るってぃ(@rutty07z)です。
キングコング西野氏が以前から構想していた通貨「レターポット」のα版がスタートしました。
キンコン西野さん(@nishinoakihiro)が作ったレターポット、試しにやぎぺーに送ってみた!これおもろ!
文字数がそのままお金になる=貨幣に体温が宿る。めちゃくちゃスムーズで使いやすいし、流行るのでは!?https://t.co/TQP0jgthiZ #レターポット pic.twitter.com/7Yz5SGRhOh
— るってぃ@プロ無職 (@rutty07z) December 27, 2017
「レターポット」を簡単に説明すると
- 1文字5円で文字を購入し、その文字を使って手紙を送るサービス。
- 「通貨」としての機能も持っており、例えば1000文字分の手紙を受け取れば、それを5000円として現金として換金してもいいし、5000円分を他の人に感謝の気持ちとして手紙を送ることもできる。
- つまり「愛されてる人=たくさん文字数と時間をかけて手紙が書かれる人」であり、非常に合理的なシステム(サービスが作られた背景として被災地に無駄な千羽鶴や救援物資が送らてきたことがある)
- 「VALU」や「タイムバンク」など、個人の信用や評価をマネタイズするサービスは増えたが、欠点としてそれらはまだ「SNSのフォロワーが多い人」しか光を浴びない。レターポットならSNSを使ってない人でも、熱烈な手紙を書かれるほど愛されてさえいれば正当に評価される(お金を受け取れる)
- サイト設計もシンプルで、送受信もスピーディーで使いやすい

またこのレターポットを使って脅迫文や嫌がらせを送るのにもお金がかかるので送る側にメリットがないでしょうし、ここにブロックチェーン技術が入れば個人情報を掌握できるので悪いこともできないでしょう。
さらに他の仮想通貨に応用して流動性を上げれば「文字を使った通貨」としての使用はかなり現実的です。実際にレターを購入しレターポットを使ってみたのですが、旅人的にこのサービスはぜひグローバルで流行ってほしいな、と思いました。
旅先で感謝を伝えたい人がたくさんいる
旅をしていると、旅先で多くの人に助けてもらいます。
交通の便が悪くて地元民の車に乗せてもらったり、おすすめスポットを案内してもらったり、ご飯をご馳走になったり…
僕も滞在先のホストや現地在住の人にお世話になった回数は数え切れません。それが旅の醍醐味ですが、その「感謝の伝え方」にいつもしっくりくる方法が見つからずモヤモヤしてました。
Facebookを交換して「今日はありがとう!日本に来る時は連絡してね」と送るだけではモノ足りない。お金を送金するのも味気ない。よく分からんお土産やポストカードに感謝の手紙を書くものいいけど、かさばるから嫌な人はいるかもしれない(自分はモノを増やしたくない派なので苦手です)。
それがもし、この「レターポット」がグローバルレベルで実用的になれば、旅先でお世話になった人に簡単に感謝を伝えることができる。しかもその人は受け取った文字数を現金として使用できるし、同じようにお世話になった人に手紙を送ることができる。つまり、手紙を通貨にして、感謝を連鎖的に世界に広げることができます。

「便箋」を5レター(約25円)で購入し、手紙を送る
旅人にとってこれほど利便性が高く、ピースフルなサービスはないと思います。仮想通貨を絡めれば国際通貨の違いによる手数料や送金の遅さの問題もスムーズになると思いますし、世界中の人がより繋がりやすくなると感じます。これこそTABI TECH(旅×テクノロジー)だなぁと。
ITテクノロジーが世界をもっと身近に、そして温かくしてくれると信じてます。キングコング西野氏が掲げる「体温のある経済」にも賛同します。ITで旅をもっと便利で温かく。
⚠︎換金機能は現在実装する予定はないそうです