こんにちは、るってぃ(@rutty07z)です。
クラウドファンディングを使って1ヶ月ヨーロッパのローカル回って取材など、現地に足を運ばないと得れない情報を多々インプット。
そして帰国後、1ヶ月かけて日本全国6都市での講演会を実施しました。
今回の全国講演でのメインコンテンツの1つ、「MacBookおじさん」企画を実行!
書いた
全6都市の講演会を終えて、一番印象に残った人に「MacBookおじさん」します!
100:0で一方的に事実を話すだけの会は嫌いなので、みんなが参加できるコンテンツを用意しました!Macを獲りに行くつもりで来てね!https://t.co/8etLwf0dsh
— るってぃ@スマホ1台旅 (@rutty07z) 2017年9月30日
講演会で「MacBookおじさん」やります!参加者同士の熾烈な戦いが今、始まる!
こういう企画をやることで参加者の意識も上がるし、面白い子たくさん集まってくるんじゃないかと。自分もモチベーション上がるし、色んな人と会いたいな〜と。
僕、今回の講演会では
・来てくれた中でお話したこと無い人とは絶対全員と話す
・6講演全部違うものにする
・10:0で一方的に話すのではなく参加者も巻き込むシステム
・参加者同士のプロジェクト発足
を目標にやっていきたいと思います。ひとまず今日お会いする方よろしくです!
— るってぃ@スマホ1台旅 (@rutty07z) 2017年10月1日
参加してくれた150名のみなさんとほぼほぼお話ししました。そして全講演を通して最も印象に残った人にMacBookを渡します。
というわけでお待たせしました。
めちゃくちゃ迷いましたが、この人にMacBookをプレゼントしたいと思います!
ナオキイシイくんにMacBookを進呈します!
10月1日の東京講演に来ていたナオキイシイくんです!
ナオキ イシイ / 大学生ブロガー
Twitter : @ishiko_141
1995年11月1日生まれ。
2017年7月に「でこぼこあーと」を開設。
おめでとうございます!
なぜ彼にMacBookをあげようと思ったのか?
「150人と話して最も印象に残ったの誰か?」と言われたら、色々迷いましたが圧倒的にイシイ君でした。
彼のことは「影響力が欲しかったので、渋谷でアイスを配ってきました」という記事で見たことあったのですが、10月1日の東京講演で「僕、今日独身最終日なんです!」って元気な声で現れて。
「そんな大事な日に俺なんかの講演来ていいの?www」みたいな会話したのを覚えてます。
しかも片手にはスーツ持ってて「明日内定式なんです」とか言って、「お前忙しいなwww」と。
で、学生で独身最終日ってどゆこと?と思ったら
- できちゃったらしい(そのため学生結婚)
- きちんと半年後卒業できれば就職できる
- 本人はバイトで月10万円ほどの収入(ブログは1万PVほど)
- 奥さんは現在休業中
- なので出産費用などが捻出できない恐れ
これだけ見るとけっこう「詰み」というか「クソ」というか…(失礼でごめんね。笑)
でも僕はこの話を聞いて「それがいいんじゃない!」と思いました。だってみんな真面目で優等生なんだもん。
こういう話が世の中の隠れたリアルで、しかも学生さんから出ることはないんです。そして、僕の講演を聞いてクラウドファンディングに挑戦することを決めたそうです。
【宣言】
妻と子供のために、今月中にクラウドファンディングに挑戦します。
るってぃさんの話聞いて決意した。#るってぃ講演会
— イシイ/クラウド出産ファンディング (@ishiko_141) 2017年10月1日
「面白いからいつでも相談していいよ」と言ったらすぐにDMくれて軽く添削したり。
あらかじめ「このプロジェクトは賛否両論起こると思うから、できるだけ来るであろう批判を返せる理論は用意しといた方がいい」とアドバイスしておきました。
あんまり口出ししすぎると個性もなくなるし本人の力にもならないのでこれくらいで。学生が1発目にやるプロジェクトとしてはいろんな意味でレベルが高すぎです。
「本人も難しすぎるけど、だからこそ燃えます…!」という風にメールを返してたのもいいな〜って。
そしてプロジェクトページの下書きを公開したのですが、やはり物議を醸してます。
【書いた】
来月からのクラファンの下書きです!
読んで率直にどう思ったか。感想をいただけると嬉しいです▼このプロジェクトどう思う?クラウドファンディングの下書きを公開します https://t.co/JSrQ2lI08l
— イシイ/クラウド出産ファンディング (@ishiko_141) 2017年10月30日
他の方も言ってるけど、妊娠にヤバイ、怖いと思うくらいなら避妊をすべきだった。パトロンに文字通り子供の尻拭いをさせようとしている印象。取って付けた大義名分を掲げるよりも、ストレートに「お金が無いけど産みたい、支援して下さい」の方がまだいい。
賛否両論あるでしょうが、頑張って下さい。 https://t.co/s3j97gEJx1— ゲスブロガー江川@仮想通貨・FX (@egatake18x) 2017年10月31日
経緯はどうあれ、今の日本で大学出てすぐに子供を養うのは凄く大変。
そんななかで、強い意志を持って育てる、何でもやると言っているのだから支援してあげるのが大人の役目だと思う。
それ以上の言葉は必要ないかなと思った。 https://t.co/O8iDFQES0N
— おかもん@脱社畜(ネム) (@okamon_happy1) 2017年10月31日
誹謗中傷のメールも来てるけどこの反応はいいね。
あと、こういったDMもいただいて、すこし影響力がでてきたのかもというのが嬉しい。
この方は40代だそうですが、僕は20代前半で家族と3人でキラキラと暮らしていきます。 pic.twitter.com/ab9DDTygmI
— イシイ/クラウド出産ファンディング (@ishiko_141) 2017年10月31日
このプロジェクトに対するオピニオン記事まで。かなりの賛否両論を呼んでます。
イシイ君( @ishiko_141)のクラファンについて考えをまとめてみました!ご査収ください~!
クラウド出産ファンディングより今やるといい7つのこと https://t.co/aXkNOehAGc pic.twitter.com/niGfMi9Vp5
— 山口拓也@田舎フリーランス養成中 (@ikechan0201) 2017年11月1日
今悩んでることは、過去に誰かが悩んだこと
突然の妊娠発覚。避妊をしたとしても100%防ぎきれないと言われてるし、誰にでも起こりうる話だと思います。
そしてこれからかかってくる費用や、今置かれてる環境や状況など、様々なものを天秤にかけてその結果産まれてこなかった命は大いにあるのでしょう。
今みんなが悩んでることは、過去の誰かも悩んだこと。そして講演会で僕が言ったことで思い出して欲しい言葉が「過去と現在のズレを検証し理論をバージョンアップさせる」ということ。
いま、過去との大きな「ズレ」をもたらしてるのがインターネット、そしてそれによる個人の発信力や資金調達手段です。
だから多くの人がこれまで直面してきたこの話に対して、イシイくんのようなザ・ミレニアル世代がインターネットを使ってどう乗り越えていくのか、僕としては「見届けたい」と興味を持ちました。
「イノベーションは批判から生まれる」って言うしね
このプロジェクトに対して疑った考えを持つことはもちろん理解できます。ちょっと文章の書き方や考え方的に甘かった部分もあったでしょう。
自分で稼いだお金で、そして自力で頑張って出産・子育てをしてきた人にとって「てめえで稼いだお金で育てろ!甘いわ!」と考えるのは当然です。僕は結婚も子育てもしたことないけど、本当に大変だと思いますから。
でも、結局イノベーションを起こしてきたサービスや企業も批判から入ってるわけですし、本人もそのような声がくることは想像してたみたいです。イノベーションを起こすのか分かりませんが。
僕としては「ただただ面白い」という感じです。99.9%の人が「出産費用をクラウドファンディング!?マジでない!!」と言うセンシティブな話題の中で、イシイくんのような0.01%の人が勇気とリスクを持って挑戦するのは本当に見てて面白い。
あとイシイくんの肩を持つわけではありませんが、彼本当に誠実で一生懸命で、メッセージのレスも早いし礼儀正しいし、少なくとも今までオン・オフで関わってきた学生の中でもかなり優秀な方だと感じます。
これはプロジェクトページ見てるだけだと分からない事実なので書いておきました。
クラファンはただの資金調達じゃない。新たな育児の可能性を見せてくれる気がする
そして「クラウドファンディングで出産費用集めようなんて〜」とか「資金調達だけ」の視点で批判してる人がいますが、本当にクラファンはそんなものだけじゃないんです(これはクラファンを自分でやったことある人じゃないと分からない感覚だと思います)。
最大のメリットは「共犯者作り」
例えばこのプロジェクトに支援して、子供が無事に生まれたとしたら、支援者さんはもうその子を見るたびに「自分ごと」のようになるんですよね。
そういう人が10人、100人と増えるとみんなが「親」みたいな。いま、子育てのシェアリングサービスとか台頭してるけど、本当にそれの巨大版だな〜って。
みんなで出産費用を振り込んで、みんなで我が子の様に出産を待ちわびるとか、超面白い。幸せも、困難も、ソーシャル上でおすそ分け。
— 家入 一真 Kazuma Ieiri (@hbkr) 2013年12月11日
すごいなあ。赤の他人の出産費用を振り込む人が続々と。みんないい人だ!素敵!出産費用をソーシャルで集めることで、日本中にクラウドお父さんクラウドお母さんを作るという実験。祭り。これはもう、もはや、家族だ。
— 家入 一真 Kazuma Ieiri (@hbkr) 2013年12月11日
いい人だらけのRT祭。今日だけでどれだけのソーシャルお父さんソーシャルお母さんが産まれたのだろうか。シングルマザーは今後も増えてくだろう。お金をコミュニケーションツールとして、助け合いの繋がりを作って行けば、少しでも生きやすい社会になるのかもしれない。みんなありがとうー。
— 家入 一真 Kazuma Ieiri (@hbkr) 2013年12月11日
面白いから振り込む、ほんとそれでいいんだよね。そんくらいのポップさで誰かを応援する。ただ無事に産まれてきてくれて、その子が大きくなった時に「良くわかんないけど応援してくれたいい人たちがいてね、」と伝えてくれたらそれでいいよね。あとはここからリアルな繋がりが生まれるといいな。
— 家入 一真 Kazuma Ieiri (@hbkr) 2013年12月11日
今回の出産クラウドファンディングについて、やはり辛辣な意見も出ている。無責任だ、甘えだ、産まれてくる子が可哀想だ、などなど。でもさ、極論、出来ちゃったもんはしょうがないじゃん。後に引けるわけでもないじゃん。だったら前を向いて、みんなで応援しようよ。叩いた所で何も変わらない。
— 家入 一真 Kazuma Ieiri (@hbkr) 2013年12月11日
てか、これだけの人たちに祝福されて産まれる子、ハッピー以外のなにものでも無いでしょ。全然かわいそうなんかじゃない。これからシングルマザーは増えるだろう。親も友達も頼れないなら、せめてネットで繋がりを作って、みんなで助け合っていくしかないじゃん。叩いた所で、何もうまれない。
— 家入 一真 Kazuma Ieiri (@hbkr) 2013年12月11日
[また家入か] 家入一真氏がフォロワーの出産費用をツイッターで集めて物議を醸しだしている!
難しいこと考えずに、面白いと1ミリでも思えばみんなで「クラウドお父さん・お母さん」になればいいじゃん!なんか、ほんとそれだけだなと思いました。
ただただ予測不能な未来を見てみたい
クラウドファンディングを使った出産なんて少なくとも僕は見たことありません。だからそれがいいんじゃない!
- クラウドファンディングで生まれた子供はその後どんな人生をたどるの?
- このプロジェクトが社会に与えるインパクトは?
- これからのイシイ夫婦の行方は?
- 支援したクラウドお父さん・お母さんは子供を見るたびにどう思うの?
などなど。一応福祉が手厚い日本ですが、過去の人が「産むか・産まないか」の天秤にかけたであろう「現実的な費用面」を、クラウドファンディングが将来潰すことができるのか。
インターネットのおかげでお金の回り方がどんどん滑らかになってるんだから、このプロジェクトの行く先の未来を見たいな〜と思い、MacBookはイシイくんにあげることにしました。
もしあれだったら、今は妊娠中で働けない奥さんにあげて、在宅で何か生産活動を始めてもいいのではないでしょうか(もちろん無理しない程度に)。
本当にプロジェクトの成功うんぬんどうでも良いので、楽しみです!イシイくんのクラウドファンディングの下書きはこちらから読むことができます。
このプロジェクトどう思う?クラウドファンディングの下書きを公開します
なんかPR記事みたくなっちゃいましたが、MacBookおじさん企画についての記事でした。いや、本当にやってよかったです!マジで面白いものが見れた!また別の形で絶対やろうと思います。
他の学生さんも素晴らしい人が多く(上から目線でごめんなさい)、ライブ配信動画で紹介したいと思ってます!
ちなみに講演会的には一番印象に残ってるのは弘前講演です。なんか泣きそうでした。
それでは!