マーケティングの全てはキングコング西野の「革命のファンファーレ」から学んだ

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キミはもう読んだか?キングコング西野氏の待望の新書、「革命のファンファーレ」を!

 

説明不要かもしれませんが、お笑い芸人としてのキャリアを歩みながら突如絵本作家に転向し、昨年販売した「えんとつ町のプペル」は「5000部売ればヒット」と言われる絵本業界では異例の32万部の大ヒット。

今年1月に“お金の奴隷解放宣言”と称した「えんとつ町のプペル インターネッ無料公開」が賛否両論を呼び、さらに売上を伸ばしていくことになります。

お笑い芸人として舞台に立つことも欠かすことなく、

  • オンラインサロンの運営
  • おとぎ町の運営
  • ブログや書籍の執筆活動
  • SHOWROOM代表の前田さんと共に「スナック キャンディ」の運営
  • 新通貨「L」の考案
  • しるし書店の考案
  • おとぎ出版の考案

と、その活動は多岐に渡ります。僕がキンコン西野さんのすげ〜な〜と思うのが、好きなことやってるけど、常識に疑問を投げかけ、多くの人を巻き込み、社会的に価値を与えてるところなんですよね。

アイディアや行動力も当然ながら、特に注目したいのは「届け方」、つまり広告戦略です。

どんなに革新的なアイディアも素晴らしい作品も、多くの人に届けなければ意味がありません。せっかく作ったとしても知られなければ存在してないのと同じです。

新書、「革命のファンファーレ」では、そんなキングコング西野さんが今まで実行してきた広告戦略を、余すことなく紹介しています。

そして僕自身、フリーランスとして活動して1年半、西野さんの行動やブログを余すことなくチェックし、その広告戦略を研究しながら自分に取り入れていきました。

 

その結果自分もどう思考が変わっていったか。「革命のファンファーレ」を読んで僕が取り入れた(そして今後取り入れたい)戦略を、自身の体験も踏まえてアウトプットしようと思います。

メガヒット作りのために確信まで下準備する

絵本業界では異例の32万部の大ヒットとなった「えんとつ町のプペル」は、マグレでヒットしたわけではありません。

天文学者のガリレオの「結果には原因がある」という言葉の通り、お金持ちもヒット作を生み出した人も、マグレでそうなることは絶対にありえないのです。「ヒットを生み出した」戦略やそこに至るまでの努力が必ずあります。

 

「えんとつ町のプペル」は「『ここまで準備したらヒットするしかない』というレベルまで追い込んで確実に当てにいった」と語るほど、入念な準備をされてたことがわかります。

例えば、

  • 業界初の分業制
  • 制作費をクラウドファンディングで資金調達&共犯者作り
  • 10年後も広告効果が続くであろう楽曲の製作
  • アンチを上手く活用
  • インターネット上に無料公開(フリーミアム戦略)
  • 個人で1万冊買う

と、いくつもの戦略が綿密に組み込まれています。

日本の教育では教えてくれなかった「お金の正体」を知ることの重要性

日本の教育ではお金のことは絶対に教えません。そして学校の先生は公務員なので、「お金を稼ぐ」ということに関してほど遠い存在になってしまいます。

僕はアメリカに留学してたのですが、アメリカ人って子供のころから自らの手でお金を稼ぐ経験をして、しっかりお金の知識を身につけてる人が多い印象です。日本ほど保険制度が充実していないため自分の身は自分で守らなければいけないからです。

関連記事日本人に圧倒的に足りない「雇用される以外」でお金を稼ぐ力

クラウドファンディングがやりたいことを実現するための「手段」の1つとして浸透してるのは素晴らしいことですが、お金の正体を知らずして挑戦すると失敗します。

キミは「人気と認知」、「好感度と信用」の違いを説明するか?

