25年間一切読書をしなかった男が本を読めるようになったワケ

僕は2016年まで「本」をほとんど読んだことがありませんでした。

昔から活字が苦手で読むのはマンガばかり…小学生の時は友達と遊びまくってて、図書室に行った記憶もほぼないです。

そして社会人になると

「本を読まないと賢くならない」

「成功してる人はみんな本を読んでる」

「本を読めば年収が上がる」

みたいな風潮が溢れ出すわけです(うぜぇぇぇぇ)

「俺は本読まない分行動で補ってるからし」と強がってはいるんですけど、フリーランスとして独立して知識の吸収のために本触れてみたら面白かったんですよね。

というか、今までの本の読み方が間違ってたなと。

ぜひ、かつての僕のような「本嫌いな人」に読んで欲しいです。

電子書籍から入ってみた

振り返ってみると、ガラケー時代からテキストサイトは読んでいたし、SNSに移行してからもWebコンテンツに関してはかなりの量読み込んでいたんですよね。

「ネット上の字は読めるなら、電子書籍ならワンチャン読めるんじゃね?」

ふとそんなことを思い、Kindleを購入しました。

これが予想的中。読めたんですよね。

「いやいや何普通のこと言ってたんだよ」と思ってるかもしれませんが、25年間本読めなかった人間からするとこれ、まあまあな衝撃ですよ。

時代の進化がすげぇ。本はかさばるけど、電子書籍ならクラウド上に保存して世界中持ち歩けるし、ガンガンマーカー引けるし、キーワード検索できるし、スクショ撮ってSNS上にアップできるし。

つい最近まで家賃0円の2畳半の部屋で生活していたのもあって、本を置くスペースがなかったので、気になった本は全て電子書籍でノールック購入(1ミリでもいいなと思ったら迷わずポチる)

インプットした内容はガンガンアウトプット回していくというスタイルで読書生活がスタートしました。

すると次第に紙の本にも抵抗なくなって、今では紙・電子両方で読んでます。

本に対して苦手意識を持ってる人は、ぜひ電子書籍からスタートするのをオススメします。

本は「たった一行」言葉を持って変えればそれでいい

なぜ自分が本に苦手意識あったのか考えてみたら「最初から最後まで1字1句隅から隅まで読まなければいけない」と思い込んでいたんですよね。つまり読書に対するハードルが高すぎました。

今の僕はこんな感じ。

他の人の読書方法知るのも楽しい。目次読みとか乱読とか、人それぞれの本の読み方があるんやなと。最初に「flier」などで要約読んで全体の流れ把握してから読む方法も良いですね。

Webコンテンツは横でリンクする、本は縦の系譜で繋がる

これ、株式会社Waseiの鳥井さんがおっしゃってた言葉です。

Webコンテンツはひとつひとつが独立してるため前後の文脈を理解しにくく、加えて3年前とかに書かれた情報だと「古い」と認識されがちです。

だから僕らみたいな情報発信者にとっても、少し前に書かれた記事って引用しにくいんですよね。読者に曖昧な情報伝えたくないし、ドメイン切れて記事自体消滅することもあるし。

それが本だと文脈や歴史に沿って書かれてるし、自然消滅することほぼないし、情報を取りやすい。

ちなみに「会話」と「対話」の違いってよく分かっていなかったんですが

会話は価値観が共通している者同士が話すこと。対話は価値観や目的意識が異なる者同士が価値観を擦り合わせるために話すことだそうです。

特に昔の本や、著者が自分と違う業界の人であればあるほど、価値観や時代背景、日本人以外であれば文化も全くことなります。そんな人たちとたった1000円で、自宅にいながら対話できると。

これも鳥井さんが言ってたことですが「本には答えが書いてあるわけではなく、著者からの問いが書いてある」と。つまり本を「自分ならこの場面でどうするだろう?」と考えながら読むのが読書であって、それが著者との対話(価値観の擦り合わせ)なわけです。

本を読む目的意識を誤っていた自分に聞かせたい…気づくのに25年もかかってしまいました。

特に紙の本はコミュニケーションツールになる

電子書籍から本の面白さに気づきましたが、最近は紙でも買うようにしてまして。

紙だとパラパラ読みができるので、作業の息抜きに取って数ページ読んでみたり。学びがあればしるしを入れたり。電子書籍と紙の本を使い分けて、知識を吸収していくのが面白くてたまらないのです。

それと紙の本はオフラインで人と会う接触回数を増やしてくれるのも楽しい。これ、電子書籍だとまだ他の人に譲渡する機能がないし、WebコンテンツならURL送って終わりですからね。

紙の本は手渡しだからこそ、コミュニケーションを生み出せる可能性がたくさんあると思います。

というわけで本嫌いから本の虫になりつつある無職です。

紙の本、電子書籍、そして耳から聴くオーディオブックも生まれ、本の楽しみ方は多様化してます。