夏休み〜!イエ〜イ!!(藝大修士1年前期感想など)

みんな〜〜〜!

険しい顔でドイツを目指すワイ

大学院1年の前期が終わりました。はえ〜!あと3/4だよ。

そもそも「人生夏休み」みたいな感じで過ごしてきましたが、数年ぶりに「オフィシャル夏休み」がやってきました。10月まで。めっちゃ大学生っぽい。

あっという間な気もするし、でも色々あり過ぎたので「大学院生活ってどんなもんじゃい」というのをバーっと書いていこうと思います。あくまで東京藝大の修士1年(先端芸術表現科)の話なので、まあ誰かの参考になれば。

制作疲れたらヤギと遊んで癒されてる

授業について

修士1年の前期は「授業取りまくってキャパオーバーさせよう」という作戦に出ました。結果、本当にキャパオーバーしました。5月に書いたブログの時点でヤバく、7月中旬から記憶曖昧です。

どうしてこうなったかと言うと、先端の修士1年は必修の授業は

・毎週ゲストアーティスト呼んで3時間トーク→レポート提出
・研究室の活動
・2年以内に4単位取得

しかないんですね。まあ大学院って基本制作(研究)がメインだと思うし、自分が所属してる研究室がとっても自由で、毎週集まって活動する!みたいなのがないので

大学院割と暇かも→興味ある授業片っ端から取ったれ!

というノリで時間割組んだらこうなりました。


月1 平面表現演習I(取手)
月2 平面表現演習I(取手)
月5 現代芸術論I(上野/オンライン)
月6 ダイバーシティ実践論(オンライン/不定期)

火5 映像演習I 映画(上野/オンライン)

水2 芸術学演習I(上野/オンライン)
水3 アーカイブ概論(上野/オンライン)
水4 共通レクチャー(上野/オンライン)★
水5 共通レクチャー(上野/オンライン)★
水6 メディア特論:アート(オンライン/不定期)

木1 映像演習I★(取手)
木2 映像演習I★(取手)
木4 作り手のためのドラマツルギー概説I(上野/オンライン)
木6 創造と継承とアーカイヴ:領域横断的思考実践(オンライン/不定期)

金2 文化人類学I(上野)
金4 美術史概説I(オンライン)
金5 芸術情報概論A(上野)

集中講義:宗教学★(夏休みに6講義)
5〜6月まで:英語の授業×3
6月から〜:アーツプロジェクト実習


最初余裕〜と思ってたら6月くらいからむちゃくちゃ忙しくなりました。

でも、実際に履修登録したのは★付いてる授業だけで、それ以外は聴講という形で参加。履修登録期間の時に助手さんに相談したら、たくさん履修して欠席とかレポート出せんかったら成績落ちる→奨学金や留学に影響出る、とのことなのでほぼ聴講で行きました。

これがマジで正解でした。履修してたら本当に大変なことになってたと思う。途中「課題多過ぎて課題できなくなる」という謎現象起きてた。自分に合わないなと感じた授業は離脱したりね。なのでみなさん、履修と聴講のバランスは計画的に。

まあ、藝大の雰囲気掴む意味でも大量インプットできて良かったです。後期は学びたいこと絞って、あと面白い授業を先輩たちから聞いたのでその辺取ろうかなという感じです。

個人的に面白かったのは「映像演習」。はじめて映像作品つくってグループ展やって講評受けて…と中々ハードでしたが、やり切れて良かった。後期も履修する予定です。

「映像演習I 映画」は監督から脚本家、美術の人まで、自分が知ってる映画の裏の話聞けるの面白かったです。

「芸術学演習I」は美学に関するテキストの考察、シンディ・シャーマンについて調べて論じるみたいなことやりました。オンラインだけどディスカッション多めなので聴講生なのにすごく内容入ってきました。

「文化人類学I」は基礎寄りだったけど、言語が与える時間感覚の変化とかその辺面白かったてす。

著:エドワード・T.ホール, 翻訳:宇波 彰

いろんなイベントに乗っかってみた

なんか藝大ってやたらメールで案内飛んでくるんですね。音楽堂のコンサートの告知とか、ゲストで映画監督呼んでトークしてもらいます〜、こういうアーティストがプロジェクトでこういう人募集してます〜とか。

自分が取ってた授業に加えて単発で色んな機会があって、それに参加することでアイデアの素がちょいちょい出てきたり。

ヤギの目プロジェクトもそうだし、取手でアートプロジェクトを作る講義にも参加して、これか年末にかけて企画・立ち上げ・実行していく予定です。

環境フル活用

あと工房使えるのがね、やっぱり良い!

色々揃ってるんですけど、前期は主に塗装工房を主に使ってました。

「こんなことできます?」という些細な相談から「こうした方がいいよ」というアドバイスまで、在中してる助手さんが色々教えてくれます。独りでやってるとこういうのないので、できるだけ活用しなければと。

それでもまだまだ環境活用してない方だと思うので、もっと教授に制作相談とか行きたいですね〜。「藝大は(しかも特に先端は)放任主義」はガチなので、こっちから主体的に動かなければいけませまん。

電車通学慣れた(取手キャンパス好きになってきた)

都内から片道1.5時間かけて週2ペースで通ってたんですが案外慣れるもんですね…。電車の中で課題とかやってたら割とあっという間。

後期はちょっとどうしようか考え中です。キャンパス内に学生は1泊600円で泊まれる「利根川荘」という宿があって、そこを上手く活用したい。

最初は「茨城行くのダリィ〜!」と思ってたけど、最近は取手キャンパスけっこう好きです。なんか、何やってもいい感じが(マジで遊びに来て。てか何かしよ。)上野もよく行きますが、あそこは藝大関係者以外は入れないんですね。

入学したときにも書いたんですが「想像を超える展開」を期待していて、まあ実際に想像してなかったアイデアや方向性が生まれつつあるので、おもろいです!その辺のもうちょい深掘りした話(表で出さない話)はnoteの月額マガジンに書いてます。

大学院に加えてこれまでやってきたプロジェクトも進めてます!そちらも早く発表したい。

夏休み終わったら10月に藝大で展示がはじまります。誰でも来れるのでぜひ茨城まで来てください。

ではでは!