「他の人のブログを読んで、自分もブログを作ってみたい!」
そうは思ったものの、はてなブログやアメーバブログなど、いろんなブログサービスがありすぎてどれからはじめていいか分からない…!
そんな方も多いのではないでしょうか。
長期的にアクセスもお金も稼げるブログを運営していくなら、「WordPress」でブログを始めることをおすすめします。
ですが、WordPressでのブログ立ち上げにハードルを感じる人も多いでしょう。なぜならWordPressでは、ドメイン取得からサーバー契約、デザインの設定まで、すべて自分で設定しなければならないからです。
そこで今回は、WordPressでのブログの立ち上げ方が分からない超初心者に向けて
- そもそもWordPressって何?
- ドメインやレンタルサーバーを理解したい
- WordPressブログの始め方や手順を知りたい
を1から解説していきます!
手順通りに進めていけば、初心者でも簡単にWordPressブログを作成できるので、ぜひ読んでみてください!
WordPressでブログを始めるために必要な5つのこと
WordPressでブログを始めるためには、基本的に以下の5つの手順が必要になります。
- レンタルサーバーの契約(今回の記事ではエックスサーバーを紹介)
- ドメインの契約(今回の記事ではお名前.comを紹介)
- 取得したドメインをエックスサーバーと紐づけ
- ドメインをSSL化
- WordPressの必要最低限の設定をする
この時点でブログ初心者の方からしたら何がなんだか…と感じるかもしれません(笑)
しかしご安心を!この記事で1から丁寧に解説していくので、早速最初のステップに進んでいきましょう。
STEP1.まずはレンタルサーバーを契約しよう


最初にレンタルサーバーの契約と設定を行います。レンタルサーバーの設定前に、WordPressの新規登録はしないよう注意してください。
ブログが「家」だとしたら、レンタルサーバーは「土地」のようなものです。家を建てるためにはまず土地が必要ですよね。WordPeressブログも、立ち上げるためにはまず土地となるレンタルサーバーの契約が必要になります。
ブログの土台とも言えるレンタルサーバー会社は数多くありますが、初心者に断然オススメしたいのは「エックスサーバー」です。このブログも、エックスサーバーを使って運営しています。
ブログ初心者にエックスサーバーをオススメする理由
WordPressブログを作るにあたって、特に「エックスサーバー」をオススメする理由はこちら▼
- 無料で自分のSSLが使える
- ファイルやデータが消失した場合もバックアップが保存されているので安心
- 利用者が多いので、分からないことが出てきたときに解決策がブログで紹介されている
- 金額が安いプランでもサーバーが安定している
ブログ初心者の方からすると何が何だか分からないかもしれませんが、WordPressユーザーの中にはすでにエックスサーバーを使っている人が多いので、使い方で困った時に検索をかけると解決策も見つかりやすいのが嬉しいですよね。
また、料金・機能面でも他社に劣らず、サーバーも安定しているため、WordPressブログを始める人には一番おすすめのレンタルサーバーです。
それでは、エックスサーバーの契約を進めていきましょう!
エックスサーバーの契約手順
「エックスサーバー」のトップページにアクセスしましょう。アクセス後の手順はこちら▼
はじめにサイト上の「お申し込みはこちら」をクリックします。


クリックするとお申し込みフォームが出てくるので、左側の「新規お申し込み」を選択します。


お申し込みフォームの必要事項を入力していきましょう。


契約内容の「サーバーID」「プラン」は以下の通りで進めます。
- サーバーID:この次のステップで取得する独自ドメインを後で設定するので、誕生日など適当な英数字で大丈夫です。
- プラン:X10(月額1000円)を選びましょう。容量が小さいプラン→大きいプランへの変更はできますが、容量が大きいプラン→小さいプランに変更はできません! ブログのPV数が増えてくるなど、変更したい場合に大きいプランを選びましょう。
あとはメールアドレス、住所、氏名などの情報を入力し、【「利用規約」「個人情報の取扱いについて」に同意する】にチェックを入れます。


