先日、仮想通貨取引所「Coincheck」から580億円相当の仮想通貨が不正流出され、その流出分をCoincheckが自己資本で全額補償することを発表するなど、とんでもない金額がたった数日で動く事態になっています。
どんだけ儲かってたんだよ…!!!
お金の規模が大きすぎて、この一連の事件の流れを見てもいまいちピンとこなかったんですよね。
580億ですよ!? 1968年に起こった「3億円事件」でさえ、3億で未だ特番やってるんですよ。
3億でも強盗すれば3億円事件なんて言われて50年も語り継がれ毎年特番やってるのに500億盗まれたらコインチェックが責められるだけで誰もハッカーを攻めようとしない犯人誰かを追及しようと特番も組まれない。社会が時代に完全についてこれてない。絶対額でみて、歴史的なもっと大ごとにすべき。
— 与沢 翼 (@tsubasa_yozawa) 2018年1月27日
(唐突な与沢翼さん)
仮想通貨をキッカケに「億り人(資産が1億超えた人)」と呼ばれる人が僕の周りでもリアルに出てきて、でもその額と感覚が比例せず、いまいちピンと来てません。
ここで出たひとつの問いが「お金の価値が相対的に落ちているのではないか」ということ。
昨年は仮想通貨ブームで周りに数千万レベルの資産持つ人増えたけど、良い意味でも悪い意味でも驚かなかった。多分それはお金の価値が相対的に低くなってる証拠だと思う。 https://t.co/xRXjrErCLN
— るってぃ (@rutty07z) January 30, 2018
金が金を増やしてるだけだから、今後もどんどん金額が膨らんでいくわけよ。ハッキングで100兆円盗まれました、とかこれから全然ありえるでしょ。根本は実態経済と何もリンクしてないから。 https://t.co/3RFvcSo1AS
— トリイケンゴ@ファーストペンギン大学 (@toriikengo) January 30, 2018
「お金2.0」の中にもこのようなことが書いてありました。
資金調達が容易であるだけに、相対的にお金の価値は下がってる。むしろ投資先が枯渇している。
サウジアラビア政府から10兆円調達したソフトバンクも使い先 に頭を悩ませてる。
逆に個性や信頼や時間のようなお金で買えないものの価値が相対的に上がってる。
お金2.0https://t.co/byizUmwJJy
— るってぃ (@rutty07z) 2018年1月29日
世界一の投資家、ウォーレン・バフェット率いるバークシャー・ハサウェイも、10兆円の投資先に困っているらしい。なんだよその額。
インターネットの普及と、仮想通貨といったテクノロジーの連鎖的発達によって、お金を稼ぐこと、そして資金を調達する方法は年々容易になってきています。
容易になってきてるというか、格差が激しくなっているというか…。
つまりそれは、ある人にとってはお金の価値は低下しており、体験や時間の価値が高まってきてるということ。
昨日、「マイブーム」や「ゆるキャラ」といった言葉を生み出してきた”みうらじゅん”のスライドショーに行ってきたんですが、もうね、頭おかしかったです。
狂気を感じるほどの「好きな仕事で生きていく」
みうらじゅんのスライドショー来たけどマジでヤバい。こういう人がお金の価値だだ下がり&余りまくってる時代に最強の人だろうな。「好きを仕事にする」の最上位モデル。
だって「打ち出の小槌」で1時間話して笑いとって1万人くらい集客してんだよ。マジでヤバすぎる。 pic.twitter.com/UDYqfDtx5r
— るってぃ/プロ無職 (@rutty07z) February 2, 2018
世の中的にはみうらじゅんのような、世間に対してボケを発信する人が圧倒的に足りてないのではと感じます。
こういった一見お金にならなそうなことを、常軌を逸するまでやり続ける人は人間として魅力的だし、芸術的やなぁって。
「お金って一体なんだっけ?なんのために俺たち働いてるんだっけ?」
経済の目まぐるしいスピードの変化を見ていると、そんなことを考えさせられます。
しつこく言ってきましたが、
- 人間が何のために働き、何のために生きるのか
- お金とは何か?
- これからどういう人に価値が集中するのか
これらを真剣に考えたいですね。
プロ無職として真剣に遊びまくってます。スポンサー企業大募集中です←