結局みんなケンカ好き?対立構造を作るとコンテンツは面白くなる

「ドラゴン桜」や「インベスターZ」の生みの親、三田紀房さんのこちらの本を読みました。

基本的には原稿を絶対に落とさない三田さんの仕事術の話なのですが、コンテンツを面白くするために意識している対立構造の話が個人的に面白かったです。

世の中の面白いものはほとんど対立の構図でできている

世の中のコンテンツのほとんどは対立構造でできていると三田さんは説きます。例えば

  • 野球→攻撃と守備の争い
  • 報道番組→保守派と革新派の論争
  • 会社→上司の派閥争いや同期の出世競争
  • 巨人の星→星飛雄馬と一徹の壮大な親子ゲンカ
  • 明日のジョー→矢吹丈と力石徹の戦い

確かに…!少年ジャンプで人気を博した作品のほとんどバトル漫画ですしね。

結局人はケンカや争いが好きで、だから、いじめや戦争は世の中からなくならないのか…と少し人の本性を見た気して悲しくなりますが、まぁそういうことなんでしょう(悟り)

コンテンツにおける面白い対立構造の作り方

  • 親子、兄弟、恋人、学校、会社…人間関係あるところ全てに対立が潜んでいる
  • どういう関係の人がどういう価値観の違いで対立するのか、パターンを考え、面白いものを選んでく
  • 対立のネタを決めたら、主人公がそれをどう乗り越え解決していくかストーリー展開させる

インベスターZも主人公財前くんに対するさまざまなライバルを登場させ、「投資3本勝負」とかやらせてます。

あと財前くんのお父さんは投資やお金を毛嫌いしてるので、それも対立構造と言えます。

こうした事前のストーリー設計がコンテンツ制作において重要になるのかぁと。

三田さんは漫画家であると同時にビジネスマンなので、出されてる本とかめっちゃ勉強になるんですよね。ぜひ読んでみてください!

お金も世の中のことも知らない雑魚フリーランスを支えた「インベスターZ」という漫画