バラエティプロデューサー角田陽一郎さん対談まとめ「二言目力の大切さ」

バラエティプロデューサーとして活動する角田陽一郎さんと対談する機会がありました。

さすがTBSで22年も人気番組を作っていたということで(さんまのスーパーからくりテレビで育ったワイ)、飛び出す話がどれも有益かつ、面白い…!

その対談の中で、ついメモした話を公開しようと思います。

一緒に登壇した起業家トリイケンゴさんとの話も一部混ざってます。

コンテンツがつまらないのではなく、あなたの人生がつまらない

いきなり強烈な言葉が飛び出してますが…笑

どんなにつまらないコンテンツも、視点を変えればいくらでも面白く変えられるのに、コンテンツのせいにする人が多いと。

角田さんのこの話にも通じますよね。

会話の主導権は話し手より実は聞き手にあるという話

角田さんは嫌いな人がいても「なんでこいつのことこんなに嫌いなのか」と、逆に面白くできないか考えるそうです。

最近では、経済合理性でしか評価できない人が増えてると言います。

フォロワー数が多いから、再生数が多いから面白そうだなという風に、なんでも数値で可視化された世の中だからこそ、そうした視点でしか物事を見れないのは残念なことです。

コミュニケーションでは二言目力が大切

プロデューサーとして「さんまのからくりテレビ」を担当していた角田さんですが、番組MCのさんまさんは本当に人をよく褒めるのだそうです。

逆に、元スマップの中居くんは、あまり褒めてくれなくて拗ねたことがあるそう。笑

つまり、芸能人も人。それなら芸能人であろうが、どんどん人は褒めた方がいいと。

そして褒る時の方のコツは「議論の視点を変える」ことが重要だそうです。

例えば、お世話になってる先輩の舞台がたとえつまらなかったとしても「今日も可愛かったですね〜」と、舞台とは別の視点で褒めたり。

そして何より「二言目力」が大切だと角田さんは言います。この二言目力を鍛えると、様々なシーンで活用できて、人から気に入られると強く語ります。

例えばタワマンの低階層に住んでる人には「わざと低いところ住んでるんですよね?」と言うと、相手は笑ってくれたり喜ぶそうです。笑

そして二言目力として「究極の五文字」があると。

それは「いい意味で」という言葉。

他にも「ぶっちゃけ言っていいですか」「あなたのこと信用してるから言うけど」

を前に置くと、文句を言う時に許されるとか。

このように、コミュニケーションにおいて言葉を上手く用いて、角田さんは芸能界をサバイブしてきたように感じました。超勉強になる…!

評価軸なんてテクノロジーで簡単に変えることができる

「革命なんか起こせなくてもブロックチェーンや評価経済のように、評価軸はテクノロジーで変えることができる」という話も面白かったです。

例えばエストニアではスマートコントラクトとして仮想通貨は全然遅れていて、いま個人でアプリを作って究極の「物々交換」、つまり通貨すら必要のない世界を目指してるそうです。

現在のインターネット人口は世界人口の53%しかなく、且つ日本語の情報はさらに少なくなるから、いまネットで見てる情報が世界の全てだと絶対に思わないほうがいいと。

そして言語の壁がこれからどんどんなくなって(同時翻訳システムなど)、インターネット人口が70億人なるととんでもないことが起こります。

技術開発のスピードが指数関数のように早くなる訳ですね。

そして情報革命によってモノの価値がなくなり、モノに付随する情報(ストーリー)に価値が出るように。

そういう意味では、今は明治維新の時より大きな革命が起こってると言えます。

横のやつが遠いところに行くと、人は悔しさを感じる

一緒に登壇していたトリイさんが「人間、共有値を持ってるから遠い人が喋った言葉はなんとなく理解するだけで、共感できない。横のやつが遠いところに行くと悔しさを感じる」という話も良かったです。

本当にこれはそう。ホリエモンや前澤さんが何かしても何も思わないけど、近くの友人がヤバいことやったら悔しいもんね!!

角田さんも本を作る時の視点として「その視点を持ってない人ができるように作る」とのこと。

そうしてできた最新書籍がこちらです。

書評「運の技術」視点を変えるだけで圧倒的に運が開ける

以上!また角田さんと対談したいな〜。

追記:この対談のご縁で角田さんの本に取り上げていただきました。