「お申し込み内容の確認」→「お申し込みをする」をクリック。




これで、エックスサーバーの申し込み完了です!
申し込みが完了すると、「【Xserver】■重要■サーバーアカウント設定完了のお知らせ」というタイトルのメールが登録したメールアドレス宛に届きます。


届いたメールには
- 会員ID
- 登録したメールアドレス
- インフォパネルパスワード
- サーバーパネルパスワード
といった自分のアカウント情報が記載されてるので、メールは捨てずに大切に保管しましょう!IDとパスワードはこの後使います。
エックスサーバー契約にかかる料金と月額費用
エックスサーバーは無料期間(10日間)を過ぎてしまうと設定をすべてやり直すことになるので、はじめの段階で料金を支払うことを強くオススメします。
エックスサーバーの契約には、初期費用と月額費用が必要になります。
- 契約手数料(初月のみ):3,000円(税抜)
- 月額使用料:1,200円(税抜)×3カ月 ※x10プランを3ヶ月契約の場合
合計:初月6,600円(税込7,128円)
利用金額を支払うには、契約後に届いたメールからエックスサーバー内の「インフォパネル」をクリックし
- 会員IDまたはメールアドレス
- インフォパネルパスワード
を入力してログインします。届いたメールアドレスに記載されているので、万が一忘れてしまった時でも安心してください。


インフォパネルにログインができたら、画面左の決済関連「料金のお支払い」をクリック。「お支払い伝票の発行」が開くので、
- 左側の四角にチェックを入れる
- 更新期間を選択(3カ月〜)
- 「お支払い方法を選択する」をクリック
あとは料金を確認し、クレジットカード・銀行振込・ペイジー・コンビニ払いのいずれかで支払いましょう。
以上で、エックスサーバーの契約が完了です!
STEP2.独自ドメインを取得・契約しよう
エックスサーバーの契約が終わったら、次は独自ドメインを取得していきます。
ドメイン(サイトのURL)とは、WordPressを家とした場合、「住所」(このプロ無職の場合は「rutty07.com」)のようなもので、アクセス&収益を稼ぐWordPressブログを作っていくために取得必須となります。詳しくはこちらの記事をご覧ください!
ドメインとは?ブログで稼ぎたいなら無料ドメインではなく独自ドメインを取得すべき理由
手順はとっても簡単で
- 取得したい希望のドメインを決める
- ドメインを購入する
これだけです。それでは早速いってみましょう!
独自ドメインは「お名前.com」で取得する


独自ドメインを取得できるサイトは色々ありますが、オススメは「お名前.com」です。
エックスサーバーでも独自ドメインを取得することはできますが、ドメインの取得料金がお名前.comに比べると高いので、利用者も最も多いお名前.comでのドメイン取得をオススメします。
それでは、自分のサイトURLを設定していきましょう!
自分のブログの独自ドメインを決める時に気をつけたいこと
独自ドメインは自分の好きなローマ字URLを設定していくのですが、ここで適当なローマ字を設定するとあとあと後悔することになるので気をつけましょう。
独自ドメインもSEO対策に大きく関わってくるのですが、どんなブログを作ってどんな内容を発信していくか決まってない人は、無難に自分の名前に関連する言葉で独自ドメインを取得することをオススメします。
今回WordPress制作にご協力いただいた、かっちゃん@Destiny2さんの場合
- サイト名:かっちゃんのDestiny2攻略
- 独自ドメイン(サイトURL):kattyan.net
というドメインを設定していただきました。
というのも、ブログを作った後からブログタイトルを変更する可能性も大いにありますよね。独自ドメインは一度設定すると変更することができません(厳密に言うとできますが、ドメインパワーがリセットされてSEOが弱くなる)
ですので、独自ドメインは割と慎重に設定する必要があります。一番最悪なのは、最初に設定した独自ドメインとブログタイトルの関連性がない状態です。
自分の名前に関連する言葉で独自ドメインを設定しておくと、ブログタイトルを変えた後でも同じドメインのまま運営できるので楽チンです。
ドメイン名を決めたら、早速「お名前.com」にアクセスしましょう。
「取得希望のドメイン名を入力。」に、希望するドメインをローマ字で入力します。


