芸術の都フランスに来てます。
さすがとしかいいようがないくらい、美術館、ギャラリー、そしてストリートアートで溢れてます。
グラフィティの数だけで言うとニューヨーク超えてるんじゃないかな?悪く言うとただの落書きです。


さて。海外での旅をおもしろくするためにいつも意識してやってることをアウトプットしようと思います。
Airbnbを使って地元民と同居する
ひとつめは「1人旅のときはAirbnbを使う」です。それもホストと同居するタイプの!
こうすることで現地の人と同じ暮らしを体験できるし、家の中とか置いてあるモノ見ると、その人の人生のストーリーが垣間見れるのでめちゃくちゃおもしろいです。
ちなみにホストは”おばちゃん”を選ぶと間違いありません。お母さんは世界共通で世話焼きで、面白い。
今回のホストさん、アラビア語しか喋れなくて、今のところ「子供が3人いること」と「テニスをしていること」しか分かりません。それでもなぜか心の意思疎通は取れててなんとかなってます。


Airbnbの最大の魅力は「予定不調和」です。
ホテルのように立地の良い商業エリアになく、むしろ、立地の悪い普通の住宅地です。
僕がいま滞在してるのはパリの20区というエリアで、ググったら一番移民が多く、あまり治安がよろしくないエリアだそうです。ただ、そういうとこが一番リアルな場所だと思ってます。
付近の公園やスーパー、飲食店をのぞいてみると、その国の人たちの生活が見えてきて楽しい。治安も、普段からの心構えと夜の行動さえ気をつければ問題ないです。
予定不調和の旅は記憶に残る
テクノロジーの進化で、旅も生活もすべて合理化が進んでます。ググればレビューの星の数が分かるし、Googleマップでどこにいても場所が分かる。とても便利ですが、記憶には残りません。
最近は、いかにして「記憶に残すか」ということばかり考えていて、その答えが「予定不調和」なのかなと。
以前、オーストリアでAirbnbで宿を予約したとき、自分で鍵をポストから取って入る「セルフチェックイン」の宿だったのですが、そしたら、あるべきところに鍵がない訳ですよ。
むっちゃ探してもなくて、たまたま同じアパートにいたおばちゃんに話しかけてもドイツ語しか話せない人だから意思疎通できなくて、頑張って身振り手振りで説明したら手伝ってくれて、そのおばちゃんが部屋の前にあるカーペットめくったら鍵あったんです。
「なんでやねん!!!」と思ったけど、2年経った今ではいい思い出です。ちなみに、その部屋でどう過ごしたかみたいなとこはあんまり覚えてないという。笑
スウェーデンで予約したAirbnbも都心から電車で40分、しかも駅から徒歩30分という立地で、森の中にある家だったけど、駅から家まで聞いた音楽のエモさとか、家族の温かさすべて含めて、過去最強レベルのAirbnbの思い出になりました。
スケジュール通り進むことが正しさではない
なんかAirbnbのステマみたいになったけど、どうやってスケジュールとおりに進むことを上手くぶっこわしてくかに行き着くと思います。
AIとアルゴリズムの最適化によって便利や効率とは引き換えに「記憶」が奪われていくのではないかと。
まあ何が言いたいかと言うと、いままさに「トラブルなう」です。時差ボケつら過ぎてAirbnbの宿帰ってきたら、玄関開かないという。チャイム押しても、メールしても返ってこないし。寝てるか、用事で家を空けてるのか。
お金払って予約した宿なのに、入れない。
これが予定不調和です。
いま近くのカフェで濃いめのコーヒーキメながらこのブログ書いてます。全然オーケー。3年後に記憶残ってるの、こういうのだから。
その他細かく意識していること
他には「徒歩/自転車移動」も欠かせません。なるだけ風景が切断される地下鉄を使わず、自転車で風を感じながら街を走るの最高。これは国内でもよくやってます。
昔からそうでしたが、この辺の本の影響も多少ある。
書評「ウォークス 歩くことの精神史」歩行は空間の断絶化に抵抗する唯一の手段である
「スタバやマクドもなるべく禁止」とかね。食からその国の文化が知れると思うので、世界中どこでも食べれるチェーン店ではなく、地元のレストランとか行きたいね。
- 朝ラン(最近ランニングシューズ持ち歩いてる)
- お金持ちのエリアを散策(趣味。テンション上がるし楽しい)
- 美術館行ったりギャラリーでオーナーと喋る(てか営業)
- 図書館と本屋も楽しいよね
- ミュージックバーも超オススメ
という感じです。危険なことはNGだけど、あえてトラブルに突っ込んでみるのはありでっせ。
あと、旅ではあまりお金をケチらないこと。こういう予測不能なことにこそ「投資」と思って使う。ミニマリストのくせに、最近は旅先でモノも買いまくってます。これも記憶に残すための栞だと思って。
そんな感じ!