尾道デニムプロジェクトが地方から世界へ繋がる芸術行為だった【リゾルト】

どうもデニム好きです。

数あるデニムブランドの中でも「」RESOLUTE(リゾルト)」が好きで好きでたまりません。そのリゾルトへの愛を先日ブログにまとめました。

究極のデニム「RESOLUTE(リゾルト)」の魅力とオススメの購入方法 まとめ

そして先日、リゾルトが生産されている広島の尾道にある「ONOMICHI DENIM SHOP」に念願叶って行ってきました!!

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実際に訪問して分かった、尾道デニム「リゾルト」が日本だけでなく世界からも指示されている理由、そして「尾道デニムプロジェクト」が地方創生という面において成功している理由についてアウトプットします。。

リゾルト発祥の地、広島県尾道市とは?

出典:http://elljong.pixnet.net/blog/category/3196201

広島県の南東部に位置し、歴史と文化が詰まった街、尾道。

最近ではドラマや映画のロケ地としても使われ、近年若者を中心に人気の観光スポットになっています。

実際、僕が訪問した日にもたくさんのカップルや学生さんが観光にいらしてました。

おしゃれなカフェや町並み、有名な尾道ラーメン、しまなみ街道のサイクリングなど、レジャーもグルメも町巡りも堪能できてしまう魅力詰まった街が尾道なのです。

そして僕が愛してやまないデニムブランド「リゾルト」が生産されているのが、備後地方・尾道。

「リゾルト好き(リゾルター)としては行くしかないだろ」ということで今回尾道まで行ってきました。

尾道から世界へ!尾道デニムプロジェクトとは?

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そしてここ尾道で行われている非常に面白い取り組みが、「尾道デニムプロジェクト」です。
実は世界有数のデニム産地である備後地方は、世界的に有名なブラントもここのデニム生地を使用するほど。

  • 「世代を超えた人の手で、備後地方の繊維業、日本のものづくりの価値を受け継いでいきたい」
  • 「日本のモノづくりの価値の追究こそが、日本人の精神性をあらわす」
  • 「尾道という町の魅力を日本全国、世界へ発信したい」

そんな思いから、2013年1月31日、リゾルトの合同企画として「尾道デニムプロジェクト」が始まりました

尾道の人と共に作り上げる「本物」のデニム

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出典:ONOICHI DENIM PROJECT公式ホームページ

「尾道デニムプロジェクト」第1弾として始まったのが、尾道のリアルワーカー達と共に作りあげる「本物」のデニム作り。

なんと、尾道で実際に働く様々な職種のワーカー270人に2本ずつ新品のリゾルトデニムを支給し、仕事中や私生活の中で着用してもらいます。

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1年かけて「着用→洗濯」を繰り返すことで、それぞれ違った形のデニムを育て、作り上げていくというこの尾道デニムプロジェクト。

こうして時間をかけて出来上がったデニムは、1本たりとも同じものが存在しない個性溢れる一品に仕上がります。まるでアートプロジェクトです。

尾道にある「ONOMICHI DENIM SHOP」では、1年かけて育て上げられたリゾルトデニムを拝見し、そのまま購入することができます。

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こちらが圧巻のデニムたち。

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まずは新品のリゾルトのデニム。毛羽が立っており、色は濃紺です。

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しかし、「大工さん」が履きあげるとデニムはこう育つ!爽やかな色落ち、そして大工さんらしく、至るところにペンキの後が残ってます。お見事!

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なんと価格は42,000円(税別)!

リゾルト710の定価22,000円(税別)の約2倍です。だからこれは芸術なのです。

デニムとはその人のワーク・ライフスタイルを表す鏡である

こちらは「シェフ」が履き込んだリゾルトデニム(35,800円+税)

「包丁を太ももにあてる」「ハイターがかかって脱色してる」という、シェフならではの色落ちが超かっこいい!

