別にアナリストでも時代の最先端にいる訳でもありませんが「またブログブームが来る」という話。
僕自身2015年からWeb上で文章書きはじめ、同期のような友達もたくさんいるんですが、ブロガーさんって一定のアクセス数を獲得して知名度を得ると、他のことに展開していくのが定石です。
そのまま法人化して広告運用やるとか、ライターやYouTuberになったり、リアル店舗の商売はじめたり、僕みたいに全く関係ないことやる人とか(全くオススメしない)…同期の友人ガッポガッポ稼いでる人いますマジで。
まあつまり、ブログ書くの落ち着いてしまう(辞めちゃう)人が多いのですが、これがまたブログに戻るんじゃね?という話です。
SNSの相互コミュニケーションがダルい
そう推測する理由のひとつめがSNSのコミュニケーションがダルいからです。
TwitterやYouTubeといったSNSの最大の魅力は共通の趣味の人と繋がったりコミュニケーションを取れることで、確かに僕もそれを楽しんでいました。
ですが最近のSNSは、みなさんお分かりだと思いますが、誹謗中傷が飛び交うカオスな空間になってきております。
となると発信者としては、発信しててもデメリットやモチベーションを削がれることの方が多くなります。
無視して批判すら糧にすればいいんでしょうけど、その人たちのコメントに自分自身も、視聴者もブレてしまいます。
例えば、低評価がいっぱいついてるから「この動画は良くない」と感じてしまったり、逆に自分は面白くないと思った動画のコメント欄が賞賛の声で溢れてたら面白く思えてきたり…
バイアスに流されて、自分の感性が信用できなくなる。これほどマズイものはないと思うんです。
最近、インスタグラムがいいねの表示廃止したし、友人のミニマリストしぶは、YouTubeのコメント欄を閉鎖しました。
ずっと捨てる勇気が持てなかったYoutubeのコメント欄を閉じた。再生数を稼ぐにはコメント有りが有利だろうと無くすのが怖くて。でもNetflixのレビュー廃止やinstagramのイイね数非表示に乗じて僕もやめる。他者の意見に飲まれず、視聴者にはフラットに、自身の感性のみで作品を評価して欲しいから。
— ミニマリストしぶ (@minimalist_sibu) July 24, 2019
また、こんな記事も書いてます。
ブログの一方通行的なコミュニケーションへの回帰
やっと本題なんですけど、相互の交流がないブログがまた発信の場として盛り上がるのではないかという推測です。
一番盛り上がるワケじゃないけど、おそらく地味に、ずっと長く残ってる表現空間だと思います。
この「相互作用的な交流がない」は、以前まではブログのデメリットでした。
ブログはアクセス数は測れますが読者からの反応や声を直に感じにくく、コミュニケーションは他のSNSで補完する必要がありました。
でも、そのSNSの世界がイカれはじめてるから、読者の声が(良い意味で)聞こえにくいブログで一方通行的に発信続けると良いよねという話。
いいね数の表示もないし、コメント欄も閉じれば、読者のコメントにブレないブログの完成です。ツイッターでエゴサーチするのも辞めましょう。
noteも良いんですが、いいねの表示やフォロワー数あるからけっこうダルかったりする…。
まさにブログは、外部からの声が届かない「現代の瞑想部屋」とも言える空間になるんじゃないですかね(カッコよく言いすぎた?)
自己表現・自己理解ツールとしてのブログが求められるのではないかと思います。
内省・自己表現としてのブログ
ただ「ブログブームがまた来る」と言っても、SEOを意識したお役立ちブログは、かつてほどの盛り上がりは戻らないと思います。2018年のWELQ事件とか色々ありましたね…。
役に立つものの価値は下がり、相対的に「意味があるもの」の価値が上がるでしょう。
結果的にたくさん読まれたり刺さるブログって、その人の「成り」が分かるリアルなブログです。ここら辺は経験豊富なベテラン、えとみほさんが解説してるので読んでみてください。
もう「バズらせる」とか「有益なものを書く」とかそういった方向ではなく、書くことで自分の内を探ったり深めていく内省・自己表現的な空間が増えていくんじゃないかなぁ。
動画ブームでブログの影が最近薄いし、実際ブロガーと呼ばれる人全然見なくなりましたが、本当に文章を書くことが好きな人って、ブームなど関係なくずっと書き続けるのではないでしょうか。
自分は、書くことは生きることだと思ってます。