新米コレクター必見!アート作品の購入方法や情報収集について解説

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正直、アート作品を買うってめちゃくちゃ敷居高くない???

自分もアーティストの友人から直接作品を買ったことはありますが、一般的なアート作品の購入方法って全然知らなかったし、ギャラリーって入りにくい雰囲気あるし…。

しかーし!正しい情報さえ知っていれば、アート作品を買うのは何も敷居高くありません。

今年アート作品の収集に時間とお金を使ってみたのですが、良い意味で特別なものでなくなました。

お店で服を買ったりするのと何ら変わりません(テンションはブチあがります)

今回はアート作品の購入の方法などを解説していきます。

アート作品の買い方

アート作品を買う方法をざっくり別けるとこんな感じです。

  1. ギャラリーや画廊で作品を買う(プライマリー:1次流通)
  2. オンラインで買う
  3. オークションなどセカンダリーで買う(セカンダリー:2次流通)
  4. アーティスト本人から直接買う

基本的にはプライマリー(1次流通)で作品を購入する

ギャラリーや画廊など、いわゆる「プライマリー(1次流通)」で作品を購入するのが一般的です。

人気作家だとプライマリーで購入すること自体難しいですが、これから!という作家であれば十分購入可能です。

SNSで気になるアーティストをフォローしておいて、個展や展示会の情報回ってきたらその展示がやってるギャラリーに直接伺って買う…というのが基本かな。

展示だと作家本人と直接お話して作品の説明を聞いたり、その作家の人柄に惚れて買うこともよくあります。現代アートの魅力は「作家が生きていること」です。購入を通して同時代を生きてる作家をずっと応援できるのが楽しいんですよね。

だから作家活動を辞めない、制作し続ける意思や目標がある作家の作品を購入することをオススメします。

作家が不在でも、ギャラリストやスタッフに話かければ作品の説明をしてもらえます。話しかけづらい雰囲気あって僕も最初抵抗あったんですけど、快く質問に答えてくれますよ。

また最近ではオンラインでアートを購入できるサイトも増えてきて、現物を直接見ることはできませんがネットで遠方の作家の作品を購入できるのはありがたい時代。

  • YOUANDART(国内の若手作家が中心。僕も作家として出品してます)
  • tagboat(国内オンラインの老舗 セカンダリーの作品もある)
  • TRiCERA(海外の作家も取り扱ってる)

国内のサイトだとこの辺が有名ですね。

人気作家をセカンダリー(2次流通)で購入する

プライマリーで購入することができない人気作家の作品は、オークションなど2次流通で購入する選択肢が出てきます。アートと言うと、みなさんこちらのイメージの方が強いのではないでしょうか。

オークションにはプライマリーで購入された作品が何らかの理由で出品され、お金とタイミング次第で人気作品を購入できるチャンスがあります。

が、当然プライマリーに比べ値段は高くなる傾向にあります。オークションは競売なので、自分以外にライバルがいるとどんどん金額が上がっていきます。オークションで何億と値段が付くのはそのためです。加えて、オークション会社にも手数料を払わなければいけません。

また、中古品なので傷や経年劣化などのコンディションにも気を付けなければいけませんし、贋作のリスクもあるので注意が必要です。

駆け出しコレクターは、まずプライマリーで購入できる作家から購入しながら業界の構造を理解していく方が良いかと思います!

作家から直接購入するメリット・デメリット

アーティスト本人から直接買うことにもメリット・デメリットあるので気をつけましょう。

ギャラリーは芸能事務所のような役割を持っており、所属アーティストのマネジメントやブランディングに関わってます。

そのため、展示会で購入した金額のだいたい50%はギャラリー側に持ってかれてしまうのですが、基本的にはギャラリーを通して買った方が、後々のトラブルやセカンダリーに売却することを考えればベストです。

報酬的には作家本人から直接買った方が良さそうな気がしますが、ギャラリーから所属アーティストに対しての信用も貯まるので、長期的に見たら作家にとっても、ギャラリー経由で購入する方が良いです。

ギャラリーもビジネスなので「売れる作家」をどんどんプッシュしてくれるようになり、その先のアートフェアへの出展や大きいプロジェクトへの参加に繋がっていきます。

作家本人と元々親しい関係とか、まだその人がギャラリーに所属してない(独立してやってる)ならば直接取引するのもアリだと思います。その辺はしっかり確認しましょう。

またアーティストにオリジナル作品を直接オーダーする「コミッションワーク(委託制作)」という方法もあります。ギャラリーに所属しているアーティストであれば、ギャラリーを通して依頼しましょう。

アーティストを支援する(応援する)具体的な方法

作品の種類に気をつける

自分もよく分からなかったこと!それは絵の種類!

