音楽×英語×デザイン3つのスキルを掛け合わせる若手新井リオの「可能性の広げ方」

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個の時代というものの、自分はどうやって生きていけばいいかわからない」

ますます働き方が多様化し、「フリーランス」や「複業」といった選択肢がいよいよ本格的に身の回りに浸透してきました。
政府が年度内に副業を解禁し、新卒から定年まで生涯を1社で過ごすという時代も終わりが近づいています。

今年の春、とある学生が書いた記事が自分のツイッターのタイムラインに流れ、あまりのクリエイティビティに一気に引き込まれたことを覚えてます。

彼の名前は新井リオくん。弱冠23歳ながらグラフィックデザイナーとバンドマンという肩書きを持ち、最近では英語学習の発信活動が目覚ましい。

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カナダから帰国して間もない彼と「可能性の広め方」というテーマで対談を行いました。

「個の時代だからこそ、自分は何をすればいいのかわからない。そのきっかけさえもわからない」

そんな悩みをお持ちの方はぜひご覧ください。

グラフィックデザインと英語学習を始めたキッカケとは?

リオ:新井リオです。メインはグラフィックデザイナーをやっています。
17歳からバンドをやってて、バンドグッズをつくることを目的にデザインの勉強を始めました。デザイン歴は4~5年ですね。そこからハマっちゃって、今の仕事になりましたね。

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——知り合いでもバンドをきっかけにデザイン始めた人いるから、必要になったことが仕事になるパターンだね!英語はどうして勉強始めたの?

リオ:アメリカのポートランドのバンドと対バンすることになって初めて外国人を意識するようになりました。
それから独学でオンライン英会話を使って勉強を始めましたね。ある程度話せるようになって、カナダに渡りました。

——留学の期間はどれくらいだったの?

リオ:観光ビザとワーホリを使って合計で1年半行きました!それと語学学校も行ってないんですよね。

——語学留学というわけじゃないんだね。リオくんのことはオンライン英会話の記事をツイッターで見てはじめて知った。あれすごいバズってたし。
クリエイティブかつインスタの運用もすごいなぁって思って。

「目先の数万円を目的に時間を割くより創作に時間をかけたい」

——ビレッジバンガードに自分のグッズ置いてたりするけど、そこらへんの営業とかマーケティングってどうやってるの?

リオくんがデザインした自身のバンド「PENs」のオリジナルグッズ

 

リオ:実は営業したことないんです。目先の数万円を目的に時間をさくより、創作に時間をかけたいというこだわりはあって。原則
依頼が来たものだけにしています。タンブラーやSNS、ブログからお仕事を頂いてます。

——やはり恐ろしいほどクリエイター思考だ。上手く発信力を鍛えれば仕事はネットで受注できる良い時代だね

学生はお金を稼がなくても許される最後の時期

——今の学生に対して言いたいことってある?俺は休学賛成なんだけど、リオくんは2年休学しているよね。

リオ:ばりばり休学したほうがいいと思います。 正直僕は大学で得たものはなかったんですね。反面教師的でモラトリアムではあるけど、大学は有効活用できればいいと思っています。学生って、お金を稼ぐことを第一目標にしなくていい期間ですよね。それをもっと意識して、“経験”を重視した活動で埋め尽くしてしまえばいいと思います。

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リオ:自分の人生なので働きたいときに働けばいいと思うし、休んでもいいと思うんです。

まさに大学生ってそれができる時期で、そのことに19歳のときに気づきました。でも日本の風潮だと難しいですよね。

——19歳のときに気づくってすごいよね。
何かターニングポイントってあったの?

リオ:家庭環境が原因で、「人生ってこんなにも自分でどうにかしないといけないんだ」って気づいたんです。

——起業家の人をはじめとして、いま成功している人って過去のネガティブな体験がバックグラウンドにある人多いよね。
そういったマイナスの状況のときに何か気づくことがあるんだろうな。
俺も「大学生の99%は大学の使い方を間違えている」と思ってるんだけど、リオくんのような学生から発信されるとありがたいなぁ

リオ:2年休学してるので学生と言えなくなってますが(笑)

レアカードになるために常に自分を強くする

——将来はどんなキャリアを歩みたいと思ってる?

リオ:「3年後こうなりたい」とか決めないようにしています。目標に向かって生きていく過程で、どんな出会いがあり、どんなチャンスがあるかは、今、予測ができません。あまり先の明確なプランを決めすぎてしまうと、これから起こるであろう、計り知れない可能性を自分でつぶしかねないとも思うんですね。

——俺もすごいそれには賛成。これだけテクノロジーが急速に変わりつつある時代に、将来のこと考える意味あるのかなぁって。

リオ:その代わり、今の自分を強くすることを意識してます。
大まかなテーマとして「自分にしかできない表現活動をやる」というのがあって、デザインにしろ、英語にしろ、音楽にしろ、その3つを融合させていきたいです。

 

リオ:僕のブログで英語の記事がよく読まれてるけど、英単語の紹介とか誰でもできることを、誰にも思いつかない方法で探っていくことがオリジナルになると思うんです。

——1つのスキルならごまんといるが、掛け算するとレアカード化するってやつだね。
実際に海外で仕事して実績になってるからすごい。

英語にデザインとカナダの写真を組み合わせたオリジナルの発信方法

——ブロガーは言葉でしか表現できないのが今後の課題だと思ってるんだけど、
デザインや音楽の力で届けられる層があると思う。
リオくんのインスタの魅せ方とか特に参考にしてるよ!そのインスタの発信方法にこだわりや工夫ってあるの?