今回は「kattyan」で検索します。ドメイン名候補が複数あるときは、「複数検索」を使いましょう。


検索をかけると、次の画面でどのドメインが空いているか、価格が表示されます。


空欄にチェックをつけることができるドメインが取得可能です。今回は「.com」が即時登録することができません。表記されている価格は、1年分の料金になります。
ドメインによって値段が変わるので、どれにしようか迷う方も多いと思いますが、基本的に好みで大丈夫です。ブロガーが最も使っているのは「.com」「.net」です。
また、価格1円のドメイン(.work)や、30円(.xyz、.site)などの金額が安いドメインもありますが、更新後、急激に高くなることもあるので気をつけましょう。今回は「.com」が即時登録できなかったので「.net」で登録します。
実際に「お名前.com」で独自ドメインを購入する
取得する独自ドメインが決まったら、「お名前.com」で検索をかけて




続いて「登録年数」を選択。1年登録からで大丈夫です。
選択した後、下の「Whois情報公開代行」にチェックを入れます。


※Whois情報公開代行とは?
お名前.comを提供しているGMOインターネット株式会社の情報を、サイト運営者情報の代わりに掲載できるサービスです。
サイト運営者は
- 住所
- 名前
- 電子メールアドレス
- 電話番号
以上の情報をインターネット上に公表する義務があります。しかし、個人情報をネットに晒すのは怖いですよね。
そこでこの「Whois情報公開代行」が便利です。自分の情報ではなく、お名前.comの会社情報を代わりに使うことができるんです。
ちなみにドメイン登録と同時に行うと無料で使えます。チェックを入れ忘れて、後から代行依頼をすると「980円/年」の料金が取られるので、はじめに申し込んでおきましょう。
その他の「Whois情報公開代行メール転送オプション」「ドメインプロテクション」は、有料な上に基本的不要なので申し込まなくても大丈夫です。


外部から寄せられる各種ビジネスの提案や、ドメインを売って欲しいといった売買連絡など、ビジネス目的にドメインを使う場合は「Whois情報公開代行メール転送オプション」「ドメインプロテクション」も登録してもいいでしょう。今回は「Whois情報公開代行メール転送オプション」だけチェックをつけます。


「独自ドメインの契約年数・Whois情報公開代行の登録・料金の確認」が完了すると、ページの下に「レンタルサーバー登録」が出てきます。ですが今回は、別でエックスサーバーですでにサーバー契約してるので「利用しない」にチェックを入れてください。


画面右にある「初めてご利用の方」の、メールアドレスとパスワードを入力して「次へ」をクリック。


登録したメールアドレスは、今後お名前.comの管理画面にログインするときに使うので、忘れないようにメモしておくといいでしょう。続いて、会員情報の入力をしていきます。


必須項目をすべて入力できたら「次へ進む」をクリック。続いてお支払い方法を選びましょう。


支払い方法は3つあります。
- クレジットカード
- コンビニ(セブンイレブン・ファミリーマート・ローソン・セイコーマート)
- 銀行振込(振込手数料がかかる)
コンビニと銀行振込は、入金確認後から独自ドメインを使うことができます。希望の支払い方法を選んで、申し込むをクリック。


