- 自分は飽き性だ…
- 何を始めても長続きしない…
- そんな中途半端な自分が嫌いだ…
そう悩んでる人いませんか?(教祖風)
一昔前、僕も飽き性でスーパー悩んでました。特に高校時代。
何か熱中できるものを探そうとあれこれ手を出してはすぐ辞めて。こんな中途半端な自分は一生結果出せないのでは…?と自己嫌悪になることもありました。
ギターは買って1週間、エレクトニックピアノは購入して3日で放棄した時は心底自分が嫌になりましたね。笑
しかし、現在フリーランスとして働く日々の中で、その「飽き性」が強みになっていることを強く実感します。
飽き性はコンプレックスではなく、現代の最強の武器です。
飽き性には辛すぎる「1度始めたことは続けなさい」
自分の好きなことを見つけたい当時思春期真っ盛りの僕をイラつかせたのは、大人たちの「1度始めたことは続けなさい」というプレッシャーでした。
飽き性の僕には、この言葉本当に苦痛だった!!!
はじめてから「あ、これやっぱ違うわ」と感じて辞めたいと思ったことも、初心貫徹の風潮に飲み込まれて中々辞めれなかったりするんですよね。
1つのことよりもあれもこれも手出して、向き不向きの取捨選択を早いうちからできる子が伸びる。
初志貫徹とかマジでクソ(という言い訳!)
https://t.co/WxD6GTowH1
— るってぃ@プロ無職 (@rutty07z) 2017年4月5日
全然好きじゃないから続けても良い結果が出るわけもなく、やりたくないことを続けなきゃいけないプレッシャーは飽き性の自分を苦しめていたと思います。
飽き性だからこそ、色々と手を出しまくって好きなことを見つけた
そんな飽き性な自分にも、ようやく熱中できることを見つけます。「ブログ」と「ブレイクダンス」です。
17歳からハマって10年以上経った今でも続けています。
では、なぜ飽き性だった僕はこんな最高の趣味(しかも仕事にもなっている状態)と出会えることができたのか?それは
「飽き性だったから」
に尽きます。
飽き性という性格は、今も変わってませんし、これからも直ることはないでしょう。
飽き性はネガティブな性格ではなく生まれつきの特性(強み)であり、好奇心旺盛で、違和感を無視しない人です。
色々なコトにすぐ手を出して違うなと思ったらすぐに辞められる、つまりPDCAのサイクルが早い。
今や日本を代表するメルカリのCEOの山田さんも同じようなことをおっしゃってます。
― メルカリは今年はじめて新卒メンバーを採用しました。進太郎さんからみた「伸びる新卒」の共通点ってありますか?
前の会社では新卒採用の経験があるのですが、好奇心の旺盛さが重要かなと思います。常に新しいことに首を突っ込んだりする人。
というのも、新しいことに手を出すとだいたい失敗する。失敗すると悔しいからなぜだろうと必死で考える。好奇心が新しい機会(=チャンス)を生んで、失敗の積み重ねとそこからの学びが成長につながる。これは職種に限らず言えることだと思います。
― 一方で「あれもこれも手を出して何も残らないよりは、まずは一つに集中してスキルを高めるべき」みたいな話もあると思うのですが。
若い時から一つのことに集中することが100%ナシってワケじゃないけど、なにかに固執しすぎるのはリスキー。だって20代までって、世の中にどんな仕事があって自分に何が向いているかとかまだ分からないだろうから。
だからいろいろと手を出してみて、向き不向き、自分の好みを知っていくのが大事。たとえば自分では向いていないと思っていたことでも、ほかの人と同じ労力で高い成果が出せたり、やってみると楽しくてのめり込んじゃうことを見つけられたりすることもあるし。
書籍「自分の時間を取り戻そう」では、イチロー選手のように1つのことを100%注力してきた人より、興味あること5つをそれぞれ20%くらいの労力で進めた方が将来の生産性は高いと述べてます。
ちきりんさんの「キャリアのVSOP」というブログも参考にしてみてください。20代はバラエティー、とにかく色んなことに手を出して、30代からスペシャリティ(専門性)を磨いていくと。
村上春樹も「30歳成人説」を唱えてますし、とにかく色々やればいいんです。
たとえば22で大学を出て、「さあ、一生かけてこれをやろう!」と思えるようなことって、そんなにないでしょう?ですから、僕は前々から「30歳成人説」を提唱しています。30まではいろんなことをやってみて、30になってから人生の進路をはっきり決めればいいじゃないかと。
— 村上春樹のつぶやきbot (@EssentialWord1) March 19, 2021
ほんでスティーブ・ジョブズも「過去に色々と手を出したことは将来繋がる(Connecting The Dots)」と言ってるので大丈夫です。
インターネット以降あらゆる情報にアクセスでき、あらゆる行動のハードルが下がっている現代において、さまざまなことに興味を抱くのは当たり前のこと。飽き性は現代の最強の武器だと自分は思います。
先人の言葉を全力で引っ張り出して飽き性の全肯定してます!←
飽き性な自分に悩む必要はない
大切なのは「これ、なんか違うな」と感じたらすぐ辞めてもいいということ。飽き性な自分に悩む必要はないっす。
日本の「ひとつのことをやり続けることが美徳とされる文化」や「とりあえず3年」という言葉を疑うのも大いにアリです。
最近飽き性な人を「多動力」とか「マルチポテンシャライト」というポジティブな言葉で捉える動きが見えます。
繰り返しますが、飽き性は現代における最強の武器です。どんどん興味のあることには手を出していきましょう。