desire

アンディ・ウォーホールが「誰もが15分以内に有名人になれる」と言った時代が本当にきた。SNSを通していち個人が自分の意見を発信できるようになり、承認欲求や虚無感を埋めるために過激な言葉や表現を用いて注目を集めようとする、そんな光景をたくさん見てきたし、経験した。とくに若い子のデジタルタトゥーを顧みない自傷行為的活動や、経歴を盛ったフェイクとそれを盲信する人。そうした欲求に付けこみ人を消耗品のように使い倒すマネジメントサイド。その全てが成立してしまう現代社会に危機感を感じると共に、人が根源的に持つ欲望に惹かれる。オーロラシートと絵具をコラージュして完成した作品は、リアルで見ると安っぽいのに、撮影してデジタルを通すと”それっぽく”見える。それは、単一的にしか物事を見ることができないSNSや錯覚資産を上手く活用するインフルエンサーへのアンチテーゼかもしれない。平面→デジタル→平面と横断を重ねながら、SNS社会に蔓延する虚無感と孤独感の正体を露わにする。

Photo by Keisuke Ando

 

“desire #1”
2020, 53.4 x 80 ㎝, Acrylic, medium, mirror sheet, digital print on gloss photo paper

 

“desire #2”
2020, 48 x 72.8 ㎝, Acrylic, medium, mirror sheet, digital print on gloss photo paper

 

“desire #5”
2020, 48 x 72.8 ㎝, Acrylic, medium, mirror sheet, digital print on gloss photo paper

 

“desire #11”
2020, 48 x 72.8 ㎝, Acrylic, medium, mirror sheet, digital print on gloss photo paper

 

“desire #7”
2020, 48 x 72.8 ㎝, Acrylic, medium, mirror sheet, digital print on gloss photo paper

 

“desire #25”
2021, 48 x 72.8 ㎝, Acrylic, medium, mirror sheet, digital print on gloss photo paper

 

“desire #24”
2020, 48 x 72.8 ㎝, Acrylic, medium, mirror sheet, digital print on gloss photo paper

Photo by So Nishimaru