「ブログ初心者がやりがちなミス」としてよく挙げられるのが「パーマリンクの設定」です。
ブログでマネタイズしていくにはこのパーマリンクの知識と最適化は必須です。というのも、パーマリンクはSEOにおいても重要な効果を及ぼすからです。
ということで今回の記事では、パーマリンクの重要性やSEOに強いパーマリンクの設定方法について解説していきます!
パーマリンクとは?
パーマリンクとは、独自ドメインの後ろにつくURLの部分を指します。
例えば僕のブログの場合、「http://rutty07.com/entry/」までが独自ドメインで、それ以降の「rogue-one-starwars」の部分が手動で設定したパーマリンクになります。
この独自ドメインの後ろのパーマリンクを設定することで、記事ひとつひとつにURLを割り振ることができます。そして、適切にパーリマンクを設定していくことでSEOにおいても大きな影響を及ぼします。
デフォルトのパーマリンク設定だと色々とデメリットが多い…
WordPressのデフォルト(初期設定)のパーマリンク設定のまま記事を投稿すると、その記事のURLは「http://○○○○.com/?p=123」といった数字と記号の組み合わせで構成されたURLになります。
この「?p=123」といったパーマリンクには、様々なデメリットを存在します。
- SEOが弱い弱くなる
- 後々記事を他のブログに移行する時に超大変なことになる
- 404エラーが発生しやすい
また、たまにバーマリンクを日本語で設定して記事を更新している方がいるのですが、これもSEO的によろしくありません。パーマリンクを日本語にすると、文字化けしてしまい、記事URLがとても長くなってしまいます。
これだとSNSでシェアする時や、メールで記事リンクを送る時、とても見た目が不細工になってしまいますよね。つまり、SNSでのシェア率が落ちてしまう可能性があります。
必ずGoogleに評価されるような、記事との関連性の高いパーマリンクを設定していきましょう。
パーマリンクを適切に設定することで得られるメリット
さてここからは逆にパーマリンクを適切に設定することのメリットについて詳しく解説していきます。
1.SEO的に良くなる
実はこのパーマリンクもSEOにおいて超重要で、パーマリンクを記事の内容に関連したローマ字(ID)に変更することで検索上位に表示される可能性が上がります。
Googleのガイドラインにも以下のように記載されています。
シンプルな URL 構造を維持する
サイトの URL 構造はできる限りシンプルにします。論理的かつ人間が理解できる方法で(可能な場合は ID ではなく意味のある単語を使用して)URL を構成できるよう、コンテンツを分類します。たとえば、航空機(aviation)に関する情報を探している場合、http://en.wikipedia.org/wiki/Aviation のような URL であれば、見ただけで必要な情報であるかどうかを判断できます。
http://www.example.com/index.php?id_sezione=360&sid=3a5ebc944f41daa6f849f730f1 のような URL 自体は、ユーザーの関心を引くことはほとんどありません。
引用元:Search Consoleヘルプ「コンテンツに関するガイドライン」
例えば「ブログ運営」に関する記事を書いたなら「how-to-use-blog」など、書いた記事と関連性の高い意味のある単語をパーマリンクに設定しましょう。
こうすることでGoogleさんに「この記事はブログの運営ノウハウについて書いてるんですよ〜」と、記事URLから訴えかけることができ、結果的にSEOも強くなります。
インデックスとは?「Fetch as Google(URL検査)」の使い方を解説【SEO】
注意点としては、「howtousueblog」と単語に区切りなく連続してしまうと意味が分からなくなってしまうので、「ハイフン(-)」を使って単語を区切りましょう。そして「できるだけ短くシンプル」なパーマリンクがベストです。
また、URLを見ただけでどのような記事が分かるかも大切です。
乱雑にパーマリンクに設定してしまうと、検索順位に悪影響を及ぼす可能性があるので、初めの段階からしっかり設定しておくことをオススメします。
2.後々の記事移行時に大変なことになるので必ずパーマリンクの設定を
デフォルトの数字が羅列されたパーマリンクで記事を更新し続けると、ブログを移行させなければ行けなくなったとき、記事移行時に大変な思いをすることになります。