これで、独自ドメインの申し込みが完了です!登録が完了するとメールが5通来ます。この中から「【重要】【お名前.com】ドメイン情報認証のお願い」を選択し


メールの下にあるURLをクリックして、下記の画面のように表示されれば、独自ドメインが取得できたことになります。


これで、レンタルサーバーの契約と独自ドメインの取得が完了しました。次はこれら2つを紐づける作業に移ります。
ちなみに、お名前.comは毎日のように営業メールを送ってきて非常に鬱陶しいです。笑
フォルダを分けたり、非通知設定にするとストレスが減りますが、ドメインの期限切れなどのお知らせメールを逃さないようにしましょう。ドメイン料金の支払い忘れで気づいたらブログが消滅してる…という事態だけはないように!
STEP3.契約した独自ドメインとエックスサーバーを紐づける
ここからは「お名前.com」で取得した独自ドメインと、契約した「エックスサーバー」を紐づけていきます!
正直ここで挫折する人も多いですが、手順は2つだけなのでサクッとクリアしていきましょう。分かりやすく解説していきます。
手順1:お名前.comでサーバー設定をする
まずはサーバーの設定から始めましょう。
「お名前.com」のサイトにアクセスし、右上の「ドメインNaviログイン」をクリック。


お名前ID(会員ID)とパスワードを入力してログインします。


お名前ID(会員ID)は、お名前.comを契約した後に届いたメール、[お名前.com]会員情報変更 完了通知に記載されています。


パスワードは、お名前.comで独自ドメインを取得するときに設定したものを入力します。入力後、トップ画面右上にお名前ID(会員ID)が表示されていれば、ログイン完了です。


トップ画面上の「ドメイン」をクリックすると、契約しているドメイン名や契約内容が表示されます。


確認できたら、今回紐づけたいドメインのネームサーバーの「初期設定」をクリックします。
※ネームサーバーとは?
サーバーとは、インターネット上でドメインとWebサーバーやメールサーバーを結びつけるための名前解決をするサーバーです。いわば、電話番号(ドメイン)と電話機(サーバー)を結びつける電話線のようなものです。
引用:お名前.comヘルプ
「ご登録情報に変更・相違はありませんか?」という警告が出てきた場合には、青いボタンをクリックしましょう。




「ネームサーバーの変更」という画面が開くので、画面右側のタブ「他のネームサーバーを利用」をクリックしましょう。
空欄にネームサーバー情報を入力していきます。と言っても、入力する文字列は決まっているので、まず右下の+を押して、「3.」までしか無い項目を「5.」まで出して、上から順番に以下のように入力しましょう。「」内だけをコピペするだけで大丈夫です。
- プライマリネームサーバー:「ns1.xserver.jp」
- セカンダリネームサーバー:「ns2.xserver.jp」
- 「ns3.xserver.jp」
- 「ns4.xserver.jp」
- 「ns5.xserver.jp」
ちなみに、エックスサーバーを契約した後に届いたメール「【Xserver】■重要■サーバーアカウント設定完了のお知らせ」にも、5つのネームサーバーが書いてあります(こちらと同じです)


すべて入力したら、確認画面へ進むをクリックしてください。


確認画面に進み、右下の「設定する」をクリックします。


「完了しました」の表示が出たら、お名前.comのネームサーバーの設定は完了です!


反映されるまでにしばらく時間がかかるのですぐに反応がなくても焦る必要はありません。(お名前.comによると、反映までに「最大で72時間かかる」とのことです。しかしほとんどの場合、大体数十分から数時間で終わります)。
手順2:エックスサーバーに独自ドメインを設定する
次に、エックスサーバーの設定をしていきましょう。「エックスサーバー」
右上の「ログイン」→「サーバーパネル」の順にクリックして進みます。


サーバーパネルログインフォームに、サーバーID(ユーザーID)とパスワードを入力して、ログインボタンをクリック。


IDとパスワードは、エックスサーバー契約後に届いた「【Xserver】■重要■サーバーアカウント設定完了のお知らせ」というタイトルのメールに記載されています。


ユーザーアカウント情報とは異なります
サーバーパネルへログインするときに必要なIDとパスワードは、サーバーアカウント情報のものですが、
- ユーザーアカウント情報
- サーバーアカウント情報
の二つがあるので注意してくださいね。
今回使うのは「サーバーアカウント情報」です。
エックスサーバーのサーバーパネルにログインが完了したら、右側の「ドメイン→ドメイン設定」をクリック。


右側のタブ「ドメイン設定の追加」をクリックし、設定していきます。


- お名前.comで取得したドメイン名を入力(ここではkattyan.net)
- 無料独自SSLはしておくべきなのでチェック入れましょう
- 高速化・アクセス拡張機能「Xアクセラレータを有効にする」を必要な場合はチェック
- 「ドメイン設定の追加(確認)」をクリック


確認画面が出てきたら、「ドメイン設定の追加(確定)」をクリックします。


設定完了の画面が出てきたら、紐づけは終了です!


