元HKT48の「ゆうこす」こと菅本裕子さん。
SNSの総フォロワー数は76万人を超え、「好きを仕事にする」インフルエンサーです。
しおたんさんの「女子高生も、芸能人も、起業家も、みんなが彼女の噂をする。菅本裕子 23歳」というバズり散らかしていた記事から興味を持ち、ホリエモンとの対談ライブを見ることに。
「もうすぐ年収1億円にタッチする」とその時話しており、目ん玉飛び出そうになったのですが。
しかし、そんなゆうこすもHKT48脱退後はニートをしており、なかなか恵まれない不遇の時代があったそうです。
1日中SNSを研究し、発信することを続けたゆうこすさんが「好きを仕事にするため」の発信方法を綴ってるのがこちらの本。
同じく情報発信をする身として、SNSに対する姿勢や取り組み方、考え方がめちゃくちゃ勉強になりました。参考になった部分をアウトプットしていきます。
情報発信における前提「読者にとって価値があること」
好きなことを仕事にするために「情報発信」というワードが多く出てきますが、なんでもかんでも好きなことを発信すれば良いというわけではありません。ゆうこす曰く大切なことは
- 発信する情報が読者に価値があること
- 自分にしかできない情報発信(差別化)
が重要だそうです。
例えば、ゆうこすの発信の共通テーマは「モテ」
女の子が可愛くなって男の子からも女の子からもモテるようになるために、化粧品やメイクの仕方などをあらゆるSNSを使って発信しています。
「本気で可愛くなりたい」と願ってる女子からしたら、ゆうこすの発信内容は価値でしかないですよね。だからそれだけフォロワー数が集まっています。
ゆうこす流ツイッターの使い方
フォロワー20万超えるゆうこす(@yukos_kawaii )のツイッターテク
①RTしてくれたアカウントを見に行く→自分を客観視
②アンケート機能を活用→需要の確認
③DMを解放する→相談してくれる=信用されてる
④いい意味で悩みや裏の顔をみせる→余白で仲間意識
参考本https://t.co/ChsTHH4Sqi
— るってぃ@スマホ1台旅inアメリカ (@rutty07z) November 30, 2017
ゆうこすはツイッターを
- 本音と共感のメディア
- 拡散力が最も高い
と述べています。。そんなツイッターフォロワー20万人を超えるゆうこすのツイッターの使い方はこちら。
1.エゴサーチで自分を客観視
毎日エゴサーチして、ユーザーの反応を見たり、ツイートをRTしてくれたアカウントをチェックすることで自分はどういう風に見られているか客観視しているそう。
インフルエンサーの努力が垣間見える…!
2.アンケート機能を活用
こういうやつです▼
【男の子へアンケート②】
女の子の顔で一番に目がいく場所は?— 菅本裕子♡ゆうこす (@yukos_kawaii) 2017年8月4日
アンケート機能を使うことで自分の考えてることと求められてるものが一致してるか確認してるそうです。
あんまり使ってなかったな…クラウドファンディングのリターン何が欲しいかとか、もっとアンケート機能使えばよかったのか…。取り入れてみよと思います。
3.DMを解放する
フォロワーが20万人超えているのでこれは超意外だったのですが、ツイッターのDM(ダイレクトメッセージ)を受け付けてます。
そこにはかつてのゆうこすのような、「好きなことを仕事にしたい人」や「もっと可愛くなりたくて悩んでる人」から真剣な悩み相談が送られるそうです。
その背景となる考えに「真剣に相談してくれる=信用されてる」があるそうな。
自分もDM解放してるのですが、けっこうおもしろいメール届いたりして楽しいです。
4.良い意味で「悩み」や「裏の顔」をみせる(余白)
良いことばかり発信するのではなく、時には自分の悩みや裏の顔もフォロワーと共有する。これ、完全に余白をデザインしてますよね。
フォロワーに「憧れの対象」として見てもらうだけでは応援されません。
「私でもゆうこすみたいになれるかも?」と感じさせると同時に、一緒に頑張る仲間意識を持たせるために良い意味で悩みも発信しているそうです。
ゆうこす流インスタグラムの使い方
ゆうこす曰く
- 自己プロデュースには最もインスタグラムが適している
- インスタは自分のキュレーションサイトであり、一冊の雑誌であり、自分が編集長
だそうです。
インスタ一番苦手なので参考になりました。ゆうこす流のインスタグラムの使い方がこちら。
1.なりたい自分を見据えて発信する
ツイッターは「本音と共感のメディア」と紹介されてましたが、インスタは「なりたい自分をしっかり見据えて、正方形の写真にたっぷり夢を詰め込みましょう」と紹介しています。
インスタは他のSNSに比べて憧れの眼差しで見られる意識が高いため「こういう女の子になれたらいいな」という憧れを詰め込み、自分が編集長になったつもりで発信してるそうです。
- ツイッターは今自分が考えてることや得た体験をリアルタイムで発信
- インスタは未来の自分の人物像を描きながら発信
という感じでしょうか。
実際、インスタの発信を通して有名雑誌でのモデルの仕事に繋がったそうです。
僕もモデルになりたいので「さも自分がモデルかのように」発信していこうと思います←
2.インスタ検索が増えてるからこそ信頼できるアカウント作りを
いま若い人はグーグルではなく、インスタから情報収集する人が増えてるという話を聞いたことがあります。
旅行先のおすすめスポットも、グルメも、そしてファッションはモデルを見てもイメージがつきにくいから、インスタを通して素人さんが着てる写真を参考にするそうです。
つまり何かの分野において「このアカウントの情報が一番見やすくて信頼できると思わせたら勝ち」だそう。
ちなみにゆうこすが目指してるのは「お金を出してでも買いたい(見たい)最高の充実したモテフリーペーパー」
3.全体の雰囲気を統一させる
- オシャレな写真をポストする
- オシャレなだけではなく、見やすい写真をポストする
のは大前提として、インスタグラムは「雑誌」なので、全体の統一感が大切だそう。写真の加工方法や色味は1つに統一させましょう。
また「情報の統一」という意味でも
- コスメの紹介→このコスメを使ったらモテる
- 食べ物の紹介→このお店を知ってたらモテる
という風に、一見モテとは関係なさそうなコンテンツでも必ず「モテ」の要素を入れてるそうです。
また、「自撮りの写真を3枚続けてポストしない」など、写真の配置バランスにも相当気を遣っており、鍵付きの別アカウントを用意して、全体のバランスに違和感がないか常にチェックしながら写真をポストしてるそうです。
4.インスタこそ長文で詳しく
これめちゃくちゃ意外だったのですが。
140文字という制限のあるツイッターでは表現できない文字量で説明できるのがインスタの強みだと!
