芸術ってね、バカバカしいものなんだよ

今年入学で楽しみにしてた小学校がコロナで休校になり、悶々としてた姪っ子がアトリエに襲来。

早速描きながら一言

「芸術ってね、バカバカしいものなんだよ」

小声で呟いた一言にビックリ仰天しました。

少し考え込みましたが、これは真理なのではないかと(叔父バカ)

バカバカしいものが歴史を更新した

「俺天使なんて描かねーぜ、だって見たことねーもん」のクールベ、貴族の乱行パーティー描いちゃったマネ、個人的な心情を取り入れた印象派、多視点で描いたセザンヌ、ピカソ&ブラックのキュビズム、そしてデュシャンの便器…

歴史を更新した芸術家たちはみな批評家たちから「バカバカしい」と批判されました。しかし後に、バカバカしいと言われてことが世界を変えました。

「人間に芸術が必要なのではなく、人間という存在自体が芸術によって成立している」と千住博さんは言いいましが、合理的な考え方だけで生きられるほど人は強くありません。

むしろ人から見たらバカバカしいもの、汚らしいもの、余白、そういうもありきで人のコミュニケーションは成り立ち、心が潤い、世界は成立します。

つくづく子供って答え全部持ってますよね。そりゃピカソも岡本太郎も生涯かけて子供のような絵を目指すわ。

この言葉とエピソード、もっと応用生ありそうなのでこれからの人生ドンドン使ってこうと思います。子供から盗む!!

書評「芸術とは何か」現代人に必要とされる内容がない作品は現代美術と言えない