るってぃ(@rutty07z)です。
持ち物「スマホ1台」で旅できるか検証するためにスタートした「スマホ1台旅」企画。ルールはこちら。
クレジットカードも現金も着替えも持てない、持ち物「ガチスマホ1台」のため、全裸の状態からスタートしたこの企画。初日は無事に衣服の調達に成功。
前回の記事:【スマホ1台旅】丸裸から資金・スマホ・衣服全てを調達した
そしてスマホ1台旅初日が終わりに差し掛かったところで出た感想がこちら▼
#スマホ1台旅 の正直すぎる感想言います
スマホだけじゃ無理、もうお家の布団で寝たい。
これから上海へ
— るってぃ@スマホ1台旅inアメリカ (@rutty07z) 2017年11月15日
今の心の中 pic.twitter.com/eODIIuPPaW
— るってぃ@スマホ1台旅inアメリカ (@rutty07z) 2017年11月15日
クラウドファンディングが目標額の30万円をクリアしてしまったので、宣言通り持ち物スマホ1台(とパスポート)だけで上海に向かいたいと思います。
全然行きたくねぇわこれ。
動画でみたい方はこちら▼
持ち物スマホ1台とパスポートだけで海外に行く気持ち良さ
上海は、運営してるオンラインサロンのメンバー13名と行くことに。
周りを見渡してみると
どいつもこいつも荷物多いwwwww
僕の持ち物はこれだけです。気持ちよすぎwwww
手荷物検査も2秒でパスし、深夜2時、上海に向けて出発!
無事スマホ1台で上海到着!しかし…
羽田空港を出発すること3時間…無事に上海に到着ました。
見ての通り手ぶらです。もはや芸能人です。というかもうハリウッドスターですよね?
ちなみに中国は国がインターネットに規制をかけており、中国のネットを使うとGoogleやSNSなどが見れなくなってしまいます(外国のWebサービスに規制をかけて国内のサービスを発展させるため)。
そのため事前に香港のSIMカードを購入し、スマホに挿入しておいたのでネットに関しては全く問題なく使用できます。
「スマホ1台旅in上海、これは楽勝か…!」と思った矢先、予想だにしないトラブルが起こることに…
「スマホ1台で旅ができてしまう」中国のIoT化とサービスの普及スピード
これまで抱いていた中国のイメージってサービスを丸パクリしたり、大気汚染で街が汚れてる印象がありました。
しかし今ではQRコード決済が発達し、あるゆるものキャッシュレス化が広がっているのです!自動販売機もコンビニも路点のQRコードを読み込んでモバイル決済が可能です。
マッサージ機だってQRコードを読み込んでモバイル決済!
街中に溢れるシェアリングバイクも決済から鍵の施錠までスマホで完結!
これを可能にしたのが「IoT(Internet of Things)」。モノが常時ネットに接続されたことと、ほとんどの市民がスマートフォンを手に入れたことで、ありとあらゆることがスマホ1台で完結できるようになりました。
IoT化やモバイル決済の導入、そしてシェアリングエコノミーサービスの普及が超スピードで進んだのがこの中国なのです。
ちょっと前までサービスを作る人はアメリカのシリコンバレーを参考にしていたのに、今では中国のサービスを参考にするほどです。最近では「滴滴出行(中国版Uber)」や「Mobike(シェアバイクサービス)」が日本に進出しています。
しかし、中国の便利なIoT化は旅行客にとって全く便利ではなかった…
だがしかーし!ここに罠がありました。
この中国のあらゆるサービスを享受するには「中国の電話番号」と「中国の銀行口座」が必要とのこと。
モバイル決済も、中国内のフリーWi-Fiも全て電話番号と銀行口座が必要になります。「WeChat(中国版のLINE)」に日本のクレジットカードや銀行口座を登録してるだけでは全く使えないということです。
つまり中国の電話番号も銀行口座も用意せずスマホ1台だけで上海に来たるってぃは
何にもできね〜〜〜〜
電車にも乗れないしご飯も食べれない、なんなら空港から市内に向かうための公共交通機関にも乗れない。こんなに美味しそうな小龍包も食べれません。何しに上海来たんだよ!!!!
