暇人って最強じゃね?

絵を書くことや哲学について考えることは、生きるのに何の役に立たないものかもしれません。

しかし、余暇の時間があるからこそ、人はあらゆることを創造してきました。

つまり、暇な時間こそ、人間がより高次に向かうチャンスなのかもしれないと。

プロ無職の戯言ですがそう感じるのです。

 

暇な時間から、退屈をしのぐための遊びや、世の中をちょっと便利にするための工夫されたサービスが生まれます。

物々交換の世界に現れた通貨も、真っ暗で寝るしかなかった世界に現れたアルコールランプも、人に「暇な時間」をもたらしました。

IT革命が人間の仕事を整理し、暇な時間をもたらす?

18世紀後半に起こった産業革命も、当時存在していた仕事の多くを置き換え、暇な時間をもたらしました。

そして現代のIT革命によって、どんどん人間は暇になっていくでしょう。

フィンランドやサンフランシスコなどで実験的に導入されているベーシックインカム制度も、好きなことをするための「暇な時間」をどんどん与えてくれます。

Uberが世界的に浸透したのは、従来のタクシーより「生産性が高い」からであり、Amazonや楽天などのECが浸透したのも、時代が「高生産性社会へのシフト」を目指しているからに他なりません。

この新しい制度を「怪しい」と否定するのではなく、受け入れる体制が必要ではないでしょうか。

「忙しい」が口癖の日本人はより高い次元を目指せるのか?

暇を上手く取り扱うことができる暇人こそ現代において最強かもしれません。

暇だから、新しい音楽やアート、革新的なサービスが生まれます。「暇な時間」は人間をより高い次元に行くためのチャンスであることは、歴史を見ても明らかです。

「忙しい」が口癖で、なおかつそれが美徳とされる日本で、人は次のステージに向かうことができるのでしょうか。

「生きるために働くことは社会の損失」 人生に必要のないアートこそ日本を変える

「暇人」こそ最強のイノベーターである

結論づけると、「暇人」こそ最強のイノベーターです。

「お金がない人」と「時間がない人」が両極端に存在していた世界ですが、クラウドファンディングといった信用や情熱を担保に資金を生み出せるサービスも増えてきています。

評価経済時代、どう生きていきましょうか。

言い訳ができない時代が、いよいよ来てきますね…。