ゆうこすはコスメをインスタで紹介する時は1000文字を超える熱量で丁寧に解説してるそうです。
情報量が他と比べて圧倒的に高いからこそ、信頼できて価値のあるアカウントになっています。見てもらったらその文字の長さがわかります。
5.インスタを使った拡散力即アップ術
リツイートなどの拡散機能がないインスタですが、上手く機能を活用すれば拡散性はあるとのこと。まとめるとこんな感じ▼
- ハッシュタグに情報いれる(例 #イヴサンローラン新作)
- 絶対に検索しないであろう無駄なハッシュタグはいれない(短い単語など)
- 人気のハッシュタグを他と差別化して取りに行く(「#スタバ新作」は競合多いので自撮りも付け加える)
- タグ付けも重要(ブランド側に対してインフルエンサーとしての自分の存在を認知させる)
- 動画もインスタでは有効な手段。人気投稿に載ることも
ゆうこす流Youtubeの使った発信の仕方
「ゆうこすモテちゃんねる」の登録者数は25万人以上…!
動画でもコスメやメイクアップ動画を分かりやすく紹介しています。
動画は編集のハードルが高く、見ている人に対して発信してる人がまだまだ少ないですが、YouTubeが最も伸び代のあるSNSで間違いありません。
ちなみにYouTubeと少しズレますが、ゆうこすの収入で最も多いのがライブストリーミングからだそうです。
いま多くのECプラットフォームが「EC+ライブストリーミング」に参入しています。
それほど動画を使った発信は伝わりやすく、濃いファンも作りやすいのでしょう。そんなゆうこすのYouTubeを使った発信方法かこちら。
1.若年層を意識した動画編集
YouTubeユーザーは若年層が多く、ゆうこすの場合小学校〜高校生の視聴者が多いと。
そのため編集や効果音などの演出も、若い方が見て楽しめるものにしてるのだとか。
そして動画でも重要なのは余白。「私でも真似できるかも?」と思わせることが重要だと。
確かにクオリティが高すぎると真似や応援しづらくなってしまいます。
なるべく中学生がドラッグストアで買えるコスメを意識的に紹介しているそうです。
そして面白いな〜と思ったのが、地方の人はインスタよりYouTubeを見てるそうです。
2.YouTubeはアイキャッチが命
ブログでも一緒ですが、Youtubeもアイキャッチ画像が命だmうで、「オシャレすぎるとダメ」とのこと。
ここにもクリックしたくなるような余白が必要なんですよね。
3.「タグ」を活用して関連動画に表示させる
これは全く知らなかったんですが、YouTube動画にはタグを設定することができ(例えばコスメ紹介動画なら「コスメ」など)、関連動画に表示されやすくなるそうです。
タグはページ上に表示されないので知らない人も多いそうですが、人気YouTuberが使ってるタグは動画ページをPCで右クリックし、「ソース検証」から調べることができます。
またタグは闇雲に設定しすぎるとNGらしく、15個以下で設定するのがオススメだそうです。
ゆうこす流ブログを使った発信の仕方
最後にブログ。
ゆうこすは「自分のファンに向けて発信するな!」と一貫して語ってますが、ブログに関しては「ファンに向けて発信している」そうです。
ブログは文字数の制限もなく、好きな写真や動画を載せることができ、最も自由度が高いと言えます。
ゆうこすが使用しているのは「LINE BLOG」。SEOなどはおそらく全く意識せず、ファンへのラブレター感覚でコアにディープに想いを綴ってるそうです。
拡散性は最も低いけど、ファンに濃い情報を届けるツールがゆうこすにとってはブログだと。
大切なのはフォロワー数より「いいねの数」
1つのSNSを鍛えても発信力はその中で留まりますが、各種SNSを全て網羅することで発信力は雪だるま式に増えていくそうです。
これ、一世を風靡したマックス村井さんも言ってたなぁ…。
僕が注力してるのは今のところブログとツイッターとLINE@くらいですが、ここにインスタやYouTube、ライブ配信が加わればさらに発信力が掛け算されていきます。
ただ、これはゆうこすも言ってるんですが、大切なのは「フォロワー数」より「いいねの数(=エンゲージメント)」だと。
インスタで「フォロワー数が少ないのにいいねが多いアカウントは愛されている・信頼度が高い」と述べています。
ついついフォロワー数の方に目が行きがちですが、エンゲージメント率を重視していきましょう。
まとめ
アウトプットしたいこと書いて行きましたが、ゆうこすがこれまで使用した全てのSNSのテクニックや意図が書かれています。
自分も情報発信してる身として非常に参考になる部分が多くありましたし、良い意味で「やっぱり上手くいく発信には型があるな」と改めて感じました。
これからSNSで情報発信していく人は読んでおいて損はないはず。