また

  • 「人気」と「認知」
  • 「好感度」と「信用」

の違いをしっかり理解することが重要、と本の中で語っています。

不倫騒動で大バッシングを受けたのに活動を続けることができたゲスの極み川谷さんと、CM全て降板し活動休止に追い込まれたベッキーの、この2人の違いの説明が腑に落ちました。

環境の支配から逃れ、自分の意思を明確にすることが重要

多くの芸能人はスポンサーの関係で嘘をつけない、収入もそれらに依存している、結果として環境に支配されている。

逆に西野さんの場合、オンラインサロンにいる熱狂的なメンバーや、絵本作家・その他の活動の収入があるので、「収録中に帰る」といったことができる。

これは「上司やクライアントがムカつくけど会社を辞められない」サラリーマンの話に通ずるところがあるのではないでしょうか。

 

評価経済時代、嘘をつかないためには自分の意思を明確にし、環境からの支配から逃れることが大切なのです。

「信用持ちは現代の錬金術師」 お金より信用を稼げ!

そして上記の話に繋がるのがこれ。「お金を稼ぐな!信用を稼げ!」という言葉。

芸能人はお金を稼ぐために美味しくない料理に対しても「美味しい〜!」と嘘をつかなければいけない。しかしその嘘は、個人がインターネットで誰でも発信できるようになった時代、SNSを見ればすぐにバレる。結果として信用を落とすことに繋がるのです。

「信用だけ稼ぐ」という意味ではなく、本に何度も出てくるように「マネタイズのタイミングを後ろにずらす」ということです。

僕も目先の収益より情報発信を通じて信用を稼ぎにいった結果、ブログ開始2ヶ月で一軒家の家賃タダにしてもらったり東京で家賃0円の家に住めたり、世界中の家をタダで泊めさせてもらったり、車の鍵もらったり、クラウドファンディング全戦全勝してます。

 

そして、貯めた信用にレバレッジをかけることで、さらに信用を獲得していくことができます。

 

「アンチは手放すな!」 アンチさえもひっくり返し味方につける戦略

情報発信者として、キンコン西野さんの特に注目してる点が「アンチとの関わり方」です。西野さんの考え方は

  • アンチは手放してはいけない
  • 議論ほどコスパの良い宣伝は無い

「後ろめたいことさえ1ミリもしてなければ反対のエネルギーは活用する」ということです。アンチの反対意見も積極的にリツイート・シェアし、アンチで徒党を組ませる。

そしてアンチが膨れ上がったところの角を取り、オセロのようにあっという間にひっくり返す。そう、西野さんは最初から角を取っているのでいくら真ん中でアンチが騒ごうが最後に全部ひっくり返せるというわけです(ちなみに西野さんはオセロの負け方を知らないらしい。)

個人的に分析した発信者の4つのパターン。

ここから個人的な見解なのですが、情報発信者は4つのパターンに分けられるな、と感じています。

  1. 当たり障りのないことを言ってファンもアンチも作れない人(一番ダメ)
  2. 意見をハッキリ言うため、たまに炎上するほどアンチいるが、熱狂的なファンも多い人
  3. 作品のクオリティやキャラクター性が高く、アンチは少ないのに、熱狂的なファンは多い人
  4. 熱狂的なファンもアンチも作るが、最終的にアンチすらも味方につけてしまう程ひっくり返す実力がある人

もちろん④は西野さんのことです。③は常人では到達するのに中々難しい領域だと感じてるのですが、④に至ってはもっと難しい領域だと思ってます。

なぜなら実力と結果(数字)で元々いたアンチをみるみるひっくり返し、取り込んでいく人を、生であまり見たことないからです(死後作品が評価され、教科書に載る芸術家みたい)。

むしろ④の人は日本人で誰か、研究のために教えて欲しいです。

賛否両論を巻き込んだ「無料公開」に仕込んだいくつもの戦略

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「えんとつ町のプペル」発売から4ヶ月後、突如としてその内容の全てをインターネット上で無料公開しました。ちなみに下記サイトで見れます▼

大ヒット中の絵本『えんとつ町のプペル』を全ページ無料公開します(キンコン西野)