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記載されている職業もバラエティ豊かで非常に面白く、例えば「まちおこし(38,800円+税)」…。

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い草職人(38,800円+税)

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プリン屋(28,800円+税)

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スタッフさん曰く、「職業だけでなく、履く人の性格も大きくデニムの育ち具合に影響を及ぼす」ということ。

例えば職業が大工さんで、ペンキや汚れがガンガンデニムに付着するはずなのに、全く汚れがつかないデニムもあって、おそらく「潔癖症の大工さん」と言ってました。

デニムはその人の体型だけでなく、ライフスタイルや性格を映す鏡のようなものです。

デニムに職業を付け加えることができる

この尾道デニムプロジェクトの面白いところが、「デニムを受け継ぎ、職業を付け加えていくことができる」こと。

たとえばこちらのデニムは元々「大学教授」の方が履いていたもの。それを「宿スタッフ」の方が受け継ぎ、また出品されています。


そうすることで、タグに履いていた方の職業がどんどん追加されていくという。

むちゃくちゃ面白いですよね。どんな人たちがこのデニムを履いていたのか、想像させる。

備後の職人が作り上げたデニムを本物のワーカーが履くことで、その職業が反映されたリアルのUSEDデニムが完成し、それが付加価値になる。

なんか、色々衝撃でした(語彙失ってる)

この付加価値のついたデニムを求め、世界中から人が押し寄せる

この付加価値がついた尾道デニムを求めて、日本全国、そして海外から人が押し寄せているのです。

僕が店舗に訪問した前日には、フランスのブランド「アニエスベー」の現社長が来ていたそうです。

デニムで「尾道から世界へ」を体現している。

その言葉通り、職人によって作られたデニムとそれを履く人々の繋がりによって、世界中から尾道に人が集まってるそうです。

尾道デニムプロジェクトは誰でも参加できます

この「尾道デニムプロジェクト」は尾道以外の人でも参加可能です。

デニム好きの人なら誰でもプロジェクトに参加できる委託販売システムが誕生しました。

参加の手順はこちら

1.リゾルト710か711と尾道デニムプロジェクト参加券を購入

まずは新品のリゾルト710、もしくは711と、そ「尾道デニムプロジェクト参加券(1000円+税)」を購入しまス。

リゾルト712、713では参加できないのでご注意を!

2.参加表明のシリアルナンバーをリゾルトデニムにスタンピング

参加券を購入すると、リゾルトデニムのポケットの裏側に、シリアルナンバー入りのスタンプが押されます。

このスタンプが尾道デニムプロジェクトへの参加表明の証となります。

3.リゾルトデニムを穿き込みまくる

尾道デニムプロジェクトへの参加が決まったら、そのデニムを穿き込みまくるのみ!

ガンガン履いて洗濯して乾燥して、オリジナルのデニムを育てていきましょう。

4.1年を目処に尾道デニムショップに配送。査定後、委託販売開始!

約1年穿き込んだら、育てたリゾルトを尾道デニムショップに配送しましょう。

以下のランク付で査定が行われ、販売価格が決定します。

  • Sランク:48,000円
  • Aランク:42,000円
  • Bランク:38,000円
  • Cランク:35,800円
  • Dランク:32,000円
  • Eランク:29,800円
  • Fランク:28,800円
  • Gランク:26,800円
  • Hランク:24,800円

なんと最高のSランクは低下のリゾルトデニムの2倍!

そしてランク付けはリゾルトの産みの親林さんの審美眼によってなされるのですが、どのような基準でランク付けされるのかは神のみぞ知る世界…。

5.デニムが次のオーナーの元へ引き継がれます

委託販売が開始されたリゾルトデニムが売れた場合、販売価格の70%が元のオーナーに入るという仕組みになってます。

こうして、あなたの育てたデニム達が別の人へ受け継がれていきます。

詳しくは尾道デニムプロジェクト公式ホームページをご覧ください。

尾道デニムプロジェクト第二弾「旅するデニム」も始動中!

第1弾は「働くデニム」をテーマといていた尾道デニムプロジェクトですが、現在第2弾として「旅するデニム」をテーマとしたプロジェクトが始動中!

尾道デニムが国内外を旅をし、デニムを通して世界と繋がっていきます。
その旅の様子やデニムの成長の経過具合も公式ホームページでチェックできます。非常に面白いプロジェクト…。

「尾道デニムプロジェクト」はデニム好き以外の人も巻き込む世界レベルの企画だった!

噂には聞いてましたが、まさかここまでだったとは…「尾道デニムプロジェクト」、非常に楽しめました。

職業や履く人によって姿変えるデニム達、そしてそれを求めて世界中から人が尾道に集まってくる。
まさに「デニムから世界へ」を再現したブロジェクトでした。

気づいたら1時間ほどいて、新しいの育てたくなってリゾルト711購入しちゃったよ。

デニム好きはもちろん、そんなに興味ないって人でも楽しめるので、尾道に来た際は是非立ち寄ってみてください!

ONOMICHI DENIM SHOP

所在地:〒722-0045 広島県尾道市久保1-2-23
TEL:0848-37-0398
営業時間:10:00 – 19:00 定休日:水曜日