ですが、「無料独自SSLの設定に失敗しました」と出てくることもあります。これが出ている場合は、改めて自分で独自SSLの設定を行う必要があります。


STEP4.ドメインをSSL化設定する
「無料独自SSLの設定に失敗しました」と画面に出てきた人は、独自SSLの設定を自分で行いましょう(STEP3で設定できた人はこの章は飛ばしてください)
再びサーバーパネルにアクセスし、「ドメイン→SSL設定」をクリック。


ここからSSL設定をしていきましょう。ドメイン選択画面で、SSL化したいドメインの「選択する」をクリック。今回は「kattyan.net」を選びます。


右側の「独自SSL設定の追加」タブをクリック。


SSL化したいドメインを選択すると右下に「独自SSL設定を追加する(確定)」が出るので、クリックします。




「SSL新規取得申請中です。」と画面に出てくるので待ちましょう。


申請が終了すれば、設定完了です!なお、処理には最大1時間程度かかるとのこと。完了直後に反映されていなくても、失敗ではありません。時間が経つのを待ちましょう。
反映された後、自分のサイトのURLが
- 設定前:http://xxxxx.〇〇/
- 設定後:https://xxxxx.〇〇/
に変わっていたら、SSL化の作業は終了です!
STEP5.エックスサーバーにWordPressをインストール
いよいよ、エックスサーバーにWordPressをインストールしていきますよ。
最初に、エックスサーバーのサーバーパネルにログイン。「WordPress→WordPress簡単インストール」をクリックします。


ドメイン選択画面で、インストールするURLを選びます。先ほど取得したドメインですね。


右側のタブ「WordPressのインストール」を選択し、クリックします。


ブログ名やユーザー名など、必要な情報を入力していきます。




- インストールURL :そのままで大丈夫です
- ブログ名:ブログのタイトルを記入(決まっていなくても後から変更可能)
- ユーザー名&パスワード:管理画面にログインする際に使います。メモを残しておきましょう
- メールアドレス:自分のメールアドレスを記入
- キャッシュ自動削除:「On」のままで大丈夫です
- データベース:そのままで大丈夫です
入力が完了したら、右下のインストール(確認)ボタンをクリック。


インストール(確定)ボタンをクリックすると、WordPressのインストールは完了です!
インストールが完了すると、ログイン・編集時に必要な情報が表示されます。 スクリーンショットやメモなどに残しましょう。 特にログイン用の管理画面は今後何度も使いますので、ブックマークしておくと便利です。


「プログラムのインストール」のタブに表示されているURLから、インストールしたWordPressへアクセスができます。また、左側のタブ「インストール済みプログラムの一覧」にも反映されているので、こちらからアクセスもできますよ。


アクセスしたログインページで、先ほど設定したユーザー名(ID)またはメールアドレスとパスワードを入力して、ログインしましょう。


ログインすると、WordPressのダッシュボード(管理画面)が表示されます。これで、WordPressのインストールは完了です!
その他はじめの段階ですべきWordPressの設定など
WordPressブログが完成し、いよいよこれからブログ運営がスタートしますが、最初にある程度の初期設定が必要になります。
しかし、設定なんてどこから始めたらいいか分からない人もいるでしょう。
そこで、「はじめの段階でこれだけはしておくべき!」 というWordPressの設定を紹介します。とりあえずこれだけはやっておいて損はないです。
設定1:一般設定(サイトタイトルなど)
最初に、WordPressの一般設定をしていきます。
※一般設定とは,検索画面に表示されるブログの説明などを設定することです。
当サイト「プロ無職」の場合はこんな感じ。