この日は強烈に覚えていて(北海道の温泉から上がって座敷でくつろいでた)、「うおぉ!マジか!!」と思わず叫びました。

と同時にツイッターを見るともう大荒れ。炎上騒ぎで、僕の知り合いのクリエイターさんも「これはない」と呟いてました。もちろんこれも戦略の内で、ただなんとなく「無料にしちゃえ!」と公開するわけありません。

ここで注目したいのは、

  • 「無料公開」は一見無料に見えるがマネタイズのタイミングを後ろにズラしてるだけ
  • 「データとしての絵本」を無料にしただけで「物質としての絵本」は有料のまま
  • わざと縦スクロールで読み進めるようにデザインし、読み聞かせに不便なようにした(有料の物質としての絵本を買ってもらうため)
  • 無料公開した記事の最後にAmazonリンクを貼り有料の絵本に誘導した

結果として23〜24万部で落ち着きかけていた売り上げは31万部まで伸び、スタッフにボーナスを支払ったというほど大きな宣伝効果を及ぼしました。

そして業界全体で「無料公開が一般化!同じ業界のライバルの売り上げを伸ばす

ネット上で無料公開された「えんとつ町のプペル」

 

本の中で「自分の本を売りたいのなら、ライバルの作家の売り上げに貢献しろ」という言葉があります。

以前テック業界にいた友人から、「プログラミングスクールのライバルは他のプログラミングスクールじゃない。英会話教室だ」という話を聞いたことがあります。

ビジネスや創作活動はいかに他人の時間を奪い、自分に使わせるか。まず大切なのは別の業界に興味のあった大衆を自分の業界に目を向けさせること。そして最終的に自分に目を向かせるようにすればいい。

初めのライバルは同じ業界ではなく、別の業界にいるのです。このことを理解していない人が多すぎる気がします。

この「えんとつ町のプペル 無料公開」をキッカケに、業界で多くの方が自分の作品を無料で公開し、その手法がスタンダードになりました。

無料公開の出し場所を上手く散らすことで売り上げをさらに伸ばす

人が行動するときはいつも確認作業。教科書やテレビで何度も見たことがあるのに、モナリザやグランドキャニオンを生で「確認しに行く」。

「人はけっこう冒険しないものですよ」と解説するほどです。つまり、人々に「確認作業」という行動をおこさせるために、絵本や独演のトーク動画を無料公開したことが分かります。コツとして挙げていたのが「ビジネス書は無料公開の場所を散らす」という部分。

こちらも大ヒットを記録したSHOWROOM代表の前田さんの「人生の勝算」はプロローグを西野さんのブログ、第1章をホリエモンのメルマガ…など、本の無料公開する部分と、公開する場所を散らし、結果的に売り上げを大きく伸ばしました。

 

この無料公開、つまり「フリーミアム戦略」は僕も参考にさせていただきました。開催中の全国講演会の料金を「学生は50円」にしたところ、申し込みが殺到し、つられて社会人の方からの申し込み(5000円)も増えました。

関連記事学生の講演会の参加費を50円にしたら起こったこと

著作権をナアナアにし、セカンドクリエイター達が広告効果を生む

西野さんは「えんとつ町のプペル」の著作権をナアナアにしたことで、ファンが勝手に「えんとつ町のプペル」を劇団で使ったり、クリアファイル作ったり、ラッピング列車まで走ったそうだ。なんと、AVの企画まで進んでるらしい。

つまり、「自由に使える」ことでセカンドクリエーター達がムーブメンドを起こし、より多くの人の目に触れられることになったのです。お金も時間もかけず大きな宣伝効果を生み出すことができます。

インターネットで1億人が繋がった時代に、著作権で広がりを縛るのは得策ではなく、1億人に使ってもらって価値があることを証明したほうが、企業などから大きいオフォーが来る可能性のほうが高いわけです(つまりここでもマネタイズを後ろにズラしてます)。

また僕の話ですが、るってぃのフォトブックが勝手に作られて販売されたり

関連記事無許可でるってぃ写真集を作ろうとするバカ。転売したバカ。買ったバカ

 

オンラインサロン内では、なぜか僕の2018年卓上カレンダーを作ろうとしてるバカがいます。

 

