日曜劇場「ドラゴン桜」人は環境と習慣の奴隷である

日曜日にはじまったドラマ「ドラゴン桜」の続編、皆さんは観られましたでしょうか。

16年前、中学2年生のときリアルタイムでドラマみてた世代なんですが、今思うと前作って阿部寛、長谷川京子、山ピー、長澤まさみ、小池徹平、紗栄子、中尾明慶、ガッキーってとんでもない陣営ですよね…。

だ・がっ!今作も面白い!!原作にはないミステリーを導入することで「前作との間に何があった?」を上手く演出していて引き込まれてしまいました。

あと平手友梨奈さん、恥ずかしながら初めて知ったのですがその存在感にビックリしました。前作は今となっては有名俳優さんを数多く輩出してるだけに、そういう意味でも楽しみなドラマです。

三田紀房先生すんごい好こなのよ

なぜこうもドラゴン桜に肩入れしてるかと言うと、中学生の時リアルタイムで見てたのと、作者の三田先生と出版社のコルクが好きだからでしょうか。三田先生の考えや漫画の制作スタイルは表現者としてヒントがたくさんあります。

  • 作品は画力よりもコンセプトを重視してる(=コンセプトさえ面白ければ絵は下手でも漫画は面白くなる)
  • 元々実家の商売を手伝い「金」のために漫画を書き始めた
  • ドラゴン桜2からは一切自分で漫画を描いていない(フル外注)
  • そして絶対に原稿を落とさないところ(複数連載持ってたこともあるのに睡眠を削らない効率の鬼)

これいまのアニメスタジオや現代美術のトッププレイヤーがやってる運営と同じなんですね。かなり自分の理想と近く、仕事論に関するインタビューとかもよく読んでます。

2年前には「ドラゴン桜公式メルマガ」で自分も連載持たせて頂いていたので、大分肩入れしてます。「ドラゴン桜2」も新刊出るたびに送ってくれて、原作も全部読みました。

そういうのもあって三田先生およびコルクの術中にハマってるというか。マーケティング力というか、巻き込み力がすごいんですよね。

ドラマ放送初日は「世界最速」でTwitterトレンド1位を取りましたし、作品が面白いだけでなく、それを広く届けようとするマーケティングと組織づくりが非常に上手い。

ちなみに三田先生の作品で一番好きなのは中学1年生が株式投資を学ぶ「インベスターZ」です!!!うちのオカンもハマった。

「人生を変えられるのは自分しかいない。こいつらが自分で目を覚ますしかないんだよ」

初回も桜木節連発でした。上記のセリフはヤンキーたちに対して桜木先生が言ったもの。

人を変えることは残念ながらできません。自分を変えるははまず、本人が変わろうとする「意思」が必要であり、そして努力のほとんどは「環境」で決まると思ってます。

人は習慣の奴隷ですから、自分を変えるためにやることは努力ではなく「環境作り」、強いて言うなら「環境作りのための努力」というところでしょうか。

ドラゴン桜に限らず三田作品って「学び方を学べる」つくりになってるんだよな〜。

追記:ドラマ見終わった

最終回の日、突然友人に飲みに誘われたんですが,歌舞伎町の居酒屋にテレビあったので合格発表のシーンすごいことになりました。

この日すごい楽しかった…忘れない。