それでは、設定していきましょう。WordPressのダッシュボードにログイン。


左下の「設定→一般」をクリックします。


一般設定の画面が表示されるので、必要事項を入力していきましょう。
- サイトのタイトル:サイト名
- キャッチフレーズ:サイトの説明。空欄でも大丈夫です
- WordPressのアドレス(URL):「https」に変更したサイトURLを入力
- サイトアドレス(URL):「https」に変更したサイトURLを入力(WordPressのアドレスと同じです)
- メールアドレス:WordPressからのお知らせなどを受け取るメールアドレス


キャッチフレーズはデフォルトの設定で「Just another WordPress site」と書いてあるので、空欄にしてください。
また、WordPressのアドレス(URL)とサイトアドレス(URL)は、「http」になっているので、SSL化した「https」に変更しましょう。この変更をしないと、SSL化した意味がありません。SSL化には最大1時間程度反映にかかるので、そこだけご注意ください。
これらを入力したら、画面下の「変更を保存」をクリックし設定完了です。
設定2:「http」から「https」へのリダイレクト設定
※リダイレクト設定とは、間違えて「http://」から始まるURLを入力したり、リンクが張られたりした場合も正しい「https://」のURLに自動的に飛ばてくれる設定のことです。
検索してもこのようにちゃんと出てきます。設定は少々大変だと思いますが、手順はたったの2つなので、やっておいて損はないです。


まず、エックスサーバーのサーバーパネルにログインします。サーパーパネルの「ホームページ→.htaccess編集」をクリック。


次に右のタグ「.htaccess編集」をクリックし、「.htaccess」の「#BEGIN WordPress」の前に
<IfModule mod_rewrite.c>
RewriteCond %{HTTPS} off
RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R,L]
</IfModule>
のコードを追記していきます。


ここで必要な記述を消してしまうと、ブログが表示されない可能性があります。事前に書いてあった部分は、PCやスマホのメモ帳などにコピペしてから行うと安心です。万が一ブログが表示されなくなった場合、コピペしたコードが使えます
コードを入力するとこのような表記になります。


右下の「.htaccessを編集する(確認)」をクリックし、「.htaccessを編集する(確定)」をクリックすればリダイレクトの設定は完了です。


確認で「http://」から始まるURLで自分のサイトにアクセスしてみましょう。「htps://」から始まるURLになっていれば、リダイレクト成功です!
設定3:パーマリンクの設定
次に、パーマリンクの設定をしていきます。
※パーマリンクとは、Webサイトの個々の記事に割り当てられたURLのことです。
パーマリンクは記事をいくつか公開した後に途中で変更してしまうと、記事のURLも変わってしまって面倒なことが起きます。パーマリンクを正しく設定すればSEO的にも効果的なので、必ず初めに設定しておきましょう!
パーマリンクとは?SEO対策における重要性やWordPressでの設定方法まで徹底解説!
WordPressダッシュボードの左下「設定→パーマリンク設定」をクリックします。


パーマリンク設定の共通設定を編集します。


- 一番下の「カスタム構造」にチェックを入れる
- 「/%postname%」と入力(「」内をコピペ)
- 入力完了後、下の「変更を保存」をクリック


これで、記事ごとにパーマリンクが設定できるようになります。 各記事のURLは、編集画面のタイトル下で設定可能です。


ちなみに、パーマリンクは英語入力をオススメします。
HTML(ウェブページを作成するために開発された言語)上での記述が長くなってしまい、パーマリンクを日本語で設定するのは向きません。
基本的に、パーマリンクには記事のタイトルに合う簡単な英語を当てはめましょう。「単語 単語」と間にスペースを入れて「OK」をクリックすると、勝手に「-(ハイフン)」を入れてくれますよ。
設定4:Google Search Consoleの導入


