自宅を出る20分前に支度しても海外旅に出れてた僕です。
それこそ、究極スマホ1台で海外行けたらクールと考えていたので「スマホ1台旅」とかいう企画もやってたし、朝起きた時アフリカに行きたいと思ったら行ける。
そんなミニマルでフットワーク軽いことが旅における自分の美学でした。
東京を離れ金沢に住み、旅を禁ぜられたステイホーム期間。
じっくりゆっくりどんなモノを持っていくか、考えながら荷造りする楽しみを覚えました。
今日も色々気をつけながら東京に向かっているのだけれど、1週間前から「なに持って行こうかな」とか「誰に会おうかな」とリストアップしたりメモしたり「旅中」だけでなく、「旅前」も楽しい。


旅と日常の境界線がなかった以前にはこんなことありませんでした。初めて「旅のしおり」とか作るカップルの気持ちが分かった。


この辺の持ち物も、ステイホームで変わった意識が変わったから。今の生活のルーティンはなるべく崩したくないので旅の荷物もこだわります。
もちろん荷物が増えた分、減らす持ち物もあります。パソコンは置いておくことにしました。
創作に必要なのはスマホと、紙と、ペン。そして軽い詩集を持ち歩くことに。今回の旅のお供は谷川俊太郎さんのデビュー作「二十億光年の孤独」
いつもは机の前でウンウン頭を捻ったり、リフレッシュに近所を散歩するぐらいですが、電車移動はいつもと別の角度から脳を刺激します。
めくるめく変わる風景と一定のリズムを刻む電車の音。同時にアイデアや言葉もリズム良く湧き出る。思いついたことは、メモに殴り書き。ジェットストリームのポールペンは150円と思えない滑走感。
今回の旅の目的は美術鑑賞!最近アート系のインプットが疎かだったからなぁ。
というわけで東京に着きました。まずは銀座に向かいます。
銀座蔦屋書店にて井田幸昌さんの画集の特別エディションの公開展示。200部限定で1冊30万。
デビッド・ホックニーがiPadで描いた絵。お値段なんと1枚180万円。笑 アートって一体なんなんだ!!
世界の奈良美智さんの作品。税抜き1500万円。消費税足したら150万円プラス。その150万で世界一周できる。
日本刀がカッコよすぎました。河内國平さんという方。現代では不可能と言われた平安〜室町時代の刀が持つ「映り」の再現に成功したらしい。あと刀匠の中でも数少ない「無鑑査認定者」も持つらしい。なにそれ。無鑑査すごい。
そんな感じで滞在2時間にして猛烈なインプットによって軽い頭痛が。やっぱり東京面白い。銀座だけでどんだけギャラリーあるんって感じだし、なんなら銀座の蔦屋書店だけで1日いれます。
個人的にユトリロの絵を観れて良かったです。
丁寧な旅も悪くない。もっと、これまでやらなかったことの逆をやってみよう。