現代アーティストの仕事は同時代を言語で投影すること。言葉を生み出すこと

「現代アートって何???」と疑問に感じたり、難しそうと嫌煙している人も多いかと思います。

回答も人それぞれあると思うんですが、ニューヨークで活動する現代アーティスト松山智一さんの言葉が腑に落ちたんですよね。

現代アートとは西洋技術史の文脈のなかで、そのアーティストの生きている時代を切り取って、そこにアーティスト独自のステートメントを組み込んだものです。それを「アート」と命名する。その作品に説得力があるか。見た人が「新しい」と思うか。つまり芸術家がやることは「ルールブックの改正」です。自分勝手な表現行為ではないし、職人技を極めたものづくりとも違います。

出典:現代アートとは自分流に「時代を切り取る」仕事

例えばポップアートの第一人者アンディ・ウォーホルは、大量生産・大量消費のアメリカ社会を、マリリン・モンローなどのスターの肖像画をシルクスクリーンで刷る、という行為を通じて表現しました。

また「印象派」と呼ばれた人たちが現れたのは、カメラが発明され一般家庭に普及したことで写実的な絵を描くことの意味を問われたことが背景にあります。

このように現代アートとは、僕らがいまどういう時代を生きているのかを教えてくれるものだと。

過去の流れからどうしてそういう時代になったのか、どういう方法でいまの時代を表現するか、作家は常に試行錯誤しています。

そして、松山さんの場合は「編集」という表現行為に目を付けたと。

美術に限らず、現代のクリエイティビティってすべからく編集ですよね。例えば、パソコンを使ってさまざまな音楽を組み合わせるとか、ヒップホップやクラブミュージックの世界ではそうやって音楽をつくっていた。オリジナリティを寄せ集めて、幕の内弁当みたいにしてしまえば、それが新たなオリジナリティになるんです。

出典:現代アートとは自分流に「時代を切り取る」仕事

アーティストとは言葉を生み出す人?

以前ソシュールか誰かの本を読んでこんなことを呟いたのを思い出しました。

以前までの自分は「言葉を使わずに表現する人」をアーティストだと思ってましたが、そこから新しい概念(言葉)を生み出すのがアーティストなのかなぁと。

今後もどんどん考え方変わっていくと思いますが。

この辺の話と通ずるかもしれません。

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書評「芸術とは何か」現代人に必要とされる内容がない作品は現代美術と言えない

 

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