先日、アートコレクター川崎さんのインスタライブを拝見していたら「生活のためにドローイング作品を5000円で売ってるのですが辞めた方がいいですか?」という質問がありました。
それに対して川崎さんが「木原千春さん、メルカリで毎日2000円でドローイング販売してますよ」という情報が。
木原さんは活躍しまくりのペインターなんですが、筋トレのために毎日5分間ドローイングしてそれをメルカリに出品しているそうです。
しかも評価数は8000とか超えてて超売れてます。
最初これ聞いたとき「え?どうなの?」と正直思いました。
ドローイングと言えども、作品は作品なので供給量大丈夫なのかなぁとか。しかも出品する場所もメルカリってブランディング的にもどうなんだろうと。でもよくよく考えたら面白いな〜と思いはじめました。
アナログのコミュニケーション
話それますが、僕最近までクラウドファンディングのリターン品の送付で、全部手書きで324人分の発送作業やってたんですよ。
むちゃくちゃ時間かかったんですけど、送付が遅れたことの謝罪と、それを待ってくれたことと支援してくれたことの感謝、そしてアーティストになって、12月に個展やることの報告を気持ち込めて伝えたくて、手書きでやってたんです。
そしたら、めちゃくちゃみんな優しくて、わざわざ返信くれたり数年あってなかった友人も個展来てくれることなったり。時間かかったし大変だったけど、ネットで完結できる時代に手書きで想い伝えるって良いなと感じました。
こういう活動してると日々脳みそ使うので、ひたすら梱包作業と文字書いてる時間が無になれる”写経感”があって、仕事のバランスとして良かったんです。発送作業終わったんですが、1日の中にこういう時間を意識的に取り入れたいな〜って。
木原さんの5分間ドローイングもファンと濃いコミュニケーションを実現してるのではないかと。実際に展示にも足運んでくれると思うし。
プロジェクトの資金調達をドローイング販売で行ってたクリストみたい。
クリストとジャンヌ=クロードを振り返る。「アートは、Joy(楽しさ)とBeauty(美しさ)だ」
アーティストによって色んな売り出し方があって、本当におもしろい業界です。