毎月決まった額の給料が振り込まれることは、大きな心の支えになります。
しかし、その会社を辞めてしまったり、フリーランスとして独立することになれば、毎月変動する給料に対して不安を抱くかもしれません。それに加え、フリーランスにはボーナスも社会保障もありません。
「今の会社を辞めて独立したいけど、上手くやってけるか不安…」
そんな不安を抱えてる方にオススメしたいのが、「失敗したらあそこに帰ればいいや」と思える心の拠り所を作っておくことです。
独立前に「安定した副収入」や「貯金」を作っておくのも大切ですが、実はこの「心の拠り所の存在」こそ、不安を抱えるあなたに精神的なゆとりをもたらします。結果として、思い切った行動や挑戦ができるようになるのです。
「失敗してもニューヨークでダンスで稼げばいいや」
この記事を読んで色々思い出したんですよね。
スーパーキャッシュレス社会のスウェーデンの路上で1ヶ月ギター引き語りしたら「96,892円」稼げる。
言語の必要のないスキルがあれば世界中の路上でメイクマネーできて生活できる。https://t.co/j7y3Ai8QCw
— るってぃ@プロ無職 (@rutty07z) October 12, 2017
特にアメリカはチップ制度もあるのでその傾向が顕著です。22歳まで海外に出たことがなかった僕にとって、路上でパフォーマンスして普通に生活してる人がいるのは衝撃でした。
観光シーズンのニューヨークとなると、1回のパフォーマンスで多い時で数万円、それを1日に場所を変えて何度も行うわけです。
ニューヨークでもダンスのチップで1日数万円とか稼ぐ人普通にいて、ずっと日本にいた僕は「あ、こうやってお金稼いで生きれるんだ」と衝撃を受けた。
だから日本で全てを失っても、またあそこに帰ればいいという心の拠り所がある。時間もったいないから電車の中でも練習してたの懐かしいな… pic.twitter.com/Q61ubBZ9HD
— るってぃ@プロ無職 (@rutty07z) October 12, 2017
だから、「日本で失敗してもニューヨークのあのストリートに戻って踊ればいいや」という考えが根底にあります。
その心の拠り所に、どれほど自分が救われていることか。
日本という世界しか知らなった自分にとって、ニューヨークで得たこの「心の拠り所」は、かけがいのないものです。


詳しくは僕のプロフィールをお読みください。
副収入や貯金よりも、大切なもの
「世界が尊敬する日本人100人」にも選出された日本を代表するデザイナー佐藤オオキさんも、実は同じような考えを持ってます。
佐藤オオキさんも学生の時に糖尿病のホームレスと話して「ホームレスでも糖尿病になるくらい飯食えるんだ」と衝撃を受け、「失敗したらこの公園に戻ろう」という考えに至ったそう。
独立して不安な方はそうゆう心の拠り所作った方がいいよhttps://t.co/IhRan4SfqM
— るってぃ@プロ無職 (@rutty07z) October 12, 2017
会社を辞めて独立する前に必要なものは
- 本業とは別の、安定した副収入
- お金を稼げるスキル(フリーランスが身につけたいスキル)
- 1~2年は無収入で暮らせるほどの貯金
などが挙げられます。もちろんこれはあるに越したことはないし、大賛成です。
けれど、フリーランスをやっていて思うのは、実は本当に大切なのは「失敗してもあそこに帰ればいいや」と思える心の拠り所を持っておくことではないか、ということです。
それも1つではなく、複数。あればあるだけいいです。
東京で失敗しても「おかえり」って暖かく迎えてくれる実家でもいいし、「いつでもうちの会社で働いていいから!」と声をかけてくれる知人でもいい。
本当の自立とは「周りに頼れる(依存できる)仲間がたくさんいる状態」を指すと思います。
帰れる場所を見つけることで挑戦できる
一度きりの人生、失敗しても本当にどうにかなります。死ぬこと以外かすり傷です。というか日本で死ぬことなんて逆に難しいことだと思ってます。
将来に対して漠然と不安を抱えている方。そのせいで中々行動に移せない方、もっと世界に出てください。そして外の世界を知ってください。
「失敗してもあそこに帰ればいいや」と思える場所が1つでも見つかれば、行動は大きく変わってくるはずです。