2016年12月27日8時55分(日本時間28日)、衝撃的なニュースが入りました。
「スターウォーズ」でレイア姫を演じたアメリカの女優キャリー・フィッシャーが死去したというニュース。
23日にロンドンからロサンゼルスに向かう飛行機の中で心臓発作を起こし、意識不明のまま緊急入院。そのまま目は覚めることなく亡くなりました。
享年60歳。早い。あまりにも早すぎる死だと思います。
この突然の訃報に、当時のスターウォーズキャストからも彼女を悲しむ声が
ルーク・スカイウォーカー役:マーク・ハミル「言葉がでない」
no words #Devastated pic.twitter.com/R9Xo7IBKmh
— Mark Hamill (@HamillHimself) 2016年12月27日
ハン・ソロ役:ハリソン・フォード
キャリーはユニークで明るく、創造力にあふれる人だった。おもしろくて大胆不敵で…。人生を勇敢に生きたんだ
スターウォーズの生みの親、監督:ジョージ・ルーカス
とにかく頭が切れて、才能ある女優で執筆家、コメディエンヌだった。みんな、彼女個性豊かな人柄が大好きだった。『スター・ウォーズ』ではすばらしく、力強いプリンセスを演じてくれた。威勢が良くて賢い、そして希望に満ちたプリンセスを演じるのは想像よりも難しいことだったと思うよ
来年公開の「エピソード8 最後のジェダイ」にも出演予定で、すでに撮影は終えていたとのことですが、最近公開された「ローグワン」で世界中が盛り上がっているだけに、非常に残念です。
本当はやらなきゃいけない仕事がめちゃくちゃあるんですが、そんなもん放り投げて、キャリー・フィッシャーの死から今感じる2つのことを書きたいと思います。
「スターウォーズとは?」という方はこちらの記事をお読みください。
【初心者必見】スターウォーズとは?各エピソード全解説と熱狂させる6つの理由
レイア姫役で一躍有名になった女優キャリー・フィッシャーとは?
女優デビー・レイノルズ(「雨に唄えば」で一躍スター)と、歌手エディー・フィッシャー(50年代を代表する歌手)の間に生まれるという「文字取りプリンセス」だったキャリー・フィッシャー。
1975年に映画デビューし、レイア姫役として77年公開の「スターウォーズ」1作目に出演。
スターウォーズが空前の大ヒットとなり、キャリー・フィッシャーも瞬く間にトップ女優へと駆け上がりました。当時まだ19〜20歳です。
そしてシリーズ化された80年「帝国の逆襲」、83年「ジェダイの帰還」にも出演。2015年にシリーズ7作目「フォースの覚醒」で、32年ぶりにスターウォーズシリーズに同役で出演し、話題を呼びました。
ハリウッド女優として順調にスターダムへのし上がったように見えるキャリー・フィッシャーですが、その人生は波乱万丈そのもでした。
父親はダークサイドに転落、母親も度重なる離婚
レイア姫のお父さんはダークサイドに転落したダースベイダー。
そしてキャリー・フィッシャーの実父もリアルにダークサイドに転落しています。
13年間にも及ぶ薬物「スピード」の使用で精神を病み、2010年死去。その人生もスキャンダラスで、4回離婚をしてます(キャリー・フィッシャーは1回目の結婚の際生まれた子供)。
そして母親のデビー・レイノルズも3度結婚を経験しており、薬の副作用で入院したり(まだ存命)。
そしてキャリー自身もドラッグに溺れていく
そんなキャリー・フィッシャー自身も、スターウォーズでスターに駆け上ったプレッシャーからか、ドラッグに溺れ、精神疾患に苦しむことになります(双極性障害を告白してます)。
「帝国の逆襲」の撮影の舞台裏でコカインを吸引していたそうです。そしてキャリー自身も2度の離婚を経験。
どんな大きな成功の裏にもダークサイドはすぐ近くに潜んでいるのですね。
小説家・脚本家、ドラッグの啓蒙活動も
のちにリハビリで回復し、当時の体験を記した自伝「崖っぷちからのはがき」を出版。
これは後に「ハリウッドにくちづけ」として映画化されているので是非観て欲しいです。
その後も女優として活動しつつ、小説・脚本家としても活動したり、ドラッグに対する啓蒙活動も行なっていました。
そして2015年から新たなスターウォーズシリーズが始まり、「またレイア姫の活躍が見れる!」と思った矢先でのこの悲報。本当に残念でなりません。
キャリーフィッシャーの死を通して感じたこと
僕にとってスターウォーズは全てです。
それはプロフィール記事にも書いてますが、中学2年生の時にスターウォーズを観てドハマりし、自分の世界が拡張しました。
「映画監督」が夢だったし(今でもワンチャンあると思ってる)、海外に興味を持ち始めたキッカケもスターウォーズ。
人生が「普通」から違う方向へ向かった人間です。今こうやってブログで情報発信なんかをしながら生きてます。
そしてブログを通して夢がたくさん叶い始めました。
2015年、「フォースの覚醒」公開時には長年の夢だった「スターウォーズ新作をハリウッドのチャイニーズシアターで観る」という夢を叶えに行きました。
世界中のスターウォーズファンと、10年ぶりの新作を同じ劇場で共有できたこと。本当に感動しました。
そして今年、夢にまでみたサンフランシスコのルーカスフィルムに紹介で入ることができました。
それはそれは、僕にとって夢のような時間でした。
これらの夢を実現できたから、じゃあ次は「スターウォーズ俳優達に会えるだろう!」と。そしてジョージ・ルーカス監督にもいつか会えるかなと。
コツコツ自分から発信しまくれば、「いつか夢は叶う」と思ってたけど、時間は有限。こちらが追い続けても、向こうの命が先に終わることを痛感しました。
今回のキャリー・フィッシャーの件はまさにこれ。もう僕は2度と彼女に会う夢は叶わない。
時間は有限で、「いつか」は本気じゃないと本当に叶わないと痛感しました。
もう全力でがむしゃらに生きてやる!!!!
レイア姫、今までお疲れさまでした。フォースと共にあれ!
突然の悲報に戸惑いを隠せません。
もう初代スターウォーズのキャスト陣なんてみんないい歳だし、グズグズしてられないな、と強く感じます。
自分のスキル・発信力をあげて夢を実現していかないと。「いつか叶う」とかぼやいている夢は一生叶わないな。
キャリー・フィッシャーの死をもって、そんなことを感じました。
いやぁ…たぶん「新たなる希望」観たら泣いてしまうわこれ…。ローグワンの最後のCGレイアも本当めちゃくちゃ良かったし…。もっかい劇場で観に行かなくては。
これを機にスターウォーズの素晴らしさがたくさんの人に伝わるといいな。キャリー・フィッシャーってかレイア姫!本当の本当にお疲れさまでした!フォースと共にあれ!!
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