いま読んでるこの本が中々面白いです。
「自分を変えるために頑張ろうとしても中々行動できない…」
こんなの超あるあるだと思いますが、行動できないのは誰のせいでもなく実は脳の仕業という。
自分を変えるために頑張ろうとしても中々行動できない…これ、実は誰のせいでもなくあなたの脳の仕業です。
人間の一番の使命はまず死なないこと(生命の維持)。あなたが行動しようとしてもあの手この手で邪魔してくる
神メンタル 「心が強い人」の人生は思い通りhttps://t.co/q1q3SJxM4A
— Rui Yamaguchi/プロ無職るってぃ (@rutty07z) April 19, 2019
脳は「頼むから挑戦とか余計なことせんといてくれ!」と、不安を煽ったり、できない理由を探してきたり、同じことをして失敗した例が目に付くようにしてあなたの変化を止めようとする。
これを”心理学的ホメオスタシス”と呼ぶわけだけど、この仕組みを知ってるか知らないかで生きやすさはだいぶ変わる
— Rui Yamaguchi/プロ無職るってぃ (@rutty07z) April 19, 2019
「心理学的ホメオスタシス」については僕も知りませんでした。確かに長く生きるためにもリスクのある挑戦は脳にとって不要ですからね。
こうした脳の仕組みを科学的に解説しながら、目標を実現する方法を紹介しています。
【大前提】チャンスを察知してモノにする人が成功者
世の中の成功者と呼ばれる人たちは、先ほど紹介した心理的ホメオスタシスのような「障害物」の位置や仕組みを理解してると紹介されています。
成功者と呼ばれる人たちが成功した理由は、他人からすれば気がつかないようなチャンスや機会を察知する能力に長けていたからなのだと。
この大前提を踏まえた上で次の話に進みます。
あなたはどんな人ですか?自己評価を出してください
本書ではいきなりこんな質問が出てきます。
質問:あなたはどんな人ですか?この質問の答えを10個上げてください。
「人に対して優しい」とか「几帳面」とか、正解はないので素直に思うこと書いてもらっていいんですが、これは「今の自分に対するあなた自身の自己評価」を表します。まあ、自分で書いてるので当然ですよね。
本書ではひとまず「メンタル=自己評価」と解説されてますが、自身で挙げた上記10個が、あなたのいまの精神状態を指すことを覚えておいてください。ここまでOKでしょうか。
カラーバス効果を理解する
「ロレックスの時計が欲しい」と思ったら、周りにロレックスを持ってる人が増えた。
みなさんもこのような経験ありませんか。
これ、ロレックスを持ってる人が急に増えたわけではなく、最初からロレックスを身につけてる人はあなたの周りに普通にいたのに気付いてなかっただけです。
それなのに「ロレックスの時計が欲しい」と思った瞬間、周りに増えた。というか気付いた。
このような現象を「カラーバス効果」と呼びます。
脳は長く生きるために不必要な情報はスルーして忘れていく…という性質を持つので、あなたが街を歩いて目に付く情報は、全てあなたにとって大切な情報なのです。
あなたに見えているものは、全てあなたの自己評価に基づいている
脳にとって重要なことは「死なないこと」であり、心理学的ホメオスタシスを働かせてあなたの変化を邪魔すると解説されました。
つまり街を歩いていても、脳は「あなた自身が思っている”今の自分”にふさわしい情報だけ」を認識します。
ということは、あなたが今みてる世界はすべてあなたの自己評価に基づいてるということです。
けどみんな、”今の自分”を変えたいのに、認識してないせいで目の前に落ちてる情報もスルーしてしまう…このような状態を心理的盲信「スコトーマ」と呼ぶそうです。
人生を変えるための情報やチャンスは、実は最初からそこら中に落ちてますが、みんなスルーしているだけだと。
実現したいことのチャンスを察知することの根底は、全て自己評価」にあります。
つまり、まず最初に自己評価を変えなければ、自分を変えるための情報やチャンスを見つけられず、永久にいまの生活から抜け出せないと。
本書で紹介されている例えでは
もしあなたが「会社員を辞めて独立したい」と思っているのであれば、先ほどの「あなたはどんな人間ですか?」という問いに対して少なくとも1つは「独立して成功するタイプの人間」であることを示す答え、例えば「取引先から可愛がられる」「1人の時間が好き」などという内容の答えが必要です。
と紹介されています。
自分で書いたこの記事を思い出しました。
教養とは「ひとりで時間を潰せる技術のことである」の意味が分かった話
(持論)自己評価を手取り早く変える方法=環境を変えること
では肝心の自己評価を変えるにはどうしたらいいんだよって話ですが、ここからは僕の持論なのですが、てっとり早い方法が「環境を変えること」だと自分は思います。
例えば、自分は高いスキル持っているのに、いまいる環境にフィットしていないことってあるあるです。
そのせいで自己評価(自己肯定感)が下がってしまっては本末転倒。
転職する、引っ越す、海外に行くなど、自分のスキルそのまま活かせる環境を変えてしまえば、自己評価を高められる可能性があります。
大学生のときニューヨークにダンス留学した時が正にそれで、日本だと周りの目気にしすぎて全然自分を出せなかったんですが、ニューヨークだとめっちゃみんな褒めてくれて、伸び伸びと自分らしく踊れて、結果も付いてきました。
半年ほどの留学なのでスキルはそんな伸びてないのに、メンタルの変化が大きかったのだと思います。
嘘でも自己評価を先に書き換えるのもアリ
嘘でも良いので、自己評価を書き換えるのもアリだと思います。
自己洗脳、思い込みの力ってやつですね。
自分の絵に自信がなくても「私は絵が上手い」など書いてしまって、後から実力を追いつかせるやり方です。
この辺の話も体験済みです。
脳の仕組みを理解して人生を変える方法
今日からできることは
- まず「脳はあなたの変化を邪魔する」ことを理解する(心理的ホメオスタシス)
- 「自分を変えるための情報やチャンスはそこら中に落ちているが認識できていないだけ」ということも理解する(スコトーマ)
- 認識するためには目標の実現に必要な「自己評価」を揃える必要がある
- 自己評価を変えるてっとり早い方法は「環境を変える」「嘘でもいいので書き換える」
中々面白い本でした。ぜひ〜!
神メンタル 「心が強い人」の人生は思い通り