次は自分のブログの分析やサイトマップ作成に必要なGoogle Search Console(サーチコンソール)の設置をしていきましょう!
Search Consoleを利用すると
- どのくらいの人数がサイトにアクセスしたか
- どんなキーワードで検索され、サイトへアクセスしたか
- キーワードごとに、サイトが検索結果の何番目に表示されているか
- キーワードごとの表示数・クリック数
といったブログ運営に必要な情報を計測できるので、導入必須です。
まず、Search Consoleのトップページにアクセス。グーグルアカウントを持っていない方は「アカウントを作成」ボタンを押して最初にアカウントを作成してください。
サイト左上の「メインメニュー」をクリック。


「プロパティを追加」を選びます。


SSL化した「htps://」から始まるURLをコピペして、追加しましょう。


入力したら、右下の「続行」をクリック。


「所有権を自動確認しました」が出ると完了です。


ブログを長期的に運営していくには必須のツールになるので、データ分析として活用しましょう!
設定5:Google Analyticsの導入


Google Analytics(グーグルアナリティクス)の導入も必須です。
まず、Google Analyticsのトップページにアクセス。Search Console同様、グーグルアカウントを持っていない方は最初にアカウントを作成してください。
申し込み画面が出てくるので、画面右側の「登録」をクリック。


アカウントやプロパティの設定画面が出てくるので、必要な情報を上から順番に入力していきます。


- 画面左タブ「ウェブサイト」を選択:最初から設定されている
- アカウント名:なんでも大丈夫。複数のサイトを運営する場合は、サイト名などわかりやすい名前に
- ウェブサイトの名前:導入するサイト名を入力
- サイトのURL:サイトURLを入力。左側の「http://」または「https://」の選択を忘れずに!URL末尾のスラッシュ(/)は入力不要
- 業種:最も近い業種を選択。迷ったら、「その他」
- タイムゾーン:日本国内で使用するなら「日本」を選択
入力を終えたら、下の「データ共有設定」を行います。


すべてチェックを入れたままで大丈夫です。終わったら下の「トラッキングIDを取得」をクリックします。
利用規約の画面が出てくるので、画面左上の「日本」を選択し、下の「同意する」をクリック。




トラッキングIDが表示されると登録は完了です!


次に、トラッキングIDを自分のWordPressに設置していきましょう。
今回は「All in one SEO」というプラグインを使います。サイトにAll in one SEOが入っていない場合は、次の「設定6:入れるべきプラグイン」を参考に入れてみてください。


プラグインが有効化されていると、ダッシュボードのメニュー画面の左上に「All in one SEO」が表示されるのでクリックし、「一般設定」を選びます。


たくさん項目が出てきますが、下にスクロールすると「Google設定」が出てきます。


「GoogleアナリティクスID」の項目に、取得したトラッキングID「UA-#######」を入力します。入力したら、一番下の「設定を更新」のクリックを忘れずに!


以上で、Google Analyticsの導入完了です。
設定6:最初に入れるべきプラグイン


次に、WordPressへ最初に入れるべきプラグインを紹介します。
プラグインとは、WordPressの機能を拡張するためのツールです。
最初に入れておきたいプラグインは以下の7つです。
- Akismet Anti-Spam(有効化するだけ):スパムコメントを自動的に振り分けてくれる
- Yoast SEO:SEO対策に特化
- Google XML Sitemaps:SEOにも有効なサイトマップの作成
- BackWPup:サーバー上とデータベース上、2つのデータのバックアップを行う
- PS Auto Sitemap:サイトマップの自動作成
- PubSubHubbub:サイトの更新をGoogle検索に反映できる
- Google Analytics for WordPress:Googleアナリティクスを設定
ここでは、WordPressに新しくプラグインを入れる方法をお伝えします。ダッシュボード左のメニュー「プラグイン→新規追加」をクリックします。