 

リオ:インスタでどう発信するかってのは実は考えてなかったんですよ。19歳から勉強始めた程度なので、バイリンガルには負けてると思ったんです、その時点では英語力も並の状態でしたし。そこにデザインを重ねたら誰もいないし、カナダに住んでたからカナダの写真を活かして、「英語・デザイン・カナダの写真」の3つ掛け合わせてみました。それらを発信する媒体として、たまたまインスタがいいかなと思って使ってみただけです。

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——なるほど、インスタ用に発信方法を考えたってわけではなかったんだね。では英語の発信を始めた理由はどうして?

リオ:最初、英語とデザインの発信をしたいと思いましたが、バンドマンとして毎日英語やってるとか”ダサい”かなと思いました。
僕のツイッターを見てくれる人はピュアに音楽を楽しみにしてきてくれているのに、「英語のツイートしてるのかよ」思われそうだなと不安でした。

でも自分は変わりたかったんです。最初は周りにどう思われるか気になっていましたが、やりたかった。自分に根拠のない自信はありませんが、勉強し続ける自信はあるんですよね。

——え、俺と全然逆だ。継続できる自信はないけど根拠のない自信だけはあるんだけど(笑)

リオ:「全人類に俺の話を聞け!」とか思わないんです。発信もでまかせではなく、この数年間の発信をしていけばいいと思いました。自分の努力を笑うっていう人は気にしなくてもいいのかなと思うようになりましたね。

「海外に飛び込んで、自分のペースで生きて、初めて人間になれた気がした」

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——最後に、リオくんは1年半カナダで留学してたわけだけど、もっとみんな海外に行った方がいいと思う?

リオ:絶対行ったほうがいいです。あ、でも、英語力を求めていくのは違うと思います。10年前と違って、いまは安い金額でオンライン英会話なんかも充実してます。それでも行った方がいいと思うのは、自分の中の“当たり前”を更新できるからです。本来は人それぞれ、自分なりの“普通/当たり前”があるはずなのに、日本に居続けると、日本の環境が生み出した漠然とした社会の“フツウ”に飲み込まれてしまいそうになる。だから、世界を経験して、人はみんな、それぞれの“普通”があって、素で生きていれば自然とその人のオリジナリティは出る、というのを身をもって経験するのが大事です。

——海外の人は1人1人をリスペクトしてくれる文化があると

リオ:海外は自分のペースやタイミングでみんな生きています。たとえば、就職にしても、日本は大学生のうちに一斉に就活して、内定もらって、大学を卒業したら一斉に就職します。一方で海外では、大学を卒業したあと道は各々です。様々な企業でインターンシップをする人がいて、しっかりした1社を選ぶ人もいれば、旅に出る人もいます。その環境に飛び込んで、自分のペースで生きて、はじめて僕は人間になった気がしました。

——全く同意見で笑った

 

リオ:それと、大変なことは経験したほうがいいと思います。お金をかければ、それだけ便利になって大変じゃなくなります。僕は十分な計画なく海外に行ったので、どうにか仕事得ようとしたりで超大変でした。海外にせっかくいったのに、お金をかけて分かりきった旅や生活をするのはもったいないなと思います。

悩みが人としての魅力を作る

リオ:あと僕の考えで、悩みが人としての魅力を作ると思います。

——空っぽな人って、実は本気で悩んでないよね。

リオ:空っぽな人は海外の魅力に気付けないです。海外に興味のある人は、日本の常識を疑えるということです。ぜひ実際に行ってみてほしいです。自分の居場所が増えるの楽しいですよね。

——楽しいし楽になれると思う。自分も日本で失敗したら向こう(ニューヨーク)行けばいいやって考えてる。

 

リオ:分かります。もしもの時は、カナダに行けばいいやって思ってます。辞めたいのにブラック企業に留まってしまうのはスキルがないからですよね。「いつでも俺は辞めれるぞ」って気持ちが大事だと思います。僕もスキルの勉強し続けます。

——収入や居場所も分散が大事。本業以外の収入とスキルを確保することで、もっとクリエイティブでいられる。23歳でこの考えに行き着いたのはすごいな。

リオ:悩むのが人より早かったからだと思います。大変だったのが16〜17歳でした。みんなより6年くらい早かった。今でもずっと悩んでます。勉強することは死ぬまで辞めたくないんです。自分の知らないものを体内に取り入れる行為が大好きです。

新井リオを象徴するキーワード「勉強」

 

僕がリオくんと話してて一番印象に残ったのが、彼の口から多くの「勉強」というワードが出てきたことです。

子供のころから親や先生に「勉強しろ」と口うるさく言われてきた人にとっては、「勉強」なんて言葉嫌いだったでしょう。僕もそうでした。

しかしこうやって大人になったとき、「勉強することの大切さ」を身にしみて感じます。特にフリーランスとして独立してからは勉強しない日々なんてありません。勉強を怠った者が淘汰される世界てす。

だからといって会社員が安全か、というとそうではなく、勉強しなかった人は機械によって仕事を奪われてしまいます。個人が自分の選択肢を持って生き行くには、毎日勉強して行動に移すことが本当に大切なのです。

「勉強することは死ぬまで辞めたくない」と強く語ったリオくんが、今後どんなスキルをプラスして、自分の可能性を広げていくのか、本当に楽しみです。

 

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