「原画」は文字通り1点ものなので最も希少価値が高く、その分金額も高くなります。

巨匠の原画は数百万〜何十億レベル…まだ世間に知られていない、これから伸びそうな若手作家の原画を買いたいですね。

「ドローイング」は原画を描くにあたっての下絵のようなもので、原画に比べ金額は安くなる傾向にあります。もちろんドローイングを作品として出品しているアーティストもいるので、スタイル次第によるんですが。

「エディション作品」は30部や100部など、刷られる枚数が限られているため価値が保証されています。その分、原画より値段は落ちます。逆にエディション付いてないプリント作品は「グッズ」として捉えられてしまう可能性も。

印刷の種類はシルクスクリーン、リトグラフ(19世紀にヨーロッパで発明された石版画)、ジークレー(インクジェットによる吹き付け)、3Dプリンタなど様々で、印刷方法によって風合いや劣化の進み具合、保管方法など変わってきます。

プリント作品でもなるべく作家の直筆サインは欲しいところ…。エディション付きでもサインがないもの(あったとてもサインも印刷)だと「グッズ」に成り下がる可能性があるので要注意です。

気前の良い作家さんであれば、グッズでも個展に持ち込めば直接サインを入れてくれるケースもあります。

アートを買うにあたっての、自分なりの情報収集

アートコレクションは情報戦です。

「早い者勝ち」の「コネクション」がものを言う世界なので、常にアートに関する情報を集めながら、自分の足で展示を回りまくって、コレクター仲間やギャラリストとのコネクションを広げていくことが重要だと感じます。

またコレクションを通じて、自分はどのような人間で、コレクターとしてどのような目標を持っているかポートフォリオを築いていくことが重要です。

先に書いておきますが、アートコレクションの世界は全く平等ではないですよ!

アート作品を買うのって全然平等じゃない件

1.とにかく気になる作家やギャラリーのSNSをフォロー

気になったアーティスト、そのアーティストの所属先のギャラリーのSNSは片っ端空フォローしておきましょう。インスタグラムとツイッターが多いですかね。

開催された個展や展示会は初日に行くことを強くオススメします。作家さんが在廊してるケースが多く、直接話せるし、作品も買いやすいからです。

アーティストさんによってはSNSやってないケースもあるので要注意を。本気でアート作品を買おうと検討してる人は、画廊から資料の無料請求申し込んだり、ニュースレターを登録するのもオススメです!

2.ギャラリーに足を運ぶ

次に、とにかく足を運んで直接作品を鑑賞すること。

良い作品をコレクションするためには、良い作品を見まくることが重要です。

自分の好きなアーティストばかりをネットで情報追ってても偏りが出るので,東京行った時はギャラリーを回りまくって偶然の出会いを楽しんでます。

地方に行くときも最近は必ずその土地で開催されてる展示やギャラリーの情報を調べてますね。

その土地出身の有名作家さんは誰かとか。アーティストは生まれた場所の風土や育った環境、食べたモノなどに必ず影響を受けてるので、そういう部分もチェックしたいです。

3.コネクションを増やす/交流する

とてもオススメの方法として、SNSでアートコレクターさんをフォローしましょう。

コレクターさんのアートに対する熱量はやはりすごいので、展示に足運びまくってるし買いまくってるし、中には「若手を発掘しよう」と無名の作家をコレクションすることに情熱を燃やす人もいます。

彼らがどんな展示に訪問しているか、どんな作品を買ってるか(買おうとしているか)チェックすることで現代アートの流れが見えてきます。

それと今はコロナでやってないですが、個展の初日に「オープニング」というものが大体あって、作品を鑑賞しながら食事をしたり交流できるパーティーが開催されます。そこでギャラリストやコレクターさんとの繋がりを増やすのも大切です。

コレクターとして顔が知られてくると、クローズドで開催される「レセプション」に招待されることも…。

ギャラリーに通いまくって(作品を買って)ギャラリストに名前を覚えられる、アートコレクターとコネクションを作るのも、良い作品をコレクションしていくためにはとても重要です。

4.アート作品を買ってみる

アートを買うために、まずアートを買ってみること。

先ほども書きましたがアートは投機的な側面もあるので「損したくない」「できるだけ良い作品を買いたい」と情報収集ばかりしてなかなか手を出さない…なんてことはアートに限らずよくある話。

もう先に、自分の直感にしたがって心から好きだと思える作品を買っちゃうのもオススメです。

初めてアート作品(絵画)を購入してみた

ひとつ作品を買えば、その作家や周辺のアートに関する情報がいやでも目につくようになります(心理学的に言うとカラーバス効果ってやつ)

なので自分の出せる予算で一歩踏み出すの一番オススメっす!!!

購入したら適切な保管と管理もお忘れなく。

初めて絵を額装して気付いた「作品は買って終わりではなく育てるもの」

アート作品の保管方法や額装、壁に掛ける方法について

まとめ

忘れてはいけない大事なことですが、アートは資産的な価値を持つです。

まだ自分も全然ですが「アーティスト・ギャラリスト・コレクター」この三者間で良質なネットワークを築けると情報収集が円滑になり良い作品を買いやすくなるんだと思います。

アーティストとコレクターの絶妙で奇妙な関係性

長々紹介してきましたが、tagboat代表の徳光さんの著書が「アート作品の買い方」の入門として分かり易いのでオススメです。

他にもアートコレクションについてこのような記事も書いてます。

アート業界における美術作品の転売について思うこと

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