自分の著作権をナアナアにした結果、勝手にるってぃが広がろうとしてます←

キンコン西野氏のクラウドファンディング戦略

 

「革命のファンファーレ」では、「お金の正体」を知ることの大切さと、西野さん自身が行ってきたクラウドファンディングの戦略についても余すことなく書かれてます。

西野さんは自身のクラウドファンディングを「購入型」と位置づけ、資金集めというより、予約販売として使用しています。また、

  • クラウドファンディングで共犯者(セカンドクリエーター)を集める
  • 絵本としてではなく、個展の「お土産」として売る
  • えんとつ町のプペル展を発売日の後に設置(お土産として出口戦略するため)
  • 参加者に「体験」を提供し、スマホを使って共有してもらう(SNSにアップ)
  • 口コミさせるためにSNSにアップしやすい導線をデザイン
  • えんとつ町のプペル展の開催権利をリターンとして販売(クラウドファンディングのリターンを買うためのクラウドファンディングが各地で勃発)

「えんとつ町のプペル クラウドファンディング」で検索すると、そのプロジェクトの多さに驚く

 

正直どれも、広告戦略として参考になるものばかりです。僕もこれまでクラウドファンディングは3戦3勝してるのですが、毎回西野さんの戦略を死ぬほど研究して取り入れてます。

 

近日、4度目のクラウドファンディングを打ち出すのですが、すでにプロジェクトページの下書きは公開していて、1人でも多くの方からのフィードバックを募り共犯者を増やしてる段階です。これは西野さんの「情報解禁に意味はない」という言葉を参考にしています。

あわせて読みたい

クラウドファンディングとは?基本知識から成功までの全手法をプロが解説

 

AI時代に生き残こるのは「愛される欠陥がある人?」

100年生きることが当たり前の時代に、「アンチエイジング」といった、いかにも「歳を重ねること=ネガティブ」と捉えられるようなワードが多いと本で紹介してます。

そうではなく、

  • 老人のアドバンテージをしっかり理解し、「老人力」を仕事化しなければならない
  • お年寄りの方が20代よりも「愛される欠陥(許され力)」の能力値が高い

AI(人工知能)は完璧に仕事をこなしてくれて、ミスすることもありません。人間が伸ばしていかなければいけないのは「しょうがねぇなぁ(笑)」と許される「愛される欠陥」です。

僕はこれを「余白のデザイン」と呼び、結果を出してる人の特徴の1つとしてブログ記事で紹介してます。

関連記事¥お金を稼げる人がやってる8つのこと。稼げない人がやってしまってること

「革命のファンファーレ」はこれからの時代に生き残りたい人は、絶対に読むべき革命本だ!

 

インターネットが何を破壊し、何をもたらしたか?

それを理解しようとせず、古い慣習やこだわりに囚われた人はドロ沼にハマっていきます。環境に上手く適応し、時代を変えていこうとする人が生き残っていきます。

そして、そんな人たちを「ゆとりだ」「さとりだ」と上から言ってると、あっとうい間に取り残されてしまいます。

医療の技術が上がり、100年生きることが当たり前になり、60で定年退職しても残り40年もあるんです。ロボットが人間の代わりにどんどん仕事をしてくれます。

 

そんな時代に、どう適応して、自分にしかできないことを見つけていくか。社会に価値を生み出すか。そしてそれらをどうやって1人でも多くの人に届けるか。答えは革命のファンファーレに書いてあります。

本当に面白いので、ぜひ手にとって読んで見てください。

 

なんと、「革命のファンファーレ」も前半40ページをブログ上で無料公開されたので、気になる方はぜひチェックを▼
『革命のファンファーレ』の前半40ページを無料公開してみた。

 

前作のビジネス書「魔法のコンパス」はこちら。

 

巧みな広告戦略で32万にもの人に届けたメガヒット作「えんとつ町のプペル」はこちら。

 

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「クオリティよりも伸び率」キンコン西野氏の言葉に幸福の本質を見た

 

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