というわけで、あんなに「荷物多いwwwバーカwww」とか言ってたのに、色々と奢ってもらう(お金を借りる)という身分が下の下に。
下着をもらうるってぃ。
上海に着きました🙏
るってぃがスマホ1台で旅しててパンツの提供が無い(ずっとノーパン)ようだったので、可愛いパンツをプレゼントしました#ヤる上海 #スマホ1台旅 pic.twitter.com/JpA6xItc1l— あんちゃ@12/14著書発売! (@annin_book) November 15, 2017
この5日間、ガチで女性用パンティーを履いて過ごしました。
スマホ1台では上海で何もできない…!悔しすぎるので助けを求めることに
「せっかく上海に来たのに結局なにもできない…このままじゃスマホ1台旅てはな乞食旅になってしまう!」
というわけで僕の発信力を総動員し、助けてくれる人を探すことに!僕のLINE@で送った内容
誰か1人でも中国事情に詳しい方がいれば…!そしてスマホ1台旅に希望の光が差し込めば…!そんな思いでメッセージを送信すると
一瞬で現れました。
しかもメッセージを送った当日に上海で会えることに!やはり俺は持ってる!!!!
というわけでご協力いただいのが現在日本在住ですが諸事情で地元の上海に帰って来てた「せいびさん」です(右)
せいびさんから教えてもらった情報によると「中国のIDを持っていれば5回線まで契約できる」とのこと。そしてなんと電話番号付きのSIMフリーGetに協力してくれるというのです!神様現る…!
〜翌日〜まずは中国のケータイ番号を入手しに行く
というわけで翌朝、タクシーでダウンタウンに向かいます。しかし
全くタクシーが止まってくれない。
上海のタクシーは手をあげれば止まってくれると思ったら大間違い。普通にシカトしてくる上に、いざ止まってくれたとしても行き先を伝えたら「遠い」とか言って乗車拒否してきます。マジでなんなんだこいつら。
ホテルのフロントのお兄さんに「タクシー呼んで」と頼んだら、電話で呼ぶと思いきや普通に路上に出てタクシー捕まえるの手伝ってくれました。ありがとう、でもそうじゃないんだ。
「これで安心」と思いきや全くで、全然捕まりません。めちゃくちゃ頑張ってくれました。
30分後ようやくキャッチ。タクシー捕まえるだけでこの労力です。もう本当に日本帰りたい。
待ち合わせに1時間遅刻して到着したのがこちら「China Mobile」
店頭にある機械で取得したい電話番号を選び
発見されたレシートと身分証をカウンターに持って行くと
中国の電話番号付きのSIMカードをゲット!ここまでの時間たったの5分!これで国内のフリーWiFiやWebサービスが使えることになります!!
金額は1年間で1700円程。チャージせずに1年経てば自動的に番号も消滅する仕組みになっております。
そして後ほど分かった情報ですが、日本人でもパスポートを持っていけば、番号付きSIMを契約することが可能です。
短期の旅行であればそんなに困ることはないですが、便利で快適に中国を旅したいのであれば、まず中国の番号付きSIMを購入することをオススメします!!
協力を得て、電話番号付きの中国SIMゲット!(ものの5分で契約終了)
パスポートがあれば日本人でも作れるみたいです。番号あるおかげでSMS認証通るので中国系アプリ使えます!!
さっそく中国版Uber「DiDi(滴滴出行)」使ったけど鬼便利www#スマホ1台旅 pic.twitter.com/4Os0PaJsQR— るってぃ (@rutty07z) November 17, 2017
知り合いからWeChatに10万円分の中国元を送金してもらう
クレジットカードも現金も持ってない僕は「モバイル決済」の方をどうにかしなくてはいけません。というわけで上海に駐在員をしていた知人に依頼。
僕は10万円を銀行振込みし、代わりに5400元をWeChatに送金してもらうことに。
そして
約10万円分の中国元をWeChat Payに送金してもらい、これで準備が整いました。
試しにコンビニでWeChat payを使用してみたいと思います。
スッ
本当に自分の時代が来たと思ってこの時の感動は忘れません。
日本にいる知り合いに10万円分の元を送ってもらって無双モードきました!!WeChat payでスマホだけで全部決済できるようになったので地位がトップに!
中国の電話番号と決済手段を手に入れました!勝ちやーー!#スマホ1台旅 pic.twitter.com/lICUoHX0ta
— るってぃ (@rutty07z) November 17, 2017
ついに中国の電話番号とモバイル決済を手に入れたるってぃ。
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