「自分が本当にやりたい仕事が何か分からない」

こんな風に悩んでる人は少なくないでしょう。しかし、圧倒的な行動量を元にやりたい仕事を見つけて輝いてる24歳がいます。

彼の名前はふじさきともしさん。現在24歳でフランスの地でワインソムリエとして働いています。

高校卒業後海外に飛び出し、現在話せる言語はなんと6言語という超マルチリンガル。

現在、一時帰国中でこれからフランスに戻る彼の今までの人生を振り返りながら、「やりたい仕事の見つけ方」をテーマにインタビューを行いました。

・自分がやりたい仕事が何かわからない
・今の仕事に不満を覚えている

そんな悩みをお持ちの方はぜひ最後までご覧ください。

ワインソムリエ ふじさきともし

ふじさきともし/ワインソムリエ

高校卒業後すぐに韓国へ語学留学。その後、香港・マカオワーキングホリデーを経て、フランスのワインの専門学校へ。フランスのアルバイト先であるラーメン屋で現在勤務している会社の社長と出会い、ワインソムリエとして活動開始。

現在は、ビザの関係で日本に一時帰国中。ワインの楽しみ方や健康×飲酒などワインに関するイベントを積極的に開催している。

最近は、フランスの城を購入してコワーキングスペースにするという野望を持っている。6言語を操るマルチリンガルでもある。

海外渡航歴0から高校卒業後海外へ。常に自分の心に正直な姿勢。

  ——ともしさんは現在フランスでワインソムリエとして活動されてますが海外との最初の接点はなんだったんですか?

ともし:最初の接点は高校卒業後の韓国留学です。高校は鹿児島県のど田舎で、小さい頃から海外への憧れはありました。異文化交流会とかのイベントに参加したこともありましたね。

そのまま卒業して大学に行くなら数学が好きだったので研究者か先生になるコースだったのですが、個人的に未来がないなと思ってしまって…

大学進学以外の選択肢がないか「高卒 進路」で探したところ、語学留学にたどり着きました。当時はK-POP全盛期だったのもあり、韓国へ行くことに決めたんです。

韓国留学中のともしさん


1年半ほど留学して目的の語学習得が達成された時、「やりたいことがなかったら韓国の大学に行こうが日本の大学に行こうが一緒じゃん」と気づき、海外を拠点にしたいという自分の心に従うことにしました。

そこで、英語ができる環境を探していたところ、数年前に新しくワーキングホリデーができるようになった香港で働いてみることにしました!

香港で20職種以上を経験。圧倒的な行動量から「好きな仕事」を発見する

香港ワーキングホリデー中のともしさん

——香港でワーキングホリデー!現地でどんな仕事をされてたんですか?

ともし:1ヶ月で辞めたものもあれば、個人の依頼で単発で受けたものもあります。とにかく興味のある仕事は片っ端から取り組みました。

今思い浮かぶのだとイタリアンレストラン、日本酒バー、クラブ、焼肉屋、ラーメン屋、日本語・英語・韓国語の家庭教師、イベント運営、通訳、翻訳、テニスのコーチですかね。

20種類以上の仕事に取り組みました。

正直どれも楽しいと思ったのですが、一方でやりがいを感じられないものも多くありました。どんどんと仕事を辞めて、削っていく中で残ったのが、お酒がメインの接客です。

僕自身が人とコミュニケーションを取るのが好きなこと、お酒がある空間が好きだったのが残った理由ですね。

香港でのワーキングホリデーを通して20職種以上の仕事に取り組むことができ、自分が何が好きで、仕事として何をしたいか明らかになりました。今思い返すと、まさしく自分の人生のターニングポイントと言えますね。

21歳・マカオ・飲食店店長」だが、自分が一番楽しいと思えてこその仕事でありたいと強く思う


——その後、香港からマカオで働くことになったとお聞きしたのですが、何か理由があるんですか?

ともし:お酒メインの仕事をしたいと思いつつ、ワーキングホリデーの期限(1年間)も終わりそうで、どうすればいいか悩んでいました。

それで知り合いの社長さんに相談してみたところ「マカオの飲食店のオープニングスタッフをやらないか」と誘われ、面白そうなので飛び込んで見ることにしました。

その時の年齢は、21歳。今思うと若いですが、肩書きはキッチン兼店長。飲食店ではありながら、お酒がメインではなく、お金持ちの高校生がくるようなお店でした。

経営のことを勉強しながら働くことができて、有意義ではあったのですが「自分が一番やりたいことではない」という思いから、常に違和感がありました。

1年弱が経ち、周りが就職になった時、「人生こんなことばかりしてたらあっという間に30歳になってしまう」とふと思ったんです。

自分が一番楽しいと思えてこその仕事でありたい。そう思って、思い浮かんだのが以前経験したワインソムリエでした。そこで、ワインの本場フランスでワインソムリエの資格を取ろうと決心し、向こうに移りました。

とにかく飛び込んでから考えればいい。フランス語0の状態で入学して思うこと。

——フランスに行ってすぐワインの専門学校に行かれたとのことですが、フランス語は話せたんですか?

