1年半ぶりに山形の郁文堂書店に行って感じること

1年半ぶりに山形の郁文堂書店に行ってきました。

【山形】司馬遼太郎も通った郁文堂書店はぜひ行って欲しい

入ったら漬物と梅干し出てくる本屋は中々ないと思う。

なんなら焼肉も連れてってくれたのがこちらの店主、のぶこさん、83歳。とってもオシャレで元気。「そんでよー」という話し方がめっちゃ可愛い。

郁文堂は今年で創業86年、司馬遼太郎といったかつての文豪が文化サロンとして足を運んでいた書店です。しかし、のぶこさんの主人が2007年に病に倒れてからシャッターは閉ざさてました。

そんな郁文堂を東北工芸大学の学生たちが交渉し、クラウドファンディングで資金を集め、リノベーションして人が集まるコミュニティスペースに変身させました。

古き良きを残しつつ、書店、そしてサロンとして今も機能してます。仙台の友人からこの話を聞き「俺が好きなパターンの店だ」と一年半前に足を運んで案の定一発でこの店と街が好きになりました。それが郁文堂と、リノベを手がけた追沼くんとの最初の出会い。

2016年に初めて会って来年で4年目になるという2人、なんか、もう最高だった。

追沼くんは大学院生ながら(来年卒業)、株式会社OF THE BOXの代表として建築デザインとそれを通したまちづくりを行ってます。今年6月に山形市内にオープンした「Day & Coffee」も、安土桃山時代から続く呉服店「とみひろ」の旧本社ビルをリノベーションしたもの。

オシャレでコーヒーがとっても美味しかった。行けなかったけど「Day & Books」という書店兼カフェもオープンしたらしい。

なんかこう地方でストーリーのある素敵な場所作ってる人ほんと尊いよな〜自分ができないからこそよりそう感じるし、自分は訪問する側なので旅が楽しくなる。そういう人がいる場所は特に楽しい。

山形って秘境感あったけど実は東京から近いし(新幹線で1時間半、夜行バスでも6時間くらい)、もっと友達連れて行きたいな〜。絶対俺の友達みんな好きだから。

ちなみに僕が建築にも興味を持つようになったキッカケのひとりが追沼くんでもあります。本人覚えてないと思うけど、去年僕の家で断熱ワークショップやってくれた時に「建築は街と溶け込むアート、実は一番たくさんの人の目に触れる」という言葉が、いま美術やってる自分としては残ってます。

「建築はまちを作り、人を繋ぐ」って字面だけ見るとありきたりだなぁ…なんて思ってたひねくれ者の自分だけど、去年郁文堂に出会えたことで「そんなこと本当にあるんだな」と感じました。

そんなたくさんのことに気づかせてありがとうございます本当に。今回1年半ぶりに山形来たら想像以上にエモエモのエモでして…なんか勝手にいろんな感情が爆発して夜行バスに乗る前にこのブログ書いてます←

そんな素敵シティ山形にみんなで一緒に遊びにいきましょう。

のぶこさんに梅干を瓶にパンパン詰めてもらったし、毎年もらいに行きたい。ちみなに実孫が5人いて、追沼くんが6人目の孫、そして僕は7人目の孫に認定してくれたのに名前は覚えてくれず「無職の人」止まりでした。はい、頑張ります。