もう少し詳しく説明すると、ブログサイトを新しく作り、そこに書きためていた旧記事を全て新ブログに移行すこるとになったとます。
その場合、301リダイレクトと呼ばれる、「古いURLにアクセスしたユーザーを自動的に新しいパーマリンクの記事へ飛ばしてくれる(リダイレクト)処理」をかけるのですが、もしWordPressのパーマリンク初期設定をかけていなままだったは場合、1つ1つの記事をパーマリンク設定し直して行くという地獄のような作業をすることになります。
あまり記事がストックされてない状態であればまだいいのですが、これが100記事、200記事があると、移行作業がとってもたいへんでろ。パーマリンクは初期段階でしっかり設定しておき、記事を更新するたびにそれぞれ手動で設定するようにしましょう。
注意点:パーマリンクは一度設定したら基本的に変更はNG
パーマリンク設定において「絶対にやってはいけないこと」があります。
それは1度設定したパーマリンクを途中で変えてしまうこと。
もし途中でパーマリンクを変更すると被リンクやSNSシェア数がリセットされてしまい、その記事のSEO評価が0になってしまいます。その記事が検索上位を取っていたとしたら…最悪なことになります。
基本的に一度設定したパーマリンクは永久に変えないことを前提として、慎重に設定していきましょう。もし途中でパーマリンクを帰るとしても、SEO評価がリセットされてもいい覚悟で変更しましょう。
もしパーマリンクを日本語のまま設定してまってる場合は変更しても問題ないかと思います。
WordPressのパーマリンク設定方法
ここで実際にWordPressにおけるパーマリンクの初期設定について解説していきます。たった1分で設定可能です。
まずダッシュポードにログイン後、左の「設定」から「パーマリンク設定」へ。
すると以下の画面が出てきますが、デフォルトの設定だと「基本」の「?p=123」にチェックボックスが入ってしまっています。このままではまずいので、「カスタム構造」にチェックを入れ、入力フォームに「/%postname%」を入力しましょう。ちなみに僕のこのブログは
「/entry/%postname%/」が入力されています。
「/%postname%」は「投稿名」を自動的に代入される変数です。
入力後、下にある「変更を保存」を押して設定完了。基本のパーマリンク設定は以上で終了です。
パーマリンクにカテゴリーURLは入れない方がいい?
紹介したパーマリンクの初期設定において、色んなサイトが「/%category%/%postname% を入力してカテゴリーURLもデフォルトでパーマリンクに入れた方がいい」と紹介しています。
つまり、「http://独自ドメイン/カテゴリー名/投稿名(英数字)」が理想のURLです。
ただこの場合、後からカテゴリー名とそのカテゴリーURLを変更した場合、パーマリンクは変えることができなくなってしまうのであまりオススメできません(パーマリンクは一度変更するとドメインパワーがリセットされるため)
ましてやブログ初心者がはじめからカテゴリー設定やブログの階層化をうまく設計するのは難しいため、後からカテゴリー名を変更したい…という事態はよく起こります。実際僕もカテゴリーを増やしたり減らしたり、名前を変えたり…なんてしょっちゅうですからね。
SEO対策に効果的!カテゴリー設定で読者にわかりやすいブログを作ろう
だから僕は「/entry/%postname%/」をパーマリンク設定にいれてます。カテゴリー名をパーマリンクに入れるかどうかに関してはこちらの記事も参考にしてみてください。
外部リンク:WordPressサイトのパーマリンクにカテゴリを入れてはいけない理由
SEOに強いパーマリンク設定まとめ
以上、「パーマリンクとは何か?」というところから、パーマリンクを使ったSEO対策や初期設定を解説してきました。
- デタラメなパーマリンク設定だとSEOが弱い弱くなる
- 後々記事を他のブログに移行する時に超大変なことになる
- 絶対にWordPressの初期設定のパーマリンクや日本語URLは避けること(404エラーが発生しやすい)
- URLを見ただけでどのような記事が分かるパーマリンクを設定しよう
- 「ハイフン(-)」を使ってパーマリンク内の単語は区切ろう
- パーマリンクはできるだけ短くシンプルに
ポイントをまとめると以上です。パーマリンクをしっかり設定して、SEOに強いブログを運営していきましょう!