ともし:話せないです(笑) 本当に簡単に挨拶を知っている程度。

学校の授業は、全てフランス語で進んでいくのですが、1つも理解できませんでしたね。1ヶ月くらい経ってさすがにマズいと思い、先生に「授業をビデオで録画させてほしい」と相談し、許可が出たので、そこで撮影したビデオを0.7倍速で見直して全てノートに洗い出しました。繰り返しているうちに、フランス語も授業内容も理解できるようになってきましたね。

海外に行きたくても「語学力がないからまだ行かない」という人がいると思います。そういう人には「とにかく飛び込んでみてから考えればいい」と伝えたいです。

僕もフランス語は全く話せませんでしたが、飛び込んでみた結果今の自分があります。語学力がない状態で飛び込んでも、なんとかなります。

世界No.1のソムリエとの一枚

——ワインソムリエとしては、卒業後に就活などを経て活動をスタートさせたんですか?

ともし:いえ。アルバイト先のラーメン屋でお客さんに話しかけたことがきっかけで、ワインソムリエとして働くことができるようになりました。本当はフレンチレストランで働きたかったんですが、フランス語のレベル的に無理だったんです。

ある日、2人組のお客さんがワイン関係の話をしていて気になったので、「僕、ワインソムリエとしての勉強をしてるんです」と声をかけてみました。

話しかけた相手はワインの輸出入をしながら、フレンチレストランも経営されている方で、当時スタッフを募集していたらしく、「ソムリエとして働かないか」とオファーをいただきました。それ以降、会社員という形でフランスでワインソムリエとして働いています。

基本は週6勤務。事前準備はだいたい16時ごろから始まり、20時にオープン。終わるのは1時から2時の時間です。大変ですが、やりがいのある仕事ですね!

もっと「自分の好き」に向き合う。そうすれば自分のしたい仕事を見つけられる。

——今更で申し訳ないのですが、ワインソムリエって具体的にどんな仕事をするんですか?

ともし:ワインソムリエの仕事は大きく分けて2つあります。1つ目が、ワインセレクトです。多くの人はワインソムリエと言えばこちらのイメージが強いのではないでしょうか。お客様の食事に合わせて、ワインをセレクトします。

2つ目が、ワインの管理です。実はワインセレクトよりもこちらの方が大切な仕事です。

在庫の管理はもちろん、味が落ちないように管理する必要もあります。この2つがワインソムリエのメインの仕事ですね!

 

——偏見かもしれないですが、日本人としてフランスでワインソムリエをしていて舐められたりしないのですか?

ともし:舐められることはないですね。

フランスでは、どんな職業でもサービスや仕事を評価してくれる文化があります。ワインソムリエは専門的な知識を必要とするので、数ある仕事の中でも特に尊敬してもらえる仕事ですね。

世の中的には、ワインは嗜好品なので、別にこの世になかったとしても困らないとも思ってます。だってワインがないからって人類が滅亡することはないじゃないですか。

でも、ワインがあることで1つの空間を演出し、お客さんにセレクトしたワインを飲んで喜んでもらえる。

そんな時、ソムリエとして喜びを感じますし、いずれは世界を股にかけたワインソムリエとして活動していきたいと思っています。世界中にワインの魅力を発信していきたいですね!

一時帰国中、ワインのイベントを積極的に開催

 

——最後にともしさんのように好きなことを仕事にしたい人へ向けて、一言あれば、お願いします!

ともし:今までの経験から言えば、自分の好きにもっと向き合うことが大切だと思います。

常に自分の悩みや考えを話せるようになっておくといいです。もしやりたいことがあったら、なぜそれをやりたいのか口で説明できるくらい向き合う。

そして僕は、やりたいと思って1週間経ってもその気持ちが消えないなら必ずやることにしています。やりたいと思った瞬間から始める。そしてやりたい気持ちを最優先に行動していってください。

いろいろな経験をとことんしてみて、自分の好きなことを発見しながら、行動することで、好きを仕事にできると思っています。

圧倒的行動から「好きな仕事」を発見する

インタビューを通して刺激をもらったのが、ともしさんの圧倒的行動力です。

今のともしさんがあるのは、香港時代の20種類以上の仕事に取り組んだ経験があってこそだなと思いました。

常に自分が何を好きかを明らかにしながら、違和感を感じたらスパッとやめる。好きなものがあるなら、ハードルが高くても飛び込んでみる。

そんな行動量があったからこそ、ともしさんは自身の夢であったワインソムリエとして活動できていると思います。

自分のやりたいことがわからない。そんな人こそ興味のあるものに手を出し、たくさんのことを経験することが大切なのではないでしょうか。

ふじさきともしさんのTwitter

ふじさきともしさんのブログ

Photo by 中村創

この記事をかいた人

るってぃ

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