本当の勉強は30歳からでいい?

「藝大の先端芸術表現科で何してるの?」とよく聞かれる質問について。

修士1年の前期は必修の授業が週1+研究室の活動しかなく(卒業に必要な単位が必修科目でほぼ取れてしまうため)、割と学生の自主性に任せられてます。なので院での動きは人それぞれ。

研究室、作品制作、授業履修、バイト、etc…

「大学院の2年間は本当に短いし、先端は放任主義だから、最初からぶっ飛ばした方がいい」という教授の助言のもと

  • 大学の環境を活かしたことをやる
  • 興味ある授業片っ端から取ってインプットする

という作戦で、映像系を中心に文化人類学や美学、英語でポートフォリオ作成したりプレゼンする授業とかアレコレ取ってたら平日はパンパンにw

まあ基本暇なので全然OK。夏休みまで一旦詰め込んでみました。

あと研究室も決まりました。

他にも、小沢剛研究室と茨城県の取手の地域住民が中心に動いてる「ヤギの目プロジェクト」にも参加したり。

取手キャンパスで焚き火とかしたり、この広大な敷地で藝大生とか関係なく人巻き込んで色々やりたいと考え中。

マジでみんな遊びに来て〜!

芸術はもちろん、中学生の時から憧れていた映像や映画について学べているのは幸せなことです。あとヤギの存在が想像以上に、良い!!

都心と自然の生活バランス

というわけで平日は基本夕方まで授業、その後、100BANCHや上野キャンパスで制作…みたいな日々。

今期は月曜と木曜日に茨城まで通ってるんですが、これが楽しくなってきました。

往復3時間、電車とバス使って山奥まで通うことに最初ブーブー文句言ってましたが、案外慣れるもので、むしろ移動時間に読書が進む。机に座ってやるより移動中の方が入ってくることってあるよね〜。

普段都心にいるので、週2で大自然にいる生活はバランスもいい。ヤギと触れ合ったり、帰りにスーパー銭湯寄ったり…。

最近はオンライン授業をAirpodsで聴きながら自然の中をSTEPNするのが楽しいです。鬼効率厨ww

30歳からの「勉強」について

嫌味なしで大学院入って良かったな〜と毎日心の底から実感するくらいには、勉強が楽しいです。

大学時代マジで勉強らしい勉強しなかったし、というかあの時はダンス以外に興味が持てなかった。そして30歳からようやくですよ。アートトに通い出して、そのまま院に。

つい最近、漫画家の山田玲司さんが動画でそういう話をしてました。

勉強とは「自分が正しい」という思い込みを外すこと。普遍的な正しさなんてどこにもないと気づくこと。友人が言ってた「知性とはわからないことの多さ」みたいな話も良かったな〜。

でも10代20代って根拠のない自信がなぜかあって、それはそれで凄く良くて、とにかく行動しまくって色々なこと見て体験しまくる方がいいと。これには自分もアグリーでしかない。知識は頭でっかちになって行動の足枷になることもあります。

そして段々と現実が分かってくるのが20代、特に20代後半あたり。無敵だったはずの自分が絶望を味わうと。共感すぎてヤバいwww

でも、そこからがスタートなんですよね。

僕も27歳のとき、それまで取り扱っていた言葉とか、自分が持ってたもの全てが嫌になってしまって、なぜか美術の方に進むことになる。

それがなぜなのか?先人達が同じような問題についてどう向き合ったのか?について今学んでるんやと思います。

まあ年齢とか関係ないんですが、そんな感じで、クソみたいな人生を楽しんでいきましょう。