1ヶ月間SNS断食してみた所感 程よい不確実性の重要さ

主要SNSを1ヶ月ログアウトしてました〜復活!!

経緯や理由などはこちらに書いてますが、ツイ廃の僕が1ヶ月SNS断食してどんな感想を抱いたか率直に書いていきます。

思想を発酵する場が世の中に足りてないのではないか

1ヶ月間SNS断ちしてみる

SNSを離れてこの1ヶ月何をしていたか?

12月19〜20日に開催されるタグボード主宰のアートイベント「Independent Tokyo 2020」に出展します。

美術表現をはじめて1年半経つので今の自分がどの程度のものか知りたく、こういったコンペティションにも今後は出していきたい。

というわけで、前々から作りたい作品のコンセプトは決まっていたので制作に集中するためにSNSを遮断していた次第です。

友人に協力してもらいながら引き続き制作中。あと、東京で個展も開きたいと思っとります。

また、出展にあたってポートフォリオの提出が必要なので、これまでの人生を振り返りながら、なぜ美術をはじめたのか?どうして美術で表現しなければいけなかったのか?自分は何が好きなのか?をひたすら言語化してました。

そのほか禅寺に参禅したり、金沢21世紀美術館で開催されたワークショップに参加したりと、そんな1ヶ月を過ごしておりましたが全国的に猛暑ってマジ???

SNSがないと日常に”ほどよい不確実性”がなくなる

まず思ったのがこれ。

SNSを遮断すると最初の1週間はすがすがしい気持ちで他のインプットが捗っていたのですが、だんだんと目にする情報が「自分の興味あるもの」だけに偏ってきます。

SNSの良さってタイムラインを眺めてるだけで色んな情報や面白い人に偶然出会える不確実性だと思っていて(それゆえ離れられなくなるんですが)、遮断すると日常が味気なくなったというのが正直な感想です。

特にこのご時世、遠くに出かけることも中々できず、知り尽くした地元にいたので思考が偏りがちに。

不確実な情報を浴びすぎるのはよくないけど、それを徹底排除することもまた健全ではないと感じました。

あと、久しぶりにSNS開いたらけっこうDM来てたんですね(プロフィールにSNS断食してる旨とメアド記載してたのに…!)

村上隆さんがホリエモンとの対談動画で「海外からのオファーはほぼインスタグラムから」と言ってたけど、もはやSNSは仕事の連絡手段として欠かせないものになってると感じました。

8月頭に一瞬東京行ってたのですが、やっぱりSNS経由しないと会えない友達いるし、 開催中の展示情報はSNSで回ってくるし。

月並みだけど、ほどよくSNSと付き合っていくのが大事だなと感じました。小学生の読書感想文みたいになった。

一番良かったのは惰性で発信・消費しないこと

今回SNS断食して一番良かったなと感じたのは「感じたことを無下に言語化して発信しないこと」でした。

140文字に切り取って発信して、リツイートとかいいねとか見える数字で評価されて終わらせるより、発信せずにしっかり考えたり、調べてみる。

自分の場合、オープンなSNSに発信するよりまず自分の持ってるクローズド空間(noteの月額マガジンなど)で言語化して、そこから熟成させてSNSで出す…ということがスタンダードになってきました。

というか1ヶ月のSNS断食してみて、「めちゃくちゃ言いたい!」ってほどのことが特になかったんですよね。

だからもう自分が表現したいことは、今は言葉の中にないのかなぁと。発表する場もインターネット空間ではないと思ったり。分からんないけど。

あとSNSやってて一番時間を取られるのは、他人のタイムラインを眺めることではなく、発信した自分の情報を誰が見たか、どれ位いいねが付いたか何度も確認してしまうことです。

それは自分にとって必要ではない時間なので、意識して減らしていけたらな〜。

とにかく、これから面白そうなことが始まりそうでやっと夏きた〜!

最近SNS見過ぎや〜という人は距離感を調整してみてください。