%超えでクラウドファンディング成功しました!
そしてその資金でイベントの準備も進み、ついに夕張市を盛り上げるイベントを9月に開催させて頂きました!
イベント自体も大盛況で、今後も続けて面白いことを企画できそうです。
本当にクラウドファンディングの可能性を感じることがたくさんできました。
また、このクラウドファンディングを実施後、たくさんの方から「僕もこんなことしたいんですよ!」「るってぃさんのクラウドファンディングを見て、僕もクラウドファンディングをやってみます!」という連絡も来ました。
狙い通り、クラウドファンディングの敷居を下げることに成功しました。
みなさんも失敗を恐れず、「お金がない」を言い訳にせず、どんどんクラウドファンディングに挑戦してみてください!