時給は日本の2倍!オーストラリアのワーホリ事情から仕事の探し方まで全解説

Hi! オーストラリア・シドニー在住の百世(ももせ)です。

いま20代のあなた。

今しかできないことがあるって、気づいています?

「思いっ切りバカできる」とか、「家族を背負っていない身軽さ」とか、「失敗してもやり直しがきく若さ」とか。色々あるけど、オススメは・・・これ!

オーストラリアのワーキングホリデー!

「ワーキングホリデー」ことワーホリが、なぜ人気があるかって…そりゃもう、海外に長期滞在して、お金がただ減る一方だったら不安になるでしょう?稼ぎながら滞在できると、ダンゼン心強いよね。

ワーキングホリデーに行けるのは日本国籍を有する18歳から30歳までの人で、行ける国は

  • オーストラリア
  • ニュージーランド
  • カナダ
  • 韓国
  • フランス
  • ドイツ
  • イギリス
  • アイルランド
  • デンマーク
  • 台湾
  • 香港
  • ポーランド
  • ポルトガル

の14カ国だけ。ということで、アメリカではワーホリができません!14カ国中でも圧倒的に人気なのが、オーストラリア。

では、数ある国のなかでもオーストラリアがワーホリ対象国の中で人気なのか?

今回の記事ではオーストラリアに移住者の私が「オーストラリアでのワーホリをオススメする理由」について書きます。

※オーストラリアのワーホリは35歳まで年齢が引き上げされました。

移住者の私がオーストラリアでのワーホリをオススメする理由

1.オーストラリアの最低時給は「17.70ドル」

2017年3月現在でオーストラリアが決めている最低賃金は…時給17.70ドル!

17.70ドルを本日のレート1ドル=85円で換算すると、1500円です。くれぐれも言いますが、これ「平均時給」ではなく、「最低時給」です!←ココ重要


職種によっては、時給30〜50ドルなんてびっくりする額をもらってる人もいますし、語学学校のクラスで一緒だったモンゴリアンの子は、ドイツレストランのキッチンで平日時給25ドル、土日は時給30ドルでした。

今シェアメイトで一緒に住んでる日本人の女の子も、時給22ドルです。オーストラリアはOECD(経済協力開発機構)で2013年に世界トップの実質最低賃金に輝くほど。

日本の最低時給が714円〜932円(2016年厚労省) からすると、約2倍です!

2.実は家賃や食費は思ってる以上に高くない

時給が2倍ということは日本で働く「半分の時間」で、日本と同じ収入が得られるということ。それってつまり「自由」ということだと思います。

労働時間が終わるとサッサと切り上げる国民性なので、長時間労働の悩みもほぼ聞きません(聞くのは、アジア系の会社とかお店ですね)。

では、その分物価が高いだろうって?

いえいえ。家賃こそ東京都心部より「やや高い」くらいですけれど、街が小さいので30分〜小1時間も電車に乗るだけで東京よりも住宅事情は良いくらい。それにこちらはシェアで住む人が多いので、案外安くすむし、寂しくありません。

お魚はどうしても高いけれど、お肉は日本とほぼ変わらないし、メロンが1玉1ドルだったり、キウイが5個で2ドルだったり、旬のフルーツは日本で考えられない安さです。

そんなわけで生活しやすい上に、温暖で気候はいいし、人はみんなフレンドリーでやさしいでしょう。

これはもう帰りたくなくなるわけですよ、みんな。

では「もっとオーストラリアにいたい!」となった時はセカンドビザ or 学生ビザを取るのが、定番のパターンです。

オーストラリアでの滞在期間を延ばすための「セカンドビザ」とは?取得方法を解説

オーストラリアでのワーホリ1年目の間に政府指定の地域で88日間以上(3ヶ月〜)の季節労働をすることで、2回目のワーキングホリデーを取得できる制度です。

農家でのファームワークが基本です。

ただ88日間といっても、無給で働くのは嫌ですし、土日を除いて週5日労働だと4ヶ月半かかってしまいます。しかも雨が降ったり、仕事がなかったりということにも左右されやすいのがファーム。

悪徳ファームで家賃や生活費ばかりかかってしまったりと、思っていたより長期化してしまうケースも少なくありません。

これはオーストラリアの独自の制度で、人口が増え続け、食料ニーズも高まる国だけに、足りていない農家や漁業といった第一次産業の人手を促すために作られたようです。

ビザ申請は日本からでもできるそうですが、給与明細書が必要なので忘れずもらっておきましょう。

オーストラリア2年目の滞在では、仕事は同一雇用主のもとでは6ヶ月間以内。就学は最大4ヶ月(17週間)までです。

ワーホリで来た人は覚えておいて欲しい「オーストラリアでの仕事の探し方」

最低時給が「17.70ドル」ということは上に書いた通りですが、といっても、蛇の道は蛇(笑)。

どんな世界にも抜け道はあるわけで、振り込みではなく「手渡しで15ドル」とかって職場はたくさんあります。

特に英語があまり話せない日本人の場合、雇用主からしたら使える場面が限られていることなどもあり、時給が低い場合は多いです。

求人に時給が書かれていなかったら、ちょっと覚悟したほうがいいですし、「インターン」という名目でタダ働きさせようとする輩もたくさんいるのでご注意を。


特に日本人は英語に自信がないので、「日本語のサイトで探す→安い賃金で手渡し」というパターンはとても多いです。

オーストラリアで仕事を探すのにオススメのサイト6選

オーストラリアで仕事を探す際にオススメのサイト6選がこちら。

オススメは3つ目のサイト「SEEK」。希望の勤務形態や職種、時給などを入力して探すことができます。

オーストラリアでの雇用形態の名前と意味も理解しておきましょう

オーストラリアでは様々な雇用形態があり、日本では馴染みのない名前がありますが、しっかり理解しておきましょう。

  • フルタイム・・・週に38時間以上、月給制で日本でいう正社員。
  • パートタイム・・・フルタイムよりも時間は少ないが、定期的に働く
  • コントラクト/テンプ・・・契約で働く。派遣のような感じ。
  • カジュアル・・・一時雇用。必要とされる期間だけの単発ワーク。

またオーストラリアでは、「同一雇用主のもとの勤務は6ヶ月間まで」という決まりもあるので、残りの期間は別の会社で働くか、学校に行ってもいいですね。

オーストラリアのワーキングホリデー制度から仕事の取り方まとめ

  • 18歳〜35歳までのチャンス
  • 滞在は12ヶ月以内
  • ファームで働けば、セカンドビザ(もう1年)が手に入る
  • 同一雇用主のもとでは6ヶ月間までしか勤められない

気をつけたいのは、ワーキングホリデービザは1つの国に対して1回限り。ということは、人生で1度のカードです。

14カ国あるんだから、18歳から30歳までの12年間チャレンジし続けることも可能だし、期間を短くすれば14カ国全制覇だってできちゃいます。

もしあなたが10代か20代で何か日本で悩んでることがあるなら、たった1度の人生、早く動いた方がいいですよ!特にオーストラリアでのワーホリはオススメです。

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