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「学生時代が一番楽しいから、今のうちに遊んどけよ」

 

大学生のとき、久しぶりにサークルに遊びに来た社会人の先輩に言われた。誰もが聞いたことあるし、言われた経験のある言葉だと思う。

あの時の僕は「社会に出るとはそういうこと」だと思っていた。明日食べていくために、社会に貢献するために、今まで育ててくれた親への感謝のために、嫌いな仕事も人間関係も全て飲み込まなければいけないと思っていた。

東京で働き始めて数ヶ月。

あのとき先輩に言われた「学生時代が一番楽しいから、今のうちに遊んどけよ」という言葉をふと思い出した。

 

「ああ、あながち間違いじゃなかったなぁ。こんな人生送るはずじゃなかったのに」

ダークサイドに落ちそうになる自分がいて、僕もまた後輩に「今のうちに遊んどけよ」という言葉を継承しそうになった。こうして考えが狭まっていく若者が1人、そしてまた1人と増えていくのだ。

 

僕は仕事を辞めた。何か、自分の中の線が切れたように突然辞めた。ブログを書くことが好きだったので、いろんなことに手を出してはそのときあったことをブログに書き殴っていった。

 

やがて、好きなことを毎日本気でしていたら飯が食えるようになり、独立してちょうど2年でついに「スポンサー」がついた。

 

年間契約スポンサーになってくれたのが「ノマド的節約術」「OMIYA!」といった人気サイトの運営を手がける松本博樹さん。

松本さんとの出会いは偶然で、昨年夏にヨーロッパを取材で回っていたときにオーストリアで出会い、ご飯をご馳走になった。それから「スマホ1台旅」のプロジェクトスポンサー、そして僕個人への年間スポンサーとして出資していただくことに。

 

松本さんはもともとエンジニアとして企業に勤務していたが、

  • スキルや人脈もほぼない状態で
  • 注文住宅を購入
  • さらに第一子出産のタイミングが重なる

というまさに「カオス」な状態で2011年に独立。このとき27歳だったそうだ。僕が今年27になる年齢だけど、全く想像ができない…。

ほぼ収入がなくなった状態で、松本さん自身が実践した「節約ノウハウ」を記録し始めたのが「ノマド的節約術」のルーツだ。2014年まで1人で記事を書き続け、現在はライターさんと共に運営。たちまち人気サイトへと成長した。

2018年3月時点で記事数約3500(うち松本さんが書いたのは2300記事)、最高月間600万PVを誇る人気ブログとなった。

 

そして培ったノウハウを活かし、複数のWebサイトを展開・組織拡大。さらに物販や住み開きイベントなど幅広い活動や、縄跳びパフォーマー粕尾さんの年間スポンサーになるなど、若い世代への支援も積極的に行なっている。

 

「アホですよね(笑)。でも、考えたり、切羽詰まる経験ができたからこそ今があると思います。」

 

松本さん本人は笑っているけども、影で多くの努力と苦労をされてたことが想像できる。

日本は平和で、考えなくてもある程度生きれるレールが敷いてある。僕自身もそうだったけど、本気で切羽詰まる経験をしたことある人は、実は少ないと思う。「平和だけどある意味貧しいよなぁ」と感じるのだ。そして取材で松本さんが口にした言葉

 

「年々楽しくなってきてる。今が一番楽しい」

 

こう自信を持って語る大人がいることが、僕は単純に嬉しかった。だから、こんな大人がいるんだよってことを、「学生時代が一番楽しい」「社会人は辛くて楽しくない」と思ってる人に届けたくて、いま記事を書いているのだ。

旅しながらアイディアをカタチにしていく。その姿はまさに「ノマド的」

契約スポンサーとして、「ノマド的節約術」や「OMIYA!」の存在をもっと多くの人に広めたい。けれど、「そのルーツやそこから伺える松本さんの原動力の秘密を知れるのでは?」

そう思い、松本さんが出張で東京に来るタイミングで無理を言って呼び出した。「相変わらず飛び回ってますね!」という談笑もほどほどに、さっそくインタビューがスタートした。

 

——松本さんがいま運営に力を入れている「OMIYA!」はいつごろ、どういったキッカケでスタートしたんでしたっけ?

