たまに更新してるラジオアプリ宛にこんな質問が届きました。
質問です。アーティストさんを支援するためには具体的にどんな方法がありますか?作品を買うのも、どういった場で購入するのが一番良いのでしょうか…?分かりやすく応援できる場とかあればいいのに、なんて思います。るってぃさんの見解をお聞きしたいです。
制作活動だけで食べていくのは(特に日本では)とても難しいことです。アーティストが持続的に活動できる社会を作るには言うまでもなく、皆さんからの応援が必要。
とは言え、どういう風に作家を応援すればいいのか分かりにくいですね。僕もどこで作品買えばいいかとか分からなかったし、ギャラリーとか敷居高いと感じていたし。
特に、僕みたいな駆け出しの作家はどんな応援をされたら嬉しいか考えてみました。結論先に書くとこんな感じです。
- 作品購入
- 展示に足を運ぶ
- ポジティブな声援
- SNSでの拡散
- コミッション(制作依頼)
- 人や展示場所の紹介
- 投げ銭(特にArtSticker)
作品を購入する
やっぱりこれが一番分かりやすいし、嬉しいですね。
現代アートの魅力は「作家が生きていること=まだ本当の価値が定まっていないこと」なので、作品購入してもらって成長を見守っていく(一緒に成長していく)という応援の仕方は楽しいと思います。
スタートアップへの出資みたいな。みんな誰かのパトロンになれます。
作品は基本的に作家が所属してるギャラリーで購入しましょう。その作家が無所属の場合は「YOUANDART」さんのような掲載しているオンラインサイト経由で購入することをオススメします。
詳しい作品購入の方法や注意点はこちらの記事をどうぞ。
新米コレクター必見!アート作品の購入方法や情報収集について解説
展示に行く
バーチャルで画像をいつても見れる時代に、しかもパンデミックの状況下で、リアルの空間で作品を生で観賞することの贅沢さを感じます。
どれだけバーチャルが発展しようとも、作品の本当の素晴らしさは直に対峙することでしか分かりません。直接展示に行くことも応援のひとつです。
ポジティブな声援
※差し入れやお花もめっちゃ嬉しかった
最近自分も意識してることなんですが、本当に素晴らしいアーティストさんに出会ったら「良かった」とか「応援してます」という言葉を伝えます。作家に直接話かけるのは少し勇気いるんですけどね。
というのも、アーティストは正解のない世界で自分を信じられるかギリギリの中で制作してると思うので、その言葉で本当に救われるんです。
いつ辞めてしまうかも分からないアーティストの制作のモチベーションを高めるのはポジティブな声援です。
SNSでの拡散
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作品を販売してお金を得ることも大切ですが、1人でも多くの方に自分の作品が届くことを強く望んているのでこれもめちゃくちゃ嬉しいです。感想ツイート、リツイート、ストーリーズの投稿、どんどんして欲しいです。
※あくまで僕の橋浦はです。展示によって撮影・SNS投稿可能かどうか異なるので必ず確認しましょう。
なんなら作品をSNSに投稿した際にそっと”いいね”押してくれるだけでも励みになります。
コミッション(制作依頼)
作家に直接作品オーダーする”コミッション”も嬉しい応援ですよね。コミッションを受け付けてるかどうかも作家によるので問合せてみましょう。
特に企業案件で実績増えるとポートフォリオの拡充に繋がって、それを元にアーティスト自身で営業かけやすくなので大型のコミッションは嬉しいと思います。
人や展示場所の紹介
人の支援や協力あって長く活動続けられるので、業種問わず色んな人や場所を繋いでもらえるのは本当にありがたいですね。
僕もよく友人に飲みに連れてってもらったり、そこらありがたいお話を頂いたりします。ありがたやありがたや…。また、作品は人に見られてこそ完成するので、常に展示機会も探してます。
かと言って、自分のポリシーや作品に合わない場所を紹介されてもアレなので紹介ってけっこう難しいところなんですが。この辺また詳しく語りたい。
投げ銭(特にArtSticker)
noteやオンラインサロンなど、ダイレクト課金でクリエイターをサポートできるサービスやプラットフォームが増えてますよね。
特に「ArtSticker」というサービスで投げ銭してもらうのがアーティストとしてかなり嬉しいと思います。
作家側は自分の作品をアプリに登録しておき、それを見ていいなと感じたユーザーが作品に対して120円から投げ銭できるのですが(コメントや感想も付けれます)
投げ銭するとその他の人のタイムラインに投げ銭した作品が流れます。つまり作品を知らない人に見てもらえるキッカケが増え、認知度が高まります。
アーティストにとって1人でも多くの人に作品を見てもらうことが重要ですし、元々ArtStickerに登録されているのはアートが好きな人たちなので、かなり効果大きいのではないかと思います。
アプリダウンロードとクレカの登録など必要ですが、良いサービスなのでぜひ!作品販売や展示/イベント情報も流れてくるので僕も活用してます。
アーティストへの応援の形は人それぞれ
作家視点で、されて嬉しい具体的な応援の方法を書いて来ました。
アーティストって普段生活していて関わりづらい(接点がない)かもしれませんが、全くそんなことありません。
ぜひ、積極的に関わってみてください。おもしろいですよ。