SNSで「好きなことを生きていく」を実現しようとすると衝突するジレンマ

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去年の暮れに、とある人気YouTuberさんと会いました。

動画のクオリティは非常に高くて、バズれば2〜300万再生。登録者数も何十万人といて、ほっといても毎月の広告収入で暮らせるという、世間一般から見たら「好きなことで生きていく」を体現していて羨ましい状態だと思います。

しかし、当の本人はとても疲弊していて

  • 視聴者の好みに合わせてやってるから本当に表現したいことはできてない
  • バズる動画がなんとなく分かるので、この季節にこれを仕込んで…という流れ作業になっている

と漏らしていました。

僕自身この感覚はすごく分かります。好きなことを自由に表現しているつもりが、数字の増加と共に、不自由になっていくというジレンマ。

「好きなことで生きていく」の本当の意味

これから彼はどうなっていくんだろう?と思っていたのですが、先日、活動休止を発表する動画をアップしていました。

芸能人も参入し、ますます激化するエンタメ市場で5年、10年と長く活動していくために、前向きな理由で約1年活動休止するというものでした。

その動画での彼の顔は清々しい顔をしていて安心しました。内省する時間を設けるのは、素晴らしい判断だと思います。

思想を発酵する場が世の中に足りてないのではないか

止められない承認欲求と、衝突するジレンマ

SNSの発展で誰もが気軽に発信できるようになって、その結果、承認欲求や虚無感を埋めるために過激な言葉や動画を用いて注目を集めようとする、そんな光景をたくさん見てきたし、経験してきました。

承認欲求って歯止めが聞かないどころか感覚がどんどんインフレして、以前満たされてたので満たされなくなります。お金や物欲も同じ。

そして、それを利用して「インフルエンサーは消耗品」と使い倒すマネジメント会社やギャラリーサイドを見てはぁ?って感じです。

とくに若い子のそういう自傷行為的活動を見てると危機感を感じずにはいられず、最近の芸能人の相次ぐ自殺とかSNSの閉鎖感見てると、もう少しこの辺アップデートできないかなと思うのです。

“憧れ搾取”のメディアから距離を取る

整形とかもね、依存するって言うじゃないですか。整形して可愛くなって自信を持つことはとても良いことだと思うんです。でもそれが「もっと」ってなって歯止めが効かなくなるのは、怖いな〜って。

何度も書いてますがその「もっと」という感情をコントロールするために自分は禅に向かい、自由に表現するために美術に興味持ちました。

虚無感の正体を突き止める

承認欲求だったり、「もっと」という感情は悪いことばかりではありません。

時に欲を持ち、欲に従うのは良いことです。ただ、それに囚われるのはナンセンスなだけで、根底にある「虚無感の正体」を突き詰め、根本的解決を目指す社会を作らねばと感じます。

先日一緒に飲んでいた友人も「今の会社にいる意味が分からない。虚無感がすごい。生きる意味が欲しい」などと話してました。

個人的な観測ですが、こういう人は多いと思います。自分もずっとやりたいことがなくて半ばヤケクソでプロ無職なったので分かります。

表面上豊かになりつつある21世紀においてこの虚無感こそ、現代の病原菌と言えるでしょう。先日読んだ本の中で村上隆さんが

お金で手に入るものやあらゆる方法でエロスを満たしてきたお金持ちがアートを買う理由は、虚無感を埋めるため

みたいなことをおっしゃってて、納得しました。人間の欲って本当に怖い。

答えはありませんが、今のインフルエンサーやYouTuberの「今後」が気になってしまうのです。

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