先日、バラエティプロデューサーの角田陽一郎さんと対談する機会がありました。
毎週のようにさんまのスーパーからくりTVや金スマを観てたので、その番組を作ってきた角田さんとお話できて嬉しかったな…。どんどんおもしろくてすごい人たちに会える。もっと自分も成長できる!
主催者のみなさんや運営スタッフさん、そして起こし頂いたみなさんありがとうございました! pic.twitter.com/77KxbY5Oj3
— るってぃ/プロ無職 (@rutty07z) 2018年7月31日
角田陽一郎さんは「さんまのスーパーからくりTV」や「金スマ」といった大人気番組を作った元TBSのプロデューサー。大物芸能人といった「運がつきまくっている」人たちと長年共にしてきたことで導き出した論理的な「開運」の仕組みを書いてるのがこちらの新書。
運の技術 AI時代を生きる僕たちに必要なたった1つの武器 [ 角田 陽一郎 ]
話し手ではなく、聞き手が面白い話をつくる
面白いな〜と思ったのが、会話の主導権は話し手ではなく、実は聞き手の方にあるという話。
さんまのスーパーからくりTVなどを作った角田陽一郎さんが語る【一般人と運が良い人の違い】
聞き手が話し手側から面白い話が出てくるように質問する。マツコデラックスさんとかがそう。
だから実は聞き手に主導権がある。これはイベントの最後にある質問コーナーで意識するとめちゃくちゃ使える。
— るってぃ/プロ無職 (@rutty07z) 2018年7月31日
「聞き上手」という言葉がありますがこれは「相手の面白い話を引き出すのが上手い」という意味。
トークイベントでも、参加者が頷いてくれたり真剣に聞いてくれてるとこちらテンション上がって面白い話をしてしまう→結果として参加者も得するという。
イベントは本当に参加者のみなさんと一緒に作るものなんです。退屈そうにされてしまうと、話す側のテンションも下がってしまいますもんね…(退屈にさせないよう話す側も努力します)
質疑応答も、単に「自分の疑問を答えてもらう」という意識より、「面白い話を引き出してイベントを盛り上げよう」という意識で面白い質問した方が良いんですよね。
聞く力(傾聴力)に意識を傾ければ、今よりコミュニケーションの質を高めることができるかも。
あらゆるものをバラエティに変えるには、ツッコミを入れられる余白を作る
角田さんはこの技術を応用して、スタジオ観覧に来たお客さんやロケ地にいる一般の方を上手く巻き込んで、面白い番組を作っていったそうです。
さんまさんと番組を作るときはスタジオ観覧者やロケ先の人たちに「みなさんでさんまさんを面白くしましょう」と伝えると、騒がず、むしろ番組が面白くするなるよう盛り上げてくれる。
つまり、いかに「共犯者」を作れるか。この視点を持つと、あらゆるものがバラエティにできる
— るってぃ/プロ無職 (@rutty07z) 2018年7月31日
よくプロジェクトでインタビューを行う身として共感が深いです。
いかに作り手だけで完結させず、お客さんを共犯者に持っていけるか。そして面白いコンテンツを作れるかを意識しなければ。
YouTubeのコメント欄とか、まさにコンテンツへのツッコミ(感想)を入れる場所。SNS時代は発信者と受信者の相互コミュニケーションがコンテンツ作りにとって重要となりました。
日本のバラエティ番組でよくある、テレビの上隅ゲストがワイプで番組を見てる演出。あれも、映像を見て笑ってるゲストを見て視聴者が笑えるから(海外のバラエティではワイプ基本ない)
いかにコンテンツに突け込めるか。どんなにつまんない映画もツッコミを入れてどれだけ面白くできるか
— るってぃ/プロ無職 (@rutty07z) 2018年7月31日
他にもとてもタメになる話をたくさんお聞きました。こちらにまとめてあります。
バラエティプロデューサー角田陽一郎さん対談まとめ「二言目力の大切さ」
Photo by Takumi YANO