世の中の「分かりやすさ」を求める風潮への違和感

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自分はいま、世の中の「分かりやすさ」を求める風潮に違和感を感じてます。

小難しい本や映画が理解できず、逆に気軽に見れるTwitterの140文字ツイートやTikTokの15秒動画しか見ない。

メディア側もそのような視聴者のために日本語で話してるのに日本語のテロップを入れたり、分かりやすくイラスト・図解を入れる流れもそうでしょう。

確かに分かりやすく伝えることも非常に重要な技術です。しかし「分かりやすさ」に頼りすぎるがゆえに具体的なことでしか物事を捉えられない人は本質を見極められないのではないか。

と、僕は思うのです。

最近「映画大好きポンポさん」のような映画よりも、「海獣の子供」のような映画の方が好きになってきてるな…。

抽象化によって人類は進化してきた

「具体と抽象」という言葉がありますが、いつの間にか「抽象的なことは分かりにくく理解しにくい=悪い」という解釈が広まってる気がします。

抽象思考は人間に与えられた特権であり、他の動物と異なります。

人間以外の動物は基本的に目の前の餌を捕獲し、食し、交尾し、寝るといった具体的な行動しか取れません。

しかし僕ら人間が話す言葉や使用する数字・単位といったものは「抽象化の結晶」であり、それらを使って文明を作り進化してきました。

「お金」も抽象化の典型例で、金貨だったものが、やがて何の価値もないはずの紙切れに。そしてついに物質から離れ、仮想通貨になろうとしてます。

このように具体から抽象にスライドすることで、人類は進化を辿ってきました。

二項対立が発生するのも、そもそも会話の内容の抽象度が違ってるから起こるようです。

「考えること」こそ人間の武器であり最後の娯楽

具体思考しかできない人、すごく悪い言い方をすると「深く考える力がない人」が増えると、そのような人にあわせた政治やプラットフォームが生まれます。これは非常に恐ろしいことです。

これだけ情報が飛び交う中で、文章で繋がるSNSから、動画のYouTube、さらには数秒でコンテンツ消費ができるTikTokに移り変わってます。この流れは5G回によってより濃くなっていくでしょう。

コンテンツの消費スピードが年々早まってると言いますが、それはひとつの物事を深く考えずにただただスマホの画面をスクロールしてるからではないでしょうか。

下を向きながらスマホをいじり、でもただ指をスパスパさばくだけのロボットのような人たちを電車で見ていると、ギョッとしてしまう瞬間があります。

情報発信している側からしても、読者に対して分かりやすいコンテンツばかり発信してしまうと、長期的に見れば損するのかもしれません。

人はどうしても、早く役に立つモノや情報を追い求めがちですが、時には深く考察することでしか理解できないコンテンツも大切なのではないでしょうか。

平和がゆえに自分で考えることを放棄した人が多いような気もしますが、僕らはゆっくりでも進むしかないのです。

言葉に急速に興味を失いつつある理由

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