右側のプラグインの検索窓で、入れたいプラグイン名を入力。今回は「Yoast SEO」で実践していきます。


検索すると、関連するプラグインが出てくるので、入れたいプラグインの「今すぐインストール」をクリックします。


インストールが完了したら、「有効化」を選択してください。


これで、プラグインのインストール完了です。インストール済みプラグインに追加されます。


他のプラグインも方法は同じなので、必要なプラグインを1つずつ検索・追加してみてくださいね!
設定7:テンプレートを入れてブログのデザインを整える


WordPressの特徴の1つとして、サイトのテーマ(デザイン)の種類が豊富、かつ自分好みのデザインに変更することができます。手順は超簡単で、この3つだけ。
- 好きなテーマを選ぶ
- テーマをダウンロードする
- テーマをWordPressにアップロードする
また、テーマには「有料テーマ」と「無料テーマ」があるので、メリット・デメリットをそれぞれ挙げてみます。
有料テーマのメリット
- デザイン性が高い
- カスタマイズが簡単
- サポートと内部SEO対策が整っている
有料テーマのデメリット
- テーマを買うのに、最低1万円ほどかかる
無料テーマのメリット
- 無料でデザインを変えられる
- 無料なので、初心者でも手軽に試すことができる
無料テーマのデメリット
- カスタムが難しい
- しっかりしたサポートがない
金銭面的に余裕がある人には、断然有料テーマがオススメです。ちなみに当サイトは「New Standard」を使用しています。
以前使用していた「ストーク」も非常に使いやすく、オススメです。


有料テーマはお金がかかりますが面倒なデザインを一瞬で整えてくれるので、「早くブログ記事を書きたい」という人は有料テーマを購入しましょう。デザイン面ばかり時間かけても肝心の記事が書けてなかったら、意味がないですからね。
有料テーマと言えど、ベースは残しつつ、自分で好きなカスタマイズを加えていくことも可能です(当サイトもSTORKをベースにオリジナルのカスタマイズデザインを入れてます)
デザインを整える手順1:入れたいテーマをダウンロードする


今回は、初心者でも試しやすい無料のテーマ「Cocoon(コクーン)」を使ってデザインを整えていきましょう。Cocoonは
- 内部SEO対策がバッチリ
- サイトや記事のレイアウトを変えられる
- 吹き出し・定型文・ランキング機能がある
- ページの高速化
- AMPページの表示
など、無料テーマとは思えないクオリティなので、サイト運営が初めてでも安心して使うことができますよ。
まず、テーマのダウンロードページにアクセスします。下に進むと「“Cocoonテーマ”をダウンロード」という表記が出てくるので、クリック。


「子テーマ」(既存テーマのカスタマイズ専用テーマ)をダウンロードするときは、下に進むとダウンロードボタンが出てきます。初心者の方にはなんのことか分からないと思いますが、親テーマと子テーマは両方ダウンロードしましょう。


テーマのダウンロードはこれで完了です!
デザインを整える手順2:テーマをWordPressにアップロードする
次に、ダウンロードしたテーマのデータを、WordPressにアップロードしていきましょう。
テーマは「.zip」と語尾についたファイルでダウンロードされます。WordPress のダッシュボードにログインして、左側のメニューから「外観→テーマ」をクリックしてください。


上部の「新規追加」をクリックします。


「テーマのアップロード」をクリックします。


ファイル選択画面が出てきますが、未選択の状態なので「ファイルを選択」をクリック。


ダウンロードしたzipファイルを選択して、「今すぐインストール」をクリック。


「テーマのインストールが完了しました」と出るので、最後に「有効化」をクリックしましょう。


これで、テーマのアップロードが完了です!
テーマは何回でも変えることができるので、自分好みのテーマを探してみてください。
WordPressブログの作り方 まとめ


これでWordPressを使ったブログ作成は終了です。お疲れ様でした!
「ブログを作ってみたいけど、WordPressは難しそう」と牽引していた方も多いと思います。この記事を参考に、1人でも多くの人がブログで情報発信をスタートしてくれると嬉しいです。
楽しくブログを運営していきましょう!