松本:2015年の年末に思いつき、翌年夏から運営が始まりました。「OMIYA!」は島根の松江駅のお土産屋を覗いてた時に閃きましたね。奥さんの影響でマクロビをしていて原材料をチェックするようになったんですよ。「そういえばお土産の原材料をまとめたサイトってないなぁ→じゃあ作るか」という流れです。もともと収集癖があるので(笑)

日本全国のお土産情報がまとまっており、他言語展開していく予定

 

——旅していたらアイディアが降ってきたというやつですね。僕もよくそのパターンあって、スポンサーいただいた「スマホ1台旅」もまさにそうです。ドイツやデンマーク行ったときもすごい出てきたなぁ。

松本:ありますよね。ゲストハウス情報をまとめた「ふらっと」も出雲のゲストハウスに泊まったときに思いつきましたね。島根県は恋愛のパワースポットが有名ですが、恋愛だけじゃなく何かありますね(笑)」

 

——僕は「元の経験値 × 異世界での新体験 × 考える時間」という方程式でアイディアは生まれると思ってるんですけど、旅って新たな価値観に勝手に触れられるし嫌でも考えさせられるから、自然と何か出てきますよね。

松本:上手く言語化してますね。色んな場所に行くだけでなく「その場所で様々な経験をすること」を意識してます。訪れたことない場所なので情報がインプットされてくし、どんどん自分の視野を広げてく、という感じです。

家にこもって作業してることが多かったのですが、最近は国内、そして海外も旅するようになりましたね。昨年のヨーロッパも最初の3日しか宿を取らずにほぼ無計画で行きました。

ハンガリーで泊まったゲストハウスは、日本人と現地のハンガリー人が入り乱れる宿で、ハンガリー語勉強会が始まったり。もともと1人旅だったのに、るってぃさんと出会って今こうして一緒に仕事するようになったり。

 

——「1人旅」って結局1人にならないですよね(笑)

松本:良い意味で上手いこといきませんよね。旅中のゲストハウスで出会った人といま一緒に仕事してますからね。3人くらい。

 

——3人も!?旅で出会った人と仕事はまだないなぁ。松本さんって旅を通じてアイディア思いついて、それをカタチにして、一緒に仕事する仲間も見つけて…まさにその名の通り「ノマド的」ですよね。

松本:やっぱり旅はいいですね。最近は仲の良いライターさんの出張に便乗してついていくこともありますし、「OMIYA!」のライターさんに会う旅もしてます。その土地の美味しい料理もついでに食べれますし、またそこで新しい繋がりが広がってくんですよね。

「お土産」を共通言語にファミリーをカタチ作っていく

 

——「OMIYA!」は松本さんと別で、編集長と複数のライターさんで自然と運営が回ってるんですよね。これだけネットが発達した時代に、わざわざライターさんに会いに地方まで行くのがすごいと思います。

松本:「OMIYA!」は直接会ったことない状態で仕事を依頼して運営がスタートしたんです。やっぱり1度会ってその人のことが分かると全然違うんですよね。つい先日も、子供がいて遠くに行けないライターさんに会いに長野まで行ってきましたよ。一番遠いところは福岡から来たライターさんもいます(笑)

 

——え、その人に会いに松本さんだけじゃなく他のライターさんも!?

松本:はい。ご飯食べてお茶して「OMIYA!」の話をして。バックグラウンドも年齢も違うのに「お土産」を共通言語に、ライターさん同士の繋がりが広がっていくんですよね。記事をシェアし合ったり、お互いを高め合っていますよ。

 

 

 

 

 

——お土産の力すごい…!僕、よく旅はするけどお土産は買わないんですよね。だからいまいちお土産の魅力が理解できなかったんですよ。

松本:僕もそうでしたよ(笑)。お土産って日本特有の文化みたいで、外国だと「自分のためにお土産は買う」けど「他人のために買わない」のが普通みたいですし。お土産好きな人って食べることが好きとか、地元や住んでる地域が好きな人が多いんですよね。

 

——なるほど、お土産を共通言語かぁ。僕も編集長してますけど、やっぱりライターさんと上手く関係を構築してメディアが回る仕組みを作るのが難しくて…僕ら世代そこで悩んでる人多いんですけど、「OMIYA!」の組織としての雰囲気がとても素敵だなって。

 

 

松本:うちは「信用して任せる」ことを大切にしていて、ノルマや締め切り期限はありません。月にいくら書いてもいいし、0でもいいという方針です。やらない人を無理に振るい立たせず、自発的にやりたい人を応援します。結果としてやる気ある人しか残りません。

「絶対コミットしてほしい」とも思いませんし、そのひとの成長のキッカケにつながればいいかな、くらいに感じてます。だからうちのライター辞めて別のところにいっても応援しますし、まあ恋愛とかも一緒じゃないですか(笑)

——あ、いま完全に理解できた(笑)

 

——松本さんの話を聞いていると、完全にライフスタイルが好循環の流れに入ってますよね。

  1. 旅しながら記事書く・お土産みる・ライターさんに会う
  2. 新たな体験をする・ライターさんと信頼関係強化
  3. 組織の結束力強化・出たアイディアをカタチにする
  4. 1に戻る

松本:2014年にゲストハウスのサイトやり始めてからゲストハウスを泊まり歩く旅をして、「OMIYA!」思いついて、関わってるライターさんに会いにいく旅を始めて、また横の繋がりができて…まさにそんな感じですね。

あとライターさんに会うだけじゃなく、旅を通じて自分自身の「凝り固まってる固定観念や常識」を潰して行くんです。日本にだけいたら知らないうちに固定観念に囚われてしまうんですよね。

 

——確かに。先ほども出た「お土産は日本特有の文化」とか、考えたこともなかったです。

松本:家族のあり方とか子育てとか、働き方なんて人それぞれ自由でいいと思うんですよ。「こうあるべき」とか「あたり前」を、旅を通して気づいて潰してくという。

人は1年で変われます。「OMIYA!」のライターさんも、ものすごいスピードで成長していて。

「お土産タダで食べれるし、これ仕事でいいんですかね?」とよくライターさんに言われます。だんだんみんなの舌も肥えてきてるし(笑)

主婦でもサラリーマン以上に稼げるようになってる人もいます。尋常じゃない仕事量をこなせる人とか、「社会との接点が持てなくなるから」と子育ての息抜きに記事書いてくれる人も。

 

——なんだか「仕事仲間」というより「コミュニティ」とか「ファミリー」って感じで素敵です。みんなで遊ぶように仕事してる感じ。

松本:本当にそんな感じですね。年齢重ねることにネガティブになっていく人がいますが、「楽しくしてないのは自分自身」です。もっと固定観念を削ぎ落とせばいいのに…と感じます。

 

——旅と仕事を通じて自分の中の「当たり前」を潰しつつ、ファミリーと共に新しいものを作っていく。今の松本さんのライフスタイルを見てると、本当の意味で自由だと思うし、すごく楽しんでるんだろうなってのが伝わります。

松本:年々楽しくなってきてますよ。今が一番楽しいです。

 

——わあ。「今が一番楽しい」なんて言う大人がいることが、僕は本当に嬉しいですよ。ありがとうございます。今後ともおもしろいこと一緒にやってきましょう!

松本:ぜひぜひ!ワクワクしますね。

最後に

 

あなたの周りには「今がいちばん楽しい」と語る大人はいますか?それとも、「学生時代が一番楽しいから、今のうちに遊んどけよ」と語る大人のほうが多いですか?

この記事は「社会に出るとはそういうこと」と思い込んでいた、かつての自分に読んでほしいと思いながら書きました。

大学を卒業し、社会に出て3年。フリーランスとして独立して2年。これまで本当に多くの多様な働き方をするユニークな大人と出会いました。その大人たち全員に共通しているのは「ワクワクしながら楽しんで働いてる」こと。

今回紹介した松本さんもその1人です。対談を通して、「本当にこの人にスポンサーになってもらえてよかったな」と改めて感じました。

「学生時代が一番楽しい」なんて絶対嘘です。楽しい未来は自分自身の手で作れます。1人でも多くの、働き方や生き方に悩んでる人にこの記事が届きますように。

Photo by takumi YANO

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この記事をかいた人

るってぃ

ただの無職が遊びを仕事にしてたらスポンサーがついて”プロ無職”へ。「多様な働き方と理想のライフスタイルの提供」をテーマに情報発信してます!YouTubeでの活動や、「スマホ1台旅」「100人取材プロジェクト」など様々なプロジェクトを手がけてます。
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