旅は目的地さえ決めれば、芋づる式で繋がっていく

小学4年生のとき学校の授業で将来の夢を聞かれて、「旅士」というオリジナル職業を作ったくらい旅が好き(一応士業です)(国家資格入ります)

2週間金沢で孤独に制作に打ち込んでいても、多少だれてきます。これはリフレッシュが必要です。

自分はシーシャが好きなんですが、金沢にはシーシャ屋が一店舗しかなく、しかもリニューアル中でやってません。ということで、一泊二日の旅に出ることを決意。

このツイートを見た京都の友人が連絡くれたので急遽京都に行くことに。金沢から遠くないのですぐ行けちゃいます。

僕の旅はいつも衝動的で、行先はネットを通じて他人に委ねられ、計画などありません。仏教的に言えば他力本願・行雲流水スタイル。

一発目に行くところだけ抑えておけば、あとはあるがままに、芋づる式に繋がっていきます。

移動中にSNSで情報収集。他のコレクターさんの投稿を見て、ヒップホップアーティストで着物メーカーを営んでいる山田晋也さんの個展を見に建仁寺へ。

空間と作品が見事に調和されて素晴らしかった。テーマ的にも自分のツボでした。

そういや建仁寺と言えば待てよ。臨済宗の始祖、栄西が開山した京都最古の禅寺じゃねぇか。禅から大きなインスピレーションをもらってる自分としては楽しくない訳がありません。移動中に読んでいた本の中でたまたま栄西が出てきたので引っかかりました。

お寺って学生の時は興味持てなかったけど、宗教や歴史を学ぶと超楽しい。本や座学で学ぶのもいいですが、京都で実際に回りながら見て学ぶのが一番手っ取り早いような気がする。禅が、文字や知識より体験を重視するように。

京都に数ヶ月滞在するのも良いなと思いはじめました。そんな感じで芸術の秋を堪能しまくりました。

夕方は京都で事業やってる友人のもとにお邪魔し、これからのこととか色々話したり。来週も東京で会う約束をしました。おもしろいことが起こりそう。

夜は京都に来るキッカケになった友人らと合流し夜遅くまで遊びまくるなど。念願のシーシャとスマブラをたっぷりできて大満足。あと友人宅が京都間満載で素晴らしかったです。

翌日の昼間は打ち合わせやら友人と遠隔でラジオ収録があったので河原町のカラオケ屋に。

DABEL」というアプリでラジオ配信していたら、まさかのロサンゼルスの友人が僕の友達と繋がってて数年ぶりに再会したり(リモートで)、さらにはそのDABELの開発者がサンフランシスコから京都に返ってきてて、河原町の近くにいることが判明。配信中に会う流れになった。

DABELのファウンダーのTAKAさん。

短い時間でしたが、めちゃくちゃ僕の活動を理解してくれて、アートの話でめちゃくちゃ盛り上がりました。しかも「こういう出会い方」は自分的に一緒に何かやることを予感していて(スポンサーになってくれたノマド的節約術の松本さん株式会社リツアンSTCもこういう出会い方)、縁を大事にしたい。

それと、声を聞いた上で(オンラインで事前に話した上で)会うと格段に仲が深まりやすいと改めて思いました。人は目より耳から得る情報の方が多いと聞いたことあるけど、音声配信の可能性を感じた瞬間です。ここはもう少し掘り下げたいテーマ。

教養があればどこに行っても楽しめる

というわけで無計画からの出発でしたが、学び多く、アートにも触れられ、素敵な出会いがあり、未来に発展する匂いがあった弾丸京都旅でした。移動中に積読しまくってた本も読めたので超良かった。

自分で言うのもなんですが、旅が上手くなってるというか、「こうすれば面白くなる」というコツのようなものをここ5年世界中旅しまくった中で理解しつつあって、自分なりの旅のスタイルが出来上がってきました。

色んなことに好奇心を持って、街中に溢れてる奇跡に気づける力があれば、どこでも楽しむことができます。

ほんと信じられないかもしれないが、自分のあまりの教養(実力?)のなさに海外旅しながら逆に病むなんてこともありました。これぞ自由の不自由。

教養とは「ひとりで時間を潰せる技術のことである」の意味が分かった話

芸術、科学、宗教、これらのバランスを大事に、リベラルアーツ的に好奇心を持つことで見るものも出会う人も変わります。だから勉強だけはし続けましょう。

今回はあまりにも無為自然の旅で、とても良かった。

旅だけではなく、生き方そのものも